こうせつと歌おう!
さよなら60代
ってわけで、我らが南こうせつも、来年2月13日に70歳になるわけだ…。そして小生も来年7月某日に56歳になっちゃうわけだ(笑)。
思えばだ。この55年と少しの年月のうちの40年以上を、「僕はこうせつファンです!」って言ってきたわけだだから、我ながら辛抱強いというか、「よくもまあ、飽きないもんよね」と言うか(笑)。ホント、何やってんだかというところだわな(笑)。
で、これまた飽きもせず(笑)、大阪においての今年最後のライブに出かけて行って、「こうせつ!こうせつ!こうせつ!」と叫んだ来たんだから、自分でも「なんて素晴らしいファンなんだ!」と称賛したいほどだ(笑)。
実を言うと、そんな「素晴らしいファン」であるはずの小生ともあろう者が、なんと、今回のチケットを取りそこなうという大失態! ファンの風上にも置けまへんなぁ、こういう輩は。そこはもう、なんとか策を講じて(決して転売業者を喜ばせたりしてないよ!)、しれっとした顔して開演前から、こうせつコールで声を張り上げていたわけだから、日頃のお稽古の賜ですな(何の稽古かww)。
で、まあ、今回は例年と違い「年末スペシャル」と銘打ってないからだろうか、特にスペシャル感はなく、いたって「普通の」コンサートだったのかなって感じ。
いつも記しているが、オープニングの1曲目で大体、その日の流れが読めてしまう。「これは期待できるぞ!」とか、「あ、今日は残念な一日になりそうだ」とか。この日は…。
もっとも、これもファンそれぞれに価値観に相違があって、「アナタ、何をトチ狂ったこと言ってんですか! 最高に盛り上がった素晴らしいひとときだったじゃないですか!」とムキになって反論する人もおりゃ、「おお、アンタの言う通りだ! 期待したけど肩透かし食らった! プンプン!」と言う人もいる。
さらには「『神田川』聴けて、『満天の星』でキラキラやって、大満足だわ!」などと、寂しいことをおっしゃる方もいる。
こんな具合だから、こうせつも毎回、曲のチョイスには頭を悩ませているんだろうとは察する。察するんだが、ってのも、こっちとしてはあるわけで、敢えて声を大にして、この日、NHK大阪ホールを埋め尽くした満場のファンに問いたい。
「君たちは、これでいいのか?」
と。
それ以上は言わない。わかる人はわかるから。
そして、「いいと思いますっ!」と答える人のことも、否定はしない。やはり、長年一緒にこうせつを応援してきた人たちだから。
しかし、長年、何百回と同じ会場にいて、応援してきても、こんなに価値観に相違が生じるんだな…と。この違いは何なんだろうということを、調査して研究論文にしたいくらいだ。と思ったが、面倒くさそうなんで、誰かに譲る(笑)。
アンコール曲『あの日の空よ』のとき、舞台両袖で「サマピ」のフッラグが打ち振られた。これは感動ものだ。これよ、これ! こういうのが嬉しんですよ! で、よく観れば、さっきまで小生の二つ横で「うぉ~!こうせつ~!」って叫んでいた、朝日放送の三代澤康司アナウンサーが下手側の旗を振っていた(笑)。
来年、こうせつは久々に九州の地で「サマーピクニック」を開催する。70歳にして、この心意気が嬉しいじゃないですか、ねぇ!
もちろん、九州まで「行くよぉーーーー!」
這ってでも行きますとも!
まあ、色々と憎まれ口を並べてきたが、今年はなんか、めっちゃくちゃしんどい1年で、こういう運の巡りの悪い年も、まあ珍しいなぁと、自分でも感心するほどだったんだが、それでも、年の瀬にこうやってこうせつのライブに来て、好きなこと言ってられるんだから、「まあ、人生にくたびれたけど、こうせつがいてくれて、ホンマよかったなぁ」と、つくづく感じる。こんなありがたい存在はいないわけで。今年もやっぱり、「こうせつ、ありがとう!」で締めくくることができた。これでいいんだ。めでたし、めでたし、だ。
では、また来年も、「もっとこうせつを煽りたい人」も、「神田川だけで大満足な人」も、「そのどっちも受け入れることのできる度量の大きな人」も、どこかの会場でお会いしましょう!
最後に。
マキさん、長年お疲れ様でした! また、どこかのライブでマキさんの演奏が聴けること、楽しみしています! 香港ライブ、楽しかったよねぇー。
(平成30年12月16日 NHK大阪ホール)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。