こうせつと歌おう!
話題の豊中で(笑)
なんだかねえ、予算委員会という名の「大・森友大会」で国会も賑わっておるわけだが、小生なんざあ、日本国民のくせに、日本の国政にはほとんど興味がなく、「シリア難民はどうなる?」とか、「マレーシアの金正男の一件」とか、「北の核実験の行方」とか、「習近平の目って人に心を悟らせないよね」とか、「EUはどうなるか?」とか、「香港行政長官選挙」とかそういうのが気になって仕方ないし、実際、豊中の土地の一件なんかより、こうした問題を真剣にやってほしいわけですよ、国会では…。
ま、それはさておき。
その、今や全国に名をとどろかせる「豊中市」。阪急宝塚線曽根駅から徒歩10分弱の「豊中市立文化芸術センター」へ、こうせつのライブに行ってきた。
昨年10月10日にプレオープンし、今年1月8日にグランドオープンした「豊中市市民ホール」は、大ホールとしての「豊中市立文化芸術センター」、中ホールとしての「アクア文化ホール」、「ローズ文化ホール」、「小ホール」、展示室などからなる本格的な複合型文化施設。府下の中核都市のホールとしてはもっとも新しく、もっとも充実した施設だと言える。まあ、時節柄「で、この土地は…」とか勘繰ってしまうが、元々「豊中市民会館」があった場所だから、いわくつきの土地ではないでしょう(笑)。
これから1年間にわたって、オープニングシリーズが華々しく開催されるのだが、この日のこうせつのライブもそのひとつ。
同じ大阪でも、市内のフェスティバルホールとかNHK大阪ホールあたりとは違って、開演前の「こうせつコール」もボリューム低目で、客層も「地元民」が多くいと見受けられる。大体、中核都市のライブってそんな感じだわな。年齢層は小生よりも10歳前後上の方が主流。こういう世代の方たちはご夫婦連れが圧倒的に多く、それも奥さんに旦那が引っ張って来られたって風情多し。で、こういう奥さんたちの多くは「こうせつさんのお話がいいのよ~」「こうせつさんのお話にキュンキュンするのよ~」って人が多いので、小生は「キュン族」と呼んでいる(笑)。この「キュン族」の最大の特徴は、かぐや姫時代の名曲『妹』を『妹よ』と堂々と呼ぶところにあり、この日も帰り道に「もう今日は『妹よ』聴けて最高やったわ~」ってお友達同士で盛り上がっておられた。多分世代的に内藤やす子の『弟よ』と混ぜこぜになってしまっているものと思われる。
そんなわけで、小生もこの日はまったりとライブを楽しむこととした(笑)。
1曲目は、2000年にかぐや姫として3人で久々にライブもやり、CDも出したときの歌『青春の傷み』。2曲目の『恋はるか』はずいぶん久々に聴いた気がする。それとも小生が忘れているのか…。この後、3曲かぐや姫時代の曲が続く、例の『妹』も含まれていたので、きっと「キュン族」は大喜びだっただろう(笑)。まだ寒い日ではあったけど、3月ということで『春に想えば』も。
「キュン族」が多いからか、『うちのお父さん』での「こうせつ!」の合いの手の掛け声も少なめで、「ああ、近郊都市ってこうなるよな」の典型。
ラストは『神田川』。もちろん「キュン族」うっとり…。
アンコールは『満天の星』『おまえが大きくなった時』『おもかげ色の空』で。『満天~』でようやくほぼ全員起立。ここで意外な事実を確認。後ろのご夫婦、時折漏れ聞こえてくるその会話内容からてっきり「キュン族夫婦」だと思っていたら、なんとお二人そろって『満天~』の手拍子が正調、要するに「サマピ」のノリ。これには不意を突かれたってところだ。「キュン族」も甘く見ちゃいけないね(笑)。
そのまま立って聴きたかったけど、そうしてしまうと一人だけ「立たされ坊主」になってしまうのでやむなく座ったが、『おまえが~』はやっぱり立って聴きたいね。その反動か、『おもかげ~』は率先して起立した。これがこの日の正真正銘のラストなんだから、そこはやっぱりね~。そこまで「キュン族」に付き合うこともないだろう(笑)。
途中のメンバー紹介で、順平さんをすかさず「東海林太郎です!」なんて紹介しちゃうから、「キュン族」を中心に客席大盛り上がりで、突然懐メロ大会に変じたのもまあ、近郊都市のライブならではの微笑ましい光景というもんだった(笑)。
そんなこんなで、まったりのんびりとライブを楽しんだわけだが、さあ、今度はいよいよ「サマーピクニック発祥の地」熊本は産山村でのライブだ。
また熊本でお会いしましょう!
(平成29年3月17日 豊中市立文化芸術センター)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。