Go! Go! HAWKS 2017
ホークスvs タイガース15回戦(ウエスタンリーグ)
前日の試合が、まったくと言っていいほど見るべきものがなかったこともあって、もうこの日は家でゆっくりと一軍のパ・セ交流戦、対タイガース戦をテレビ観戦しようかと思ったが、タダ券ももらってることだし、せっかく二軍諸君が甲子園に来てるのだから、あまり義理の悪いことをしてもな~と思い改め、甲子園へ向かう。これがオリの二軍本拠地、舞洲サブでは絶対にこんな気分にはならないのは、一にも二にも、足の便の違いである。舞洲、ありゃ小生が住まうのと同じ大阪市とはとても思えん。大体、あそこまで観に来いという態度が気に入らんなぁ。
この日も絶好の野球観戦日和。暇人しか来ない前日(金曜日)とは違い、土曜日だから普段は忙しい人も来るから、観衆は4,500人を超える。はっきり言って、17,000人とか発表している普段の大阪ドームのオリ戦よりも多い(笑)。
この日の両軍先発投手は、我が軍は武田、敵軍は藤浪と、いつぞやの日本シリーズかえ? みたいな豪華顔合わせ。両軍の若きエースが二軍戦で対戦。これってファンサービスですか? みたいなね(笑)。ファンとしては、楽しみなような複雑なような。ここで投げ合ってほしくはない顔合わせやわな。
まずは我が軍、武田。ちょうど4回を投げて、打者16人に対し、被安打3、6奪三振、与四死球は2、失点は0。ただし投球数75はちょいと多いな。三者凡退が1イニングしかなかったのが災いしたか。右肩炎症で4月早々に戦列を離れて早や2か月。一軍先発陣の苦しい台所事情を考えると、そろそろ上がってきてほしいところだが、まだまだ無理と見た。あと数試合は実戦での調整が必要な模様。その「あと数試合」が1試合なのかはたまた、10試合なのかはわからんけど…。変化球はよかったけど、速球は149km/hがあったことはあったが、それくらいで、ほとんど投げていない。あの投球内容は一軍では通じないな。
相対する藤浪。球は相変わらず速かった。藤浪の場合はどこかが悪くて下で調整しているわけでなく、制球の問題なんやろうけど、6回投げて116球という実に微妙な投球数。四死球も5と、エースを名乗る投手の二軍調整登板としては、いただけない数字。ただそれでも11奪三振は貫録。失点2ならOKだろう。多分、武田より一軍復帰は早いね。でもやっぱり制球難が気になる。初回、先頭本多にいきなり四球で二番髙田に中前に返されていたが、ああいうのを見ると「う~ん」やな。ま、後続を三者連続三振ってのはさすが。
ウエスタンリーグ15回戦(H・10勝5敗)勝:野澤(1勝0敗0S) S:加治屋(0勝0敗2S) 敗:藤浪(1勝1敗0S)
観衆:4,520人
気になる長谷川は、この日は安打はなかったけど、左翼フェンス際の超ファインプレーが光る。「え? おい! 長谷川、そんなんできるんかえ?」って、ちょいと見直した(笑)。このプレーには、敵軍ファンからも大きな拍手が起きる。ファームの試合は、こういうのがいい。これが一軍戦だったら…。ねぇ、わかるよねぇ、相手さんたちの反応(笑)。で、その長谷川は翌日の試合では本塁打。ちょうどそのころ福岡の一軍戦ではデスパイネが太ももに肉離れを起こし、翌日登録抹消。すかさず長谷川一軍登録と相成る。やっぱりねえ、長谷川にしろ本多にしろ、ベンチにおるだけで敵もイヤなもんよ。もう、落とされんように頑張ってや。本多も辛い立ち位置やけど…。
こうして見ると、キー太君よ、わりと可愛らしいな、自分! なんて言ってると、6回表、三塁内野安打で出塁の真砂、牽制で一塁への帰塁時に負傷! 腰やっちゃった? それとも手首? 普通に歩いてベンチに帰ってたから、大事はないだろうけど。
藤井君、見えませ~~~ん! 今季は配置転換で、二軍で若い衆の打撃指導をやってる藤井コーチ。
で、真砂君に代わって右翼守備にはこの人が! およそ1年前、ここ甲子園でのパ・セ交流戦で見事満塁本塁打を放って交流戦MVPに輝いた待機中の男、城所。7回表には右前安打で先頭打者出塁を果たすも、後続がダメダメで、一塁釘づけに…。あー、もったいない!
城所も二軍ではなく、一軍ベンチで待機中じゃなきゃならない選手。よそなら絶対に一軍で待機中なのにねぇ。選手層が厚いと、ホンマうかうかしてられん。
さて、敵軍マウンドの9回はこのお方が上がる。そう言えば、今年からそっちに移ったんやよな~と、改めて思い出す。あんだけ中継ぎで活躍したのに、昨季オフに戦力外通告。タイガースからオファーがあり、入団したんやったけ? この試合の10日後に、坂井汐梨との結婚発表。で、その人誰やねん? 九州ローカルタレントなのか? どっちゃにせえ、柳瀬は今季は正念場。一軍再昇格とのことやし、「こんなエエ投手でも、ホークスをクビになるんですよ」みたいな投球見せて、間接的に我が軍の強さを「セ」カンド・リーグ のファンに見せつけてほしいな。
試合は4回の曽根の適時打による2点を4人の投手リレーで守り抜き、零封勝ち。逆に言うと、その2点以外は敵軍の投手陣に抑え込まれたってことだ。ま、どっちもどっちな、打てない試合だったな。勝ちはしたけど、それはそれでまたつまらん。
最近はマスクを被る機会がめっぽう増えた栗原。規定打席未満ながら打率.301は、斐紹(山下)を上回る。肩もよく、高谷の負傷による登録抹消で一軍昇格を果たす。いや~、小生の目論見では、今頃は斐紹が一軍正捕手で.275くらいは打っていたはずなんだが…。いまや甲斐が大売出し中で、この栗原もそれに続け~!ってことになってしまったなぁ。斐紹よ、どうする?
そして、タイガースの四番は、この日も終始、陽川だったのである(笑)。
(平成29年6月10日 阪神甲子園球場)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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