<開場当初は未来的な空間やな~って思ってたが、実際野球を見ると、実に死角の多い球場である。平成9年(1997)の開場だから、もう27年になる「屋根付き大阪球場」、俗称「京セラドーム」。月日が経つのは早いもんだ…>
「最低2勝2敗を目標に」などと言っていた大阪4連戦も、なんとここまで3連勝! 前日などは延長戦を制して「割と強いなぁ」なんて感心しながら観ていた。4つ続けて現地観戦は、この年齢になるとキツイ。ってか、無理。まあそれでも長年の義理もあるわけで、2つくらいは観に行きましょうかというわけで、4連戦最終戦を観戦。もっとも、当初は「この4連戦のどこかで胴上げあるやろ」と見込んでのチケット購入だったんだが。おハムは負けないし、こっちはこっちで、足踏みするしで、なかなかうまいこといきませんわ(笑)。
ここくらいしか、空いてなかったの。チケット購入の意気込みとは裏腹に、毎度のことながら、購入が遅い(笑)。いっつもギリギリ。だから、こんな網だらけの席しかない。とにかく「角の席」が必須条件なので余計に空いてない。網だらけなんで、写真は無理。一眼レフにしろコンデジにしろ、とにかく網に焦点がいってしまい、ロクな写真が撮れない。ってわけで、今回は写真は少ないよ(笑)。
この日の両軍先発は、我が軍は石川、敵軍が曽谷。これまた優秀なる相手である。そんなに簡単には打てないよ。「今日は負けるやろ」と思いながらも、ここまで6連勝で来たわけで、「勢いで7連勝いけるんちゃう?」という思いもどこかにあったり…。
勝:石川 (6勝2敗0S) S:杉山(4勝0敗1S) 負:曽谷 (6勝11敗0S)
観衆:34,936人
御覧の通り、両軍ともにゼロ行進であります…。両投手ともに、気持ちいいくらいにスイスイ投げて、次々と打ち取ってまいります。
両者ともに7回投げ切って、曽谷は球数106球、被安打5、奪三振9、四死球1、失点1.石川は101球、被安打3、奪三振6、四死球3、失点0.完全なる投手戦。
盗塁時に負傷した近藤に代わって指名打者に入っていた中村晃が、7回の先制点にして決勝戦の足掛かりを作る。外角高めのストレートを打ち、左前安打で出塁。次の正木の犠打を捕球した曽谷が一塁へ悪送球し、無死一、二塁の好機に。これを甲斐が犠打で送り一死二、三塁となったところで、この2三振の野村勇に代えて石塚が打席に。試合後のインタビューでこの起用について聞かれた小久保監督君は「三振しない子なんで」と。いや~、結構三振も見てるけど(笑)。まあよろし(笑)。見事、期待に応え、石塚が左翼へ犠飛を放ち先制点! これ、目の前で観たんやけど、左翼手の西川もギリギリの捕球やったね。あれ、ちょっとしたタイミングで長打になって、2点入ってたかもなぁ。とにかく、いしちゃん、大仕事やってのけた!
8回はオスナ。これがちょっと危なっかしくて、ヒヤヒヤもんやったけど、とにかくゼロに抑えて悠々と引き上げてくる(笑)。9回は杉山が二者連続三振と投ゴロで、わずか9球でプロ入り初セーブ。なんか今年は頼もしいねぇ。下の映像の「滝行の成果…!?」とあるのは…。「杉山 滝行」で検索してみて。「な~んや、それ」みたいなの出てくるから(笑)。
心配なのが近藤。2回と4回に安打を放って、好調だったんだが、4回に二盗した際、足首をぐねっとした模様。当初、相当痛がっていて、「こりゃ一大事や!」と、騒然とする中、一度はベンチに引き上げた後に再び試合に戻った時は、ご見物衆から拍手喝采だったが…。やっぱり次の打席から晃に代わったねぇ…。「優勝したいからホークスに来た」近藤は、果たして歓喜の輪の中に立っていることができるのか…。
とにもかくにも、大阪4連戦、全勝で終わり、気付いたら7連勝! おハムも負けないので、コツコツと一つづつマジックを減らしてゆく。これはもしかしたら、来週の大阪で胴上げか? 23日は南こうせつの武道館ライブ「南こうせつ ラストサマーピクニック in武道館」へ行きたいが、そういうことがあるかもと、こっちのチケットを取った。おいちゃんには、本当に申し訳ないが、大阪のホークスファンとしては、この試合を観ないわけにはいかんのでして…。おいちゃん、ごめん! だからホークスは来週の大阪で絶対に決めてくれ!
さて、T-岡田、安達の引退表明に続き、中継ぎ専科として幾多の修羅場を乗り越えてきた比嘉が引退を表明した。この日は、おそらくラスト登板。8回の我が軍好機に登板し、山川を敬遠気味の四球で歩かせるも、次の晃をきっちり打ち取って、存在の大きさを示した。
そう言えば、この日、オリは観客動員200万人を突破したとのこと。阪急時代のガッラガラの西宮球場を知る身としては、隔世の感どころのハナシではない。この球場でもそうだ。つい数年前まで、あんまりにも客入りが悪いからかどうかは知らんけど、上層スタンドの半分近くを広告幕で隠していた時代があったのに…。営業努力もされたんでしょう。何よりも、強いこと、優勝することが最大の営業努力というもんだ。朝から晩まで「トラ、トラ、トラ、お~ん」の大阪で、よう頑張ってはると思うわ。ま、来年はわからんで(笑)。
ヒーローインタビューは石川。ホームなら石塚も一緒にということになっただろうけど、ビジターでは一人なので、勝利投手が優先されるらしい。けど、おまはん、知らんうちに6勝してたんか!
全国からご参集のファンの皆さん方もお疲れさんでしたな。胴上げは持ち越しになったけど、大勝の試合あり~の、延長戦の激闘あり~の、手に汗握る投手戦あり~のと、色んなパターンの試合を観ることができた4連勝で楽しめたことでしょう。また大阪へおこしやす!
さ、福岡でパパっと決まるのか、来週の大阪で、球団創設の地での胴上げになるのか…。なんかワクワクの1週間になりそうですな…。
(令和6年9月16日 大阪)
和田にもぜひ、歓喜の輪にいてもらいたい! |
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。