COVID-19に揺れた令和2年もあとわずかで幕を下ろすが、感染の拡大はとどまるところ知らず。別に家にこもっていたわけでもなく、香港へ永久居民IDの更新にささっと行ったし、仕事は日々出かけたし、いわゆる「自粛期間」が終わると同時に、映画も観に行き、歌舞伎や文楽も見物に行き、ホークスの日本シリーズも見物に行く。でもなんだかザワザワと落ち着かない日々が続いた1年だった。
例年なら5冊程度の「お薦め本」を「読書メーター」に綴ったレビューを少しだけアレンジして、ここに披露するんだが、よほど天の配剤に恵まれたのか、或いは単にヒマだったのか、レビュー引用がやたら増えてしまった。あくまで独断と偏見で「これはよかったよ」「これ、ぜひ読んでね」というのをチョイスして駄文を引用してみた。
ってわけで、2020年の読書遍歴。
1.『リフォームの爆発』 町田康 幻冬舎文庫 660円 1月12日読了
マチーダ氏独特の文体にもはや戸惑いはないが、前半の氏のリフォーム論は、少々しんどかった。しかし、事が動き出してからは、「解説」を書いたリフォーム屋さんと似た気分で読んでいたと思う。なんとなれば、我が家は工務店だからだ。小生は力仕事も高いところもダメなんで、そっちには進まなかったが、そういう家に生まれ育った以上、業者さんや職人さんの仕事の中身、施主さんの増改築増への意図や思いなどは、一般の方よりもわかるのは当たり前で、描かれる職人さんたちの風貌や、工事の進め方など、「よう観察してはるなぁ」と感心の連続だった。とは言え…。気になるのは、設置位置が高すぎる洗面と、岡崎さんのその後だが…。また、書いてくれるだろう、彼なら。いや、書かないと気が済まないだろう、彼なら(笑)。
2.『中国新世代 チャイナ・ニュージェネレーション』 小山ひとみ
スモール出版 1,760円 1月27日読了
3.『天下一の軽口男』 木下昌輝 幻冬舎時代小説文庫 880円 2月23日読了
4.『御身』 源氏鶏太 ちくま文庫 858円 3月5日読了
5.『活版印刷三日月堂 空色の冊子』 ほしお さなえ
ポプラ文庫 748円 3月23日読了
人気の感動シリーズである。てっきり最終編と思っていたので、4巻目の感想に「また5年後でも10年後でもいいからその後の三日月堂のことを」って記したにもかかわらず、数か月後にスピンアウト的に5巻目出ましたな(笑)。「え?もう出たんかえ!」ってところだ(笑)。今回は、弓子が三日月堂での生活を始めるまでに起きた出来事にまつわる様々な人たちのストーリーが綴られていて、「あのエピソードには、こういう前段があったのか!」というお話が集められていた。いずれも、まるで活版印刷の文字を追うがごとく、文字にも文章にもインクの重みや厚みを感じるものばかりで、特に、弓子の両親にまつまる話は、じわじわとくるものがあった。6巻目も出たようなので、近々に読もうと思う。いつまで続くんでしょうね?と思うも、いつまでも続いてほしいシリーズだ。
6.『AX アックス』 伊坂幸太郎 角川文庫 740円 4月12日読了
7.『バッティングピッチャー 背番号三桁のエースたち』 澤宮優
集英社文庫 726円 4月20日読了
コロナ禍で開幕日のめども立たない「野球ロス」の心の隙間を埋めてくれた良書。「あ、この人俺と一緒やな」と思った。著者は漫画『あぶさん』で南海の西村省三のエピソードを読んで、「バッピ(バッティングピッチャー)」に興味を持ったと言う。小生はそのころ、『南海ホークス「ファンブック」』の「我らも戦力だ」というページで、西村以外にも本書で名前が出てくる和中、難波ら打撃投手陣の紹介を見つけて「へー、あの人らは打撃投手という専門の投手か」と認識したからだ。以来、このポジションに少なからず興味を持って開門後の打撃練習を眺めていた。バッピのエピソード満載の本書だが、そこから好打者たちの苦悩や素顔が見えてくるのも興味深い。また、多くの打撃投手がイップスを経験し、それが原因で投げることをあきらめざるを得ないケースも多いということに、この仕事の過酷さも知ることができる。
8.『球道恋々』 木内 昇 新潮文庫 1,100円 5月3日読了
開幕はいつになることやら…。ってことで「野球ロス」対策二冊目。日本の野球黎明期の物語で、主人公の宮本銀平以外の野球人はすべて実在の人物で、野球を根付かせるために心血を注いだ人たちである。『東京朝日新聞』の執拗なる「野球害毒論」に立ち向かう銀平の演説に胸が熱くなる。今も昔も朝日ってのはよくないね(笑)。また、神田黒門町の住人たちの「江戸ことば」が小気味よく響いてくる。何分、明治のお話なので、まだまだ水戸烈士だ、薩長同盟だと一高野球部員たちの会話に度々武士の時代のエピソードが譬えとして出てくるのも、面白い。ラストシーンは、雲一つない青空に白球が舞い上がる様が目に浮かぶようで、気持ちよく読み終えることができた。野球好きには超おすすめ。久々に野球が観たいと言うよりも、「野球がしたい!」と思わせてくれる一冊だ。
9.『ホークス3軍はなぜ成功したのか? 才能を見抜き、開花させる育成力』 喜瀬雅則 光文社新書 1,100円 5月4日読了
「野球ロス」対策第三弾(笑)。我らがホークスの三軍制度、育成システムについて、元サンスポ記者だった著者が余すところなく取材している。キーマンの一人、小川一夫二軍監督は南海ホークス・野村監督時代に入団し、今日に至るまで選手、コーチ、スコアラー、スカウトを歴任してきた言わば、ホークスの生き字引的存在。だからこの人の発言一つ一つに重みを感じる。千賀らの第一世代から周東らの第三世代まで、それぞれ三軍、育成入団に対する考え方の違いが社会環境を反映しているとの見方に納得するするものがある。また、石川、大竹、周東の言葉には今の若い選手はクレバーだなと改めて感じる。一方で甲斐と牧原のストーリーには胸が熱くなる。さらには、12球団随一の設備を誇るファーム施設「HAWKSベースボールパーク筑後」の誘致裏話、地元にもたらした経済効果など、改めて多くのことを気付かされた。
10.『日本プロ野球育成新論 三軍制が野球を変える』 大道典良
徳間書店 1,430円 5月9日読了
「野球ロス」対策第四弾w。前週に読み終えた「ホークス3軍はなぜ成功したか?」とかなり内容が重複。そりゃ同じような時期に同じ人にコメントもらいながら書いたのだろうから仕方ない。著者は大道二軍打撃コーチ。南海ホークス最後のドラフト入団選手。だから「あの大道君も本を書くようにまでなったか、そうかそうか…」という気持ちで手に取った。「ホークス3軍は…」は記者目線だったが、本書は育成現場のコーチによるものなので、ときに選手への厳しい評価もあり、思わず納得したり。特に牧原については、激しく同意というところ。書かれているように米マイナーでのコーチ経験は大きく、育成現場で十分生かされていると思われた。そういう意味では結果論だが、戦力外→讀賣入団・引退からの讀賣によるマイナーリーグへのコーチ派遣、ホークス復帰という道筋も、大道にとっては悪くはなかったということかな。
11.『活版印刷三日月堂 小さな折り紙 』 ほしお さなえ
ポプラ文庫 748円 5月10日読了
12.『東京の異界 渋谷円山町』 本橋信宏 新潮文庫 649円 5月15日読了
13.『山椒大夫・高瀬舟 他四篇』 森 鴎外 岩波文庫 572円 5月20日読了
14.『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』 小佐野 景浩
ワニブックス 1,980円 5月24日読了
「プロレスロス対策」(笑)。デビューから引退までずっと見てきた。ジャイアント馬場と組んでファンクスのインタータッグに初挑戦した蔵前での試合、小生は4年生。そして武道館での引退の日、小生は36歳になっていた。多くのファン同様に、若き日の鶴田には「強いのはわかるけど、なんか伝わってこないねぇ」という歯痒さがあった。時は流れ、大阪城ホールでの対長州力。時間切れ引き分けながら素人目に見ても「鶴田圧勝」だった。このころから見る目が変わってゆく。そして天龍との激しい鶴龍対決、三沢ら超世代の壁となる激闘は「最強王者」そのもので実に圧巻だった。最期は壮絶ではあったが、レスラーとしての生き方や引退後の人生計画など、後のレスラーに大きな影響を与えた点では、馬場、猪木を凌駕する足跡を残せたのでないかと思っている。全日本番記者として、長きにわたって鶴田と接してきた小佐野記者、渾身の一冊。
15.『目撃 天安門事件 歴史的民主化運動の真相』 加藤青延
PHPエディターズ・グループ 1,430円 5月27日読了
「コロナのいたずら」で全人代が六四直前に開かれる今年。「国安法」で香港は大いに揺れているが、香港民主活動の出発点は何と言っても六四。そこでこの一冊。やっぱり現場で見ているというのは、強いなぁというのが全体の感想。党内派閥抗争については、これまでも語られてきているので「なるほどね」って程度だったが、戒厳令発令後の現地の状況は「へー、そうでしたか!」ということが多く、「天安門、血の惨劇」というイメージが薄れ、むしろ「木樨地、西単、血の惨劇」という趣すら感じた。同時に天安門広場で命を落とした学生はほとんどおらず、大半が無事に退散したというのも、「へー」ってハナシ。また、天安門事件の象徴的な名場面「戦車男」も「ああ、そういうことでしたか!」という、筆者の目撃談を香港あたりの民主活動家はご存じだろうか。知らないなら、あえて知ろうとしていないのかもね。
16.『無月ノ橋 ─ 居眠り磐音江戸双紙 11』 佐伯泰英 双葉文庫 713円 6月1日読了
17.『お嬢さん』三島 由紀夫 角川文庫 660円 6月11日読了
18.『武打星』 今野 敏 中公文庫 814円 6月17日読了
これだけヒット作連発してる人だというのに、初読み作家(笑)。小生の一番好きな世界のことを息もつかせぬスピードで、ページをめくる手を休ませる隙も与えず一気に読ませてくれて、スカッとした読後感。香港映画は小生の香港生活の原点の一つ。もちろん、主人公のようにトントン拍子に事が進む世界ではないけれど、ぎゅっと凝縮されたサクセスストーリーとしては、大いにアリかなという展開。「来るものは拒まず、そっから先はアナタ次第よ」な香港スタイルにもみくちゃにされた若き日の自分をちょっと思い出しながら、解説文に名前の挙がっていたT君の若き日も思い出しながら読んでいく。彼は今や香港映画に欠かせぬ人材になったのが、友人としてとても誇らしい。九龍城砦の描写が非常にリアル。空手経験者の作者らしく、功夫の各流派の特徴をよく観察してるのがわかる。この辺は功夫片マニアとして心躍る描写。
19.『三体』 劉 慈欣 早川書房 2,090円 6月18日読了
続編発売間近というので急かされるよう読んだ(笑)。「これはきっと手ごわい読書になるなぁ」と思ってなかなか開くことができなかったが、やっと御開帳。やっぱり相当手ごわかったんで、寝る前に少しずつのつもりでいたが、「難しい!」と思いながらも手が止まらず連日の夜更かし(笑)。それだけ読み堪えのある1冊に充実感を味わうことができた。作者はなんと小生と同い年。小生が大阪万博で未来を夢見ていたころ、作者は僻地の村で光る物体が空を行くのを見た。それが中国最初の人工衛星だということも知らずに。それこそが、このスケールのでかすぎる物語の出発点でもあった。冒頭の文革の凄惨な粛清シーンは主人公・葉文潔のそれからを語るに欠かせないシーンとなる。そこから、史強曰く「本物のくそエイリアン」との交信に至るまで、実に壮大な展開。科学的な専門語に四苦八苦しながらも、続編への期待が膨らむばかりだ。
20.『ひとめぼれ』 畠中 恵 文春文庫 748円 6月23日読了
21.『増山超能力師大戦争』 誉田 哲也 文春文庫 814円 7月12日読了
22.『空が青いから白をえらんだのです ―奈良少年刑務所詩集―』 寮美千子 新潮文庫 605円 7月13日読了
「新潮文庫の100冊2020」の内より。詩にはまったく興味が無かったのだが、綺麗な青空と、白い雲、直球タイトルに心が動き、即購入。いやはや、これは参った。奈良少年刑務所内での「社会性涵養プログラム」という更生教育で、受刑者たちが書き上げた57編の詩が収められている。詩の体をなしていないのにドキッとさせられる作品もあれば、こんなに繊細な気持ちの子、出所後にうまくやっていけるのかなと心配になるようなもの、さらには格調高い文学青年の顔が浮かんできそうなものなど様々な詩に大きく心が動かされる。特に母を思う気持ちを綴る作品群には、目頭が熱くなる。どの子たちにも「大丈夫」と声をかけてあげたくなる詩集。いつまでも手元に置き、いつもパラパラとめくってみたくなる一冊。いい本に出合えてよかった。
23.『人斬り以蔵』 司馬 遼太郎 新潮文庫 825円 7月27日読了
24.『ホワイトラビット』 伊坂幸太郎 新潮文庫 737円 8月7日読了
25.『三体Ⅱ 黒暗森林 上』 劉 慈欣
早川書房 1,870円 8月21日読了
第1巻以上にわけわからん用語が飛び交い、典型的文系な自分には「この人ら、何の話で盛り上がってるはるの?」の連続だったが、それでいてページをめくる手が止まらなかったのは、やはり相当面白く読めたということだろう。おかげで夜更かし連発である(笑)。しかし、「人間はいつの間に『冬眠』できるようになったのか?そんなん1巻に出てましたっけ?」、「汪淼はどこ行ってしもたん?」などと「あれれ?」な個所も多かったが、とにかく人類は三体世界迎撃に向けて、けっこう消極的と思われる動きを始めたという解釈でよろしいでしょうか?なんだか全体が醸し出す空気が、あまりにも悲観的だったのでそう感じてしまったんだが…。なんだかんだで、すさまじいまでの熱量にクタクタになってしまったので、ちょいと軽めの本数冊でクールダウンして、<下>を読んでいこう。
26.『紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード』 ほしお さなえ
角川文庫 704円 8月31日読了
27.『飛田残月』 黒岩 重吾 ちくま文庫 858円 9月18日読了
28.『たこ焼きの岸本』 蓮見 恭子 ハルキ文庫 726円 10月1日読了
29.『キャプテンサンダーボルト 新装版』 阿部 和重、伊坂 幸太郎
新潮文庫 1,210円 10月13日読了
以前、文春文庫版<上・下>で読んだのが2年前の3月のこと。まあ大して昔のことではないから、概ね筋はわかっているとはいうものの、やっぱりこの疾走感と会話のテンポはたまらなく心地よい。そしてこれまた前回同様、カーリー犬の心のつぶやきに大洋にいたポンセの応援歌も頭を駆け巡る(笑)。前回読んだ2年前には思ってもみなかった「未知のウイルス」に今、全世界が翻弄されている中、井ノ原と相葉そして桃沢瞳、ポンセ、レッドみたいなヒーローが登場して救ってくれたら痛快なんだが、現実はなかなかそうはいかぬ…。とは言え、人類の「逆転」を信じたいものだ。事件の前日譚と数年後譚による2編のボーナストラックに加え、阿部和重、伊坂幸太郎の対談、さらには新潮版書下ろしの短編も収録されており、お得感満載の1冊。なんと言っても、読後の爽快感がたまらない!表紙カバーもおしゃれだ。
30.『探梅ノ家 ─ 居眠り磐音江戸双紙 12』 佐伯 泰英 双葉文庫 712円 10月25日読了
31.『重慶大厦百景』 河畑 悠 彩図社 1,980円 11月1日読了
32.『つくもがみ笑います』 畠中 恵 角川文庫 704円 11月9日読了
33.『チョンキンマンションのボスは知っている: アングラ経済の人類学』 小川 さやか 春秋社 2,200円 12月5日読了
以前に読んだ『重慶大厦百景』とはまた違う重慶大厦の世界。小生が属していたはず?の日本人コミュニティ以外にも、様々な国や民族によるコミュニティが混在しているのが香港の楽しさだが、タンザニア人のこういう世界が小生らの生活と同時進行しているとは、たまらんね、香港のこの面白さ。難しい経済学的な話や引用は、まったくわからないし興味もなかったが、繰り返されていた「ついで」が商機を生み出す商いというのは、なかなか興味深い。商談が成立するのは「たまたま」で、「ダメモト」で投げたアイデアなんだから、逃した商売を気にしても仕方ない、っていう考えがいいではないか。それくらいの気持ちで日本人も仕事ができればなぁって、若き日に会議でつるし上げられた経験を持つ多くの日本の一般サラリーマンなら思うような話が、ずらーっと並んでいる。
34.『へんろ宿』 藤原 緋沙 新潮文庫 649円 12月23日読了
35.『大阪の笑芸人』 香川 登志緒
晶文社 1,500円(昭和52年当時価格) 12月30日読了
毛布を出すべく、押入れをガサガサしてたらひょっこり出てきたので、43年ぶりの再読w。実に中学2年以来(笑)。しかしイヤな中二である(笑)。というわけで発行は1977年10月だが、取材自体はその2年前くらいから行っていた模様で、香川先生渾身の一冊。当時、若手漫才の最先端を突っ走っていたやすし・きよしから松鶴、米朝、寛美はじめ、おとろしやの喜昇師匠、桜川末子師匠、杉浦エノスケ師匠、西条凡児師、秋田実先生……など、当時の上方笑芸界の芸人さんたちへのインタビューは史料価値が非常に高く、むさぼるように読み入ってしまう内容の濃さ。香川先生は本書内で声高に若い芸人へ奮起を促していることから、当時の笑芸界に相当な危機感を抱いているのがよくわかるが、現在の上方笑芸界の状況を見るに、「先生のご期待通りには残念ながら進みませんでした」と報告するしかない、目を覆うばかりの惨状である。
☆彡
トータル35冊。去年よりは増えたけど、まだちょっと少ないかな。このほかにも週刊誌や季刊誌、ムック本などを読んでいるから、ざっと50冊か…。ただ、冒頭でも記したように、少ないながらも天の配剤に恵まれてよい本に出合えた1年でもあったと思う。COVID-19に振り回されっぱなしの1年だったけど、さて、来年はどんな年になりますやら。ねぇ…。
今年も拙ブログへお越しいただきありがとうございました。また来年(って言っても明日ですがw)も、たまーーーーにで結構ですので、ちらっと覗いていただければと思います。では、どちらさんも、よい新年をお迎えくださいませ。
新年快樂!
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。