【返還10周年】思い出話(7) *旧ブログ

10年前の出来事その7
【1997年3月4日】
◇銭其琛外相が、「一部マスコミは臨時立法会(返還後の暫定議会)などの問題で、香港の現状を歪曲し国際世論を捏造しようとしている」と非難
◇市政局、ビクトリア公園の改装計画発表。「ビクトリア」の名称は当面は残し、女王像の撤去については英国政府の決定を待つことに

【3月5日】
◇中英共同連絡小委員会で返還式典のマスコミ取材受付は、香港政庁が行うことで中英合意
新華社の鄭国雄副社長は「返還後の中国人の来港は、公務や観光、移住を問わず、今より厳しき審査される」と語る

【3月6日】
◇香港政庁、97年度の財政支出予算発表。96年度は大幅な財政黒字になったにもかかわらず、福祉予算の伸びが9.1%に抑えられたことに民主党は「政庁は守銭奴」と批判

【3月7日】
◇全人代の次期香港代表選出法について、現代表らが「外国籍所持者の参選禁止」などを提案していることに対し、銭其琛外相は「制限しない」と回答。また中央と対立する民主党の参選についても「選挙法に符合するなら可能」と語る
◇立法評議会が返還前にすべての審議を終えるため、昼休み時間も真偽に充てると決定

【3月8日】
◇総督府(現・礼賓府)が恒例の一般公開。植民地時代最後の総督官邸と園内のツツジを鑑賞する市民が、翌9日とあわせ10万人訪問。前年の倍近い数字に

中国人の来港は厳しく審査される、と言うことでしたが、いまや年間1500万人近い大陸観光客が押し寄せ、香港経済に大きく寄与しているわけで、時代の流れっつーことですな…なんか悲しいけど。


コメントを残す