【Go! Go! HAWKS 2017-2】vs バファローズ9回戦

Go! Go! HAWKS 2017
ホークスvs バファローズ9回戦

このところ、毎週バファローズ戦である。

4月28、29、30日に大阪ドーム、5月9、10、11日に福岡ドーム、そしてこの日、5月16日からの三連戦は、1、2戦が大阪ドーム、3戦目が神戸。4月末のホークス戦あたりから、急降下のバファローズと息を吹き返したホークス。対照的な両軍ということで、ここで白星を稼いでおきたいところ。

今回はド平日だから、外野民が上層スタンドに追いやられることなく、各自いつものポジションから見物できる。そんなわけでちょいと早めに出かけて、17時の開門を待つ。こういうパターンがいいのかどうか…。もうそんな年齢でもないし。17時の開門を待つということは、もちろん何かを犠牲にしているわけで。どうしたもんだろうね、これ…。

小生専用の(笑)介助手摺りも、ちょっと修理してもらわなあかんな。今年も、立って応援するときはこれを握り、雨の日は傘を引っかけ、うたた寝するときはこの壁を背もたれにし、あれこれと活用させてもらいまっ！　通路にひっくり返らんように穴ぼこ補修しといてや！

この日の両軍先発投手、我が軍が千賀、敵軍は金子千尋。ここまで好調を維持する両投手だけに、最終回まで試合の行方がわからぬ手に汗握る投手戦が予想された。

とにかく、大昔から近鉄戦は試合時間が長くて、帰宅が遅くなるので、「今日くらいはシャシャッと終わろうぜ！」と期待していたんだが…。

それにしても客入りの悪い球場である。バファローズ側席は、試合開始前から終始この状態以上に客は増えなかった。いくら連敗中とは言え、これはマズいんじゃないか？　2週前の「KANSAI CLASSIC」での南海vs近鉄の半分にも満たない。もちろん、三塁側～レフト外野席のホークス側の方が賑わっていた。ま、西宮市のファシズム団体が調子こいてるから、余計に客足は悪くなるのは同情しなくもないが、観客1万5千って、ホンマ昭和のパ・リーグやな…。

公式戦第9回戦(H・ 5勝4敗0分) Score 勝：黒木(1勝0敗0S)　セーブ：平野(1勝2敗9S)　敗：森(0勝2敗0S)
本塁打：松田6号
観衆：15,269

1回表、我が軍攻撃は先頭打者川﨑が金子千尋の失策で二塁まで達して、いきなり先制の好機を迎えるも、そこは金子。後続をピシャッと押さえて難なく切り抜ける。

1回裏、我が軍先発の千賀は、先頭武田を右飛、2番駿太を空振り三振に打ち取り、無難なスタートを切ったのだが、ここで一大事。千賀は背部の痛みを訴えて緊急降板という、予想だにしなかった事態に！「何が起きたのか！？」と騒然とするガラガラのスタンド。いやいやこれは大変よ。たとえ軽傷だったとしても、当然、ローテは1回もしくは2回外すでしょ。ただでさえ、和田と武田が長期離脱という苦しい先発陣の台所事情。ここで千賀が抜けるとなると、3トップが揃って離脱という超非常事態よ…。

非常事態でないことを祈りつつ、Twitterで「家ダニに噛まれて痛痒いからちゃう？」「ツツガムシでないことを祈るわ」などとわざと、ファン同士で軽口をたたき合っていたのだが…。

結局、2/3でエースが降板したにもかかわらず、2-3というロースコアで試合が終わったということは、緊急登板した石川以下、飯田、五十嵐、嘉弥真、森が必死の継投リレーで抑えたということで、これはよく頑張ったと称賛していいだろう。

一方で攻撃陣は、金子に白星をつけないのが関の山だった。こういうときこそ、打線で投手陣を楽にさせてほしいのだが、いかんせん、相手が金子ではそう簡単に行く話ではない。マッチの本塁打で一時は同点に追いつき、さらに上林の適時二塁打で再び同点に追いつくが、売出し中のセットアッパー、黒木にプロ入り初勝利を献上することになってしまった。

この日の敵軍捕手は伊藤。今シーズン、かたくなに捕手・若月を貫く福良監督だが、当の若月はリードも守備も打撃もまったくいいところなしで、ファンの罵声を浴び、ベンチでは常にシドニー鈴木コーチの説教を受けている。まあ、若月も見ていて「こりゃ大概にせなあかんでぇ」ってところだが、彼の能力を引き出して、引き上げる投手がいないのも、問題である。金子はそういうタイプではないだろうし、仮に金子に託そうとしても、金子-伊藤のバッテリーは不動のものであるし…。そういう意味では、若月は気の毒でもある。昔々、南海にいた岩木という捕手を思い出す。オリオンズ落合の応援歌の替え歌で、「岩木は三冠王、三振、ゲッツー、パスボール」って歌われてたもんな…。今の若月、そのまんまやで。

で、何が言いたいかと言うと、この日の試合はその金子-伊藤の鉄板バッテリーで、試合がトントントンと実にリズムよく展開したということだ。

これを間近で見ていた、我が軍売出し中の甲斐は、ええもんを見たのではないかと思う。熱心な彼のこと、大きな糧にしているのは間違いないと思う。若月もそこは同じ思いで試合を見ていただろうが、さてさて…。

ところで。

前回観戦時には、出番のなかった川﨑だが、この日は先発オーダーに名を連ねて、上述の敵失による出塁と2安打を放ち、5打席で3出塁と1番バッターとしての役割を果たしている。久々に川﨑の応援歌を歌ったが、忘れてないもんやな…。もっとも、これを忘れているようでは、痴呆症の可能性を疑わなければならないんだが(笑)。