【上方芸能な日々 文楽】令和6年初春公演

<文楽劇場前の冬枯れの桜。次の4月公演では満開となっているだろう。四季はめぐる、そしてめぐるごとに年をとってゆく…(笑)>


喝采と屠蘇に顔赤らむ初芝居 Leslieyoshi

駄作で幕開けです(笑)。失礼いたしました(笑)。屠蘇、初芝居と季語が重なってしまいましたが、まあ、そこは素人ですので、何卒ご寛容のほどを(笑)。

ということで、今年も初芝居は文楽に。初日はチケット瞬殺はいつものことなんで、ちょっと遅めの1月8日にお出かけ。まあ、大阪の正月は十日戎が終わるまで続くのので、まだまだ世間は正月ムード。もちろん、文楽劇場も華やかであります。

お入り口には門松。柱の鉢巻きポスターも、『七福神宝の入舩』で福を呼び込む。

おなじみの「にらみ鯛」。最近は正月に鯛を食べないご家庭も多いとか。大晦日、スーパーの魚売り場には、ようけ残ってたことからも察せられます。「なるほど、この時間に買いに行けば、こんなに安くなってるんか!」と今更ながら感心した次第。数の子なんぞも随分とお安くなってましたな…。

鏡餅ももちろんお飾りされております。これとは別に、劇場内では開演前の床にもございまして、そちらの方が初芝居情緒が勝ってますな。

床の上の御簾には注連縄。「正月の文楽に来た!」って感じでワクワクします!

こちらもおなじみ、干支の一筆。今年は壬生寺松浦俊昭貫主の書。大体は演目に関係した寺社の偉い人が書きはるんやけど、壬生寺…、なんか出てきたかな? 敢えて言うと『近頃河原の達引』が四条河原や堀川が舞台ということで、ま、近いっちゃ、近いわな。そういうことやな(笑)。

こちらも恒例。舞台上方には、松浦貫主の「辰」を大きく伸ばした大凧をにらみ鯛が挟み撃ち。これもまた正月の文楽に来たという気分を盛り立ててくれる。

今年は十日戎も宝恵駕(ほえかご)が4年ぶりに再開。文楽も毎回、宝恵駕行列に参加している。今年は駕には一輔が乗り込むようで、名入りの提灯が取り付けられていた。1月10日には、福娘さんたちが劇場にやってきて、福笹授与が行われる。何度か遭遇しているけど、あれはええもんでっせ(笑)。

以上、初春の文楽劇場でした!

なお、こちらもご用意されてます。

(国立文楽劇場公式「X」)

(令和6年1月8日 国立文楽劇場)

ご観劇のお供に!人形の微妙な動きもこれでバッチリ!

 


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