【反送中警察總部包囲】まだまだ続く…。けど、ちょっと違うかも…。

香港警察本部を包囲して、
何か進展するのか?

6月20日午後5時を「死線(デッドライン)」として、大学・専門学校10校学生会は、特区政府に逃亡犯条例改正撤回などを求める声明を出していたが、特区政府からの回答はなく、当初の計画通り、抗議活動をエスカレートさせ、21日朝から、政府機関周辺でのデモ活動に入った。

学生会側の要求は、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官の辞任に加えて、

1. 改正案の撤回
2. 市民活動を「暴動」とした見解の撤回
3. デモ参加者の逮捕、起訴の中止
4. 暴力による抗議活動制圧の責任追及

だったが、いずれも回答なし。そりゃそうだ。こんなことは特区政府が簡単に答えを出せる話ではない。すべては北京でコントロールする話だ。最初から、デモありきの要求だな、これは…。

そんな中で、この夜唯一の回答らしきものがあった。回答になってないようなもんだが…。

特区政府は、「改正作業は完全に停止し、立法会の会期が終わる来年7月には、改正案も自動的に廃案となる。政府はその現実を受け入れる」と声明を発表した。林鄭行政長官もこれまでに、同様の発言をしてきたが、改めて「現時点で廃案に等しい」との意味合いを強調、抗議行動の沈静化を促そうと試みた。

日本のメディアは特区政府の声明を受けて、すでに「逃亡犯条例廃案」として報じているが、「それは違う!」との声が上がっている。

デモ翌日には日本に飛び、各メディアに登場して香港の現実を訴えて回った、雨傘活動で注目を浴びた周庭(アグネス・チョウ)は、自身のTwitterで、次のように訴えている。香港の窮状を海外へ訴えて回るって、かつて李柱銘(マーティン・リー)ら民主派議員たちがとった「唱衰香港」と同じ手口だな。そこが小生、気に入らないのだが、かわいいから許す(笑)。

そうなのだ。まだ何が起きるかは全く不透明なのだ。ひょんなきっかけで蘇るかもしれないのだから油断はならない。

しかし、彼女、嵐のファンで独学で日本語を学習し、ここまで日本語で情報発信できるのだから、すごいわな。その主義主張には、あまりにも釈然としない点が多々あるけど。15年住んで、幼児レベルにすら達していない小生の広東語力たるや…(笑)。

それはさておき…。

で、政府機関のあちこちが包囲されたのだが、中でも、香港警察本部はえらいことになっている。

by “信報”

学生ばかりでなく、夜になると一般市民も包囲に加わり、ご覧の「大盛況」ぶりである。

by “社會記録頻道”

すでに午前中には、かつて雨傘行動の舞台となった夏愨道(Harcourt Road)はデモ隊が占拠し、交通が遮断されてしまった。

警察を包囲したデモ隊は、盧偉聡警務処処長に対話を求めている。

by “香港獨立媒体網”

「反送中」がいつの間にか、警察と市民の対立という構図にシフトし始めているような気がする。これはあまり良くない傾向だ。雨傘の失敗の原因の一つに、抗議活動が学生と警察の対立にシフトしてしまったというのがあると、小生はみている。それと同じ轍を踏んでは、逃亡犯条例改正は「棚上げ」のままで「撤回」には至らない状況で、時は流れていく。それでは「何してるこっちゃ?」ってもんだ。

まあ、催涙弾の一件で、警察を攻撃の標的にするのは、わからないでもないが、あくまで目標は「逃亡犯条例改正の撤回」という言葉を、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官から引き出すことである。そこは絶対、見誤らないでほしい。

雨傘行動の時も「大活躍」だった、このお兄さん。今回も張り切って生卵を警察本部に投げつけておりますが、アナタ、それ「ノーパン」やないですか! ケツが完全に透けてまっせ(笑) by “信報”
投げつけられた生卵がべっとりこびりついた香港警察正面の壁面 by “香港獨立媒体網”
たまごもタダやおまへんで…
by “信報”

先日の200万人デモでは、香港市民の物事をわきまえた行動が、世界中から賞賛を受けたが、今回の政府各機関を包囲して機能をマヒさせるという行為は、せっかくの評価を貶める行為ではないかと思う。こういうことは、だれか扇動者がいるものだが、一連のデモは「リーダーなき抗議活動」と言われたが、ここにきて「真打登場」である。

それは、こいつだ!

200万人デモ翌日に、法廷侮辱罪による禁錮2か月の刑期を終えて出所した黄之鋒(ジョシュア・ウォン)である。中学生時代から「反特区政府行動」を主導してきた、筋金入りの「扇動者」である。良くも悪くも、若者には珍しい行動力とリーダーシップの持ち主である。

今回も、政府各庁舎の包囲は、彼の呼びかけで移動や包囲を行っているようだ。

ま、せいぜいしっかりおやりなさいよ、というところだが、彼がこの包囲の落としどころをどの辺に定めているのかで、また、警察との無用な衝突が起きないとも限らない。今のところ、警察は何も動きは取っていないが、この先はわからない。そこで、ジョシュア君に聞きたいのは「警察本部を包囲して、何か解決するのか?」ということだ。どうなんよ?

警察包囲に関しては、もうこれ以上ブログにするようなネタにならないことを祈る。そうなることはすなわち、香港、香港市民、香港警察の値打ちを著しく損なうことであろうと思われるので…。

それにしても、汎民主派議員たちの影の薄いことったら、ありゃしない…。

こんな時だから、Beyondを聴こうではないか!

Byond 『Amani』



 


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