香港第六屆立法會選舉雑感
本土自決派編
「何も決まらない、前にも進まない」議席配分
返還後6回目となる中華人民共和国香港特別行政区立法会選挙が行われた。
投票日は9月4日、翌日開票。投票率は史上最高の58%をマーク。どういうわけか、投票締め切りの午後10時を前にして投票に向かう人が急増し、最終的に投票を完了したのは翌日の午前2時を回っていたというから、えらい熱気である。
結果として今回も親中派を含む「建制派」が過半数を超える議席を確保。「反建制派」は従来からの民主派が苦戦し、議席を失った党やベテラン議員が相次ぐも、「雨傘」以降に新興政治勢力として急成長した本土派(香港至上主義、排他主義)を含む「自決派」が6議席を確保するという、新局面に。「建制」vs「反建制」としては、実にバランスの取れた議席数で、これもまた従来通りに「建制派」が過半数を超えても「反建制派」が全議席数の1/3を確保したことで、重要議案の「否決権」を引き続き有するわけで、「何も決まらない、何も前に進まない」という状況もまた継続されてゆくことになった。
様々な「本土自決派」
すでに香港のメディアで新興の勢力を「本土派」と表現しているようなものはなく、本土派も含めて「自決派」としている。要するに「香港の未来のことは香港人自らが決める」という論に立った一派である。で、そのうちの一つが「本土派」であるということだ。日本の報道はこのへんを説明するのが面倒だからなのか、はたまた勉強不足なのかはわからないが、新興勢力そのものを「本土派」としているものが多い。しかし、それでは誤解を招く。どうしても「本土派」を使いたいなら、せめて「本土自決派」だろう。
で、その「本土自決派」には実に様々な派閥がある。
<ALLinHK>(青政派とも言う)
・青年新政–梁頌恆(リョン・チュンハン)、游蕙禎(ヤウ・ワイチン)
・東九龍社区関注組 ・天水圍民生関注平台 ・慈雲山建設力量 ・長沙灣社区発展力量
・屯門社区関注組
<熱普城>(香港建国を訴える、都市国家の樹立を目指す)
・熱血公民–鄭松泰(チェン・チュンタイ)
・普羅政治学苑
・香港復興会
<民主自決派>(もっとも「本土派」というくくりから遠い一派。日本のメディアの多くは、この一派も本土派としているが、香港ではそうは見ていない)
・香港衆志–羅冠聰(ネイサン・ロー)
・小麗民主教室–劉小麗(ラウ・シウライ)
・土地正義聯盟–朱凱廸(エディ・チュウ)
<社区派>
・北区水貨客関注組 ・香港本土力量 (2015年)
<社区網絡派>
・沙田社区網絡 ・埔向晴天 ・屯門社区網絡 ・荃灣民生動力 ・葵青連結動力
・維多利亞社区協会 ・荃灣社区網絡 ・天水圍社区網絡 ・南区社区網絡
<社区組織>
・紅磡人紅磡事 ・元朗区議会作戦小組 ・旺角人旺角事 ・將軍澳青年力量
・將軍澳本土網絡 ・北区動源
<学界>
・學苑(香港大学学生会官方編輯委員會) ・中大本土学社 ・学生動源
<港独派>香港の独立と建国、民族自決を強く主張する一派
・本土民主前線 ・香港民族党 ・我是香港人連線 ・香港独立党 ・香港民族陣線
<帰英派>英国植民地への復帰を主張する一派
・保守党 ・香港帰英独立連盟 ・脱支奶
<帰日派>
・香港靖國神社崇敬奉賛会
<自治派>
・香港自治運動
『維基百科(Wikipedia)』に上がっているだけでもこれだけある(ただし、すべてではない)。これらをひっくるめて「本土派」と言ってしまうのは無理があり、無茶であり、無謀である。日本の多くのメディアはそれをやっているのだから困ったもんである。これでは香港の正しい情報が伝わらないし、各派閥人士にも失礼である。
このうち今回の立法会選で当選を果たしたのが、青字で示した各人士である。
「雨傘」の学生リーダー、羅冠聰が当選
何と言っても注目は、弱冠23歳で初出馬、初当選の羅冠聰(ネイサン・ロー)だろう。2年前の「雨傘」でのリーダー格の一人である。当時、雨傘をリードしていた香港專上學生聯會(学連)の中核メンバーでもあった羅冠聰は、唯一開かれた香港政府との意見交換会にも出席している。あの時感じたのが、「出席メンバーの中で一番聡明できちんと語っているのは、この子だけかな?」ということだった。で、やっぱり政治の道に入ったか。着るものも垢ぬけているし、しょっちゅう眼鏡変えてるメガネ男子だし(笑)、他の自決派のように「いざとなったら暴力に訴えることもやむなし」ということはしないだろうし、かと言って従来の民主派に混ざることは決して潔しとはしていないし…と、香港人が政治家に求める条件の多くを彼はクリアしているように見える。当然、政治手腕は全くの未知数だが。
反共、排他主義の強硬派、鄭松泰も当選
もう一つ注目は、反共色や排他主義=本土主義がもっともはっきりしていると思われた「熱普城」の候補が、鄭松泰(チェン・チュンタイ=熱血公民)一人しか当選しなかったこと。その結果が今回の票になって表れたというわけだ。とは言え、鄭松泰(チェン・チュンタイ)もなかなかの強硬派である。「自決派」でもっとも注目し、注意しておくべきは羅冠聰よりも鄭松泰ではないかと思う。
ちなみに「熱普城」とは、「熱血公民」「普羅政治学苑」「城邦派」の合体派閥である。「普羅政治学苑」は2期にわたって立法会議員を務めた狂犬こと黄毓民(レイモンド・ウォン)が率いる政治団体。今回、黄毓民は落選。「熱血公民」もリーダーの黄洋達が落選、その座を鄭松泰に託した。この二派は徹底した本土=香港至上主義、排他主義、反共を掲げるが、「城邦派」はそれほど過激でない。「香港基本法永続による香港独立」を掲げた陳雲率いる香港復興会がそれで、祭祀や漢服の復興なども唱える。が、こういうのは今の香港人が受け入れるわけはまったくなく、落選。なぜ「熱普」の二派にこの一派が加わったのか? 「香港建国」というキーワードだけでつながったのか? そんな簡単でいいのか? いまひとつよくわからん…。
本土自決派への「事前ふるい落とし」
ところで、自決派は「フルメンバー」で選挙に臨んだわけではなかった。もし、フルメンバーで参戦していれば、あと2人は当選確実だっただろう。「2016年香港立法會參選確認書風波」によって、以下の6人が立候補を認められなかった。つまりは、香港政府によって出馬を阻まれたわけで、これは言うまでもなく、香港政府の背後にいる中央政府が当選を恐れたということだろう。
・香港民族党(召集人、陳浩天)=港独派
・本土民主前線(発言人、梁天琦)=港独派
・正義行動(代表、陳國強)=城邦派
・國民香港(領袖、中出羊子)=城邦派
・保守黨(代表、賴綺雯)=帰英派
・民主進歩党(主席、楊継昌)=汎民主派
事の次第を振り返ってみる。
【7月14日】
選挙管理委員会が、今回の立法会議員選挙では立候補届け出の申請用紙に「『2016年香港立法會參選確認書』=香港基本法を擁護する確認書を含める」との声明を発表。確認書では「香港特区は中国の不可分の一部」、「香港特区は中央政府直轄」、「基本法改正は国家の基本方針に抵触してはならない」の3条文を挙げ、候補者は「私はこれらの条文擁護を含め基本法擁護を理解している」という署名をしなければ立候補できないと。「自決派」の立候補者に対応したのだろうが、こういうのがあるのは初耳だ。選挙管理委員会は「虚偽声明は刑事責任を負う」と強調。港独派の「本土民主前線」発言人、梁天琦(エドワード・リョン)は「立候補のため署名はするが(独立の)主張は変えない」。って、署名するんかい!(笑)
この梁天琦だが、2年前の雨傘で九龍側の旺角(Mong Kok)が警察とデモ隊の衝突の場と化してしまった原因は、彼の一派の過剰なまでの警察への反発があったからだろうと小生は見ている。もちろん、警察側にも多々落ち度はあったが、「民主化には暴力も厭わない」姿勢は非常に危険だ。今年の旧正月にも同じ旺角で、屋台の取り締まりをめぐる暴動が起きたが、これを仕掛けたのは明らかに奴が率いる「本土民主前線」が中心だった。このときも多くの市民は、屋台取り締まりに反発しながらも、「で、結局誰が騒ぎを引き起こしたか」をよく見ていたが閉塞感の極みにある若者層には、これくらいの行動が支持されるのだから、香港も物騒な時代になったものだ。中央からすれば、もっとも議員にしてはいけない人物だと思われる。
【7月16日】
立法会選挙立候補届け出開始。当然ながら民主派候補らは「2016年香港立法會參選確認書」への署名を拒否。選挙事務処に33件の立候補届けあり。約3分1は確認書への署名無し。「本土民主前線」の梁天琦は「これによって香港独立を支持する政治理念を変える気はない」として署名拒否。署名するて言うたんちゃうんかい!(笑)。汎民主派の民主党、香港民主民生協進会(民協)、公民党、街工の候補らも署名せず。署名した候補は建制派のほか、「香港建国」を掲げる「熱血公民」の2人も。「熱血公民」の鄭錦満氏は「基本法に関連条文があるのを知っているとの確認だけで、今後も独立を提唱する」。選挙管理委員会は「確認書は立候補申請用紙の一部ではなく、署名せずとも立候補届け出が無効になるとは限らないが、候補者に補足資料を要求する可能性はある」と説明。
【7月18日】
新たに14件の届け出、累計で47件に。18日には「香港民族党」の陳浩天(アンディ・チャン)、「青年新政」の黄俊傑(ケニー・ウォン)と游蕙禎(ヤウ・ワイチン)、「香港衆志」の羅冠聡氏らが届け出。いずれも「2016年香港立法會參選確認書」への署名を拒否。陳浩天は「立候補を認められなかったら訴訟を検討」と述べ、独立理念の堅持という姿勢を示す。
【7月24日】
全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は、無線電視(TVB)の番組内で、立法会議員選挙の立候補届け出での「2016年香港立法會參選確認書」に触れ、「独立派の立候補資格を取り消せば逆効果」であるのは認めつつも、「独立派が立法会議員になれば立法会は独立宣揚の場となり、外国がこやつらを利用して中国にトラブルを引き起こすことを中央が懸念している」「国家安全のためなら建制派が2、3議席失っても、どってことなし」。確認書に署名しなかった「本土民主前線」の梁天琦は選挙主任からメールを受け取り、「基本法擁護の声明に署名したくせにメディアで独立を主張しているではないか」として、引き続き独立を主張・推進するか23日までに回答せよと要求される。梁天琦は回答期限を27日まで延期してくれと要求し、フェースブックの過去投稿を削除、「基本法を擁護する」と書きこむ。揺れているのか?署名するとかしないとか、擁護するとかしないとか…。ここへ来て態度がはっきりせん奴。
【7月26日】
香港独立を掲げる候補ら、選挙主任からの回答要求にそれぞれ態度を示す。
「熱血公民」:鄭錦満「基本法の永続を推進し『候補者の身分で香港建国を主張・推進するつもりはない」。ただし自身が主張する「香港建国」は陳雲氏の『香港城邦論』に基づくもので独立とは異なると強調。
「香港民族党」:陳浩天「回答を拒否」。引き続き独立と基本法廃止を主張する。
「普羅政治学苑」:黄毓民は続投に向けて立候補届け出を提出。「独立に支持表明したことはないが、『若者の独立提唱に反対はしない』」。
【7月28日】
「本土民主前線」の梁天琦、選挙主任からの問い合わせに回答。「香港独立」の姿勢を転換。選挙主任からの「引き続き独立を主張・推進するか」との問いに「徹底的に否定する」と英語で回答。署名を拒否した「2016年香港立法會參選確認書」にあらためて署名。どないやねん?梁は会見で「立法会に入る目的を達成することは手段より重要」「本土民主前線の一部メンバーから裏切り者扱いされて、一部の票を失う可能性がある」ことを認める。一方、「青年新政」の黄俊傑と游蕙禎、「香港衆志」の羅冠聡が届け出有効と確認される。
【7月30日】
「香港民族党」の陳浩天に、選挙主任からメールで「陳氏は香港基本法を擁護する声明に署名したくせに新聞報道やネットで独立推進と基本法廃止を表明し、立法会条例第40条に符合しないため届け出の無効を決定した」との通達。陳氏は記者会見で「声明への署名は政治操作に過ぎない。署名したのだから法律にかなっている」「選挙への異議申し立てを行い、選挙やり直しを要求する」。
【7月31日】
汎民主派の「民主進歩党」の楊継昌も届け出無効の通知を受ける。届け出書類に含まれる基本法擁護の声明に署名していない上に、「基本法を擁護しない」声明を提出。同党が「香港と中国本土の政治的対等」を綱領に掲げていることなどが無効を決める要素に。
【8月1日】
「城邦派」の「国民香港」の中出羊子(なかで・ひつじこ)、選挙主任から届け出無効の通知を受ける。「2016年香港立法會參選確認書」に署名したが、確認書で「広範囲に外国勢力と結託し香港の主権・前途問題に介入させる」と書き加えたほか、ネットなどで独立と完全な主権国家設立を公約として主張。選挙主任は中出の主張が「独立を推進し、香港基本法と相容れず、根本的に抵触している」と判断し無効決定。中出は「米国議会に陳情し介入を求める」と表明。中出が属する「城邦派」の創始者、「香港復興会」の陳雲は「城邦論を唱えているが独立には反対」との立場示し、出馬認められる。「香港復興会」を含め選挙協力している「熱血公民」、「普羅政治学苑」の計5人がすべて候補資格を得る。また「香港帰英運動」召集人で「保守党」の頼綺雯氏は届け出無効の通知を受けた。
【8月2日】
「本土民主前線」の梁天琦に選挙主任から届け出無効の通知。引き続き独立を主張・推進することを否定し、香港基本法を擁護する確認書にも署名したが、選挙主任は12ページに及ぶ書面回答を送って無効の理由を説明。梁が本土民主前線のSNSで「議会に入っても独立を主張する立場は変えない」と強調したり、問い合わせ後も「二度と独立を主張・支持しないと明確には表明していない」と指摘。「梁氏が本当に立場を変えたとは信じ難い」との結論。梁は記者会見で、「基本法が存在する限り私は被選挙権を剥奪される」「もう革命しかないでしょ!」と表明。選挙後に選挙への異議申し立てを行う。また、選挙主任に「独立の主張・推進を続ける」内容の文書を送った「正義行動」の陳国強にも届け出無効の通達。出馬が認められなかった候補者は計6人となった。香港政府一安心、中共政府大勝利。これでこの度の立法会選挙の目的は達成できたというもんだろう。
出馬できていたら、おそらくかなりの得票数で当選していたのでは思われる梁天琦。結局、彼一人を選挙から締め出すための「2016年香港立法會參選確認書」だったのでは、と小生は思っているが、果たして…。そして彼もまたメガネ男子である(笑)。
というのが、一連の「2016年香港立法會參選確認書」をめぐる顛末である。
さらに、この風波は自決派内の亀裂も生むことになる。
【8月23日】
23日夜、有線電視が九龍城で開催した九龍西選挙区候補者を集めた公開討論会「九龍西選挙論壇」で、激進民主派や本土派の内部対立による衝突が発生。「普羅政治学苑」の黄毓民候補が同じ本土派の「香港本土力量」の何志光・主席を攻撃し続けたことに腹を立てた何氏の支持者らが会場の外で抗議活動、社会民主連線(社民連)と人民力量の支持者らも加勢。これに対し「普羅政治学苑」と選挙戦共闘関係の「熱血公民」の黄洋達が、黄毓民を応援するためメンバーらに召集をかけ、数十人が駆け付け100人を超す大衝突となり、警察が胡椒スプレーで鎮圧を図るも、警官3人が負傷。何志光はかつて黄毓民氏の子飼いみたいなもんだったが、黄氏が城邦派を支持し、「基本法を焼き捨てる」から「基本法を永続させる」に立場を変えたことに不満を抱き批判を展開。黄氏を「狙撃」するべく同選挙区に出馬していた。
本来、「本土派」というのは黄毓民の専売特許みたいなもんだったが、「雨傘」や大陸観光客の排除行動の高まりとともに、いつの間にか「自決派」の総称みたいになってしまった感がある。それが気に入らないのかどうなのか、黄毓民の他者攻撃は選挙戦中盤以降、激しさを増すばかりだった。おそらく、自身の3期目の当選に危機感を抱いてのことだったのだろうが。
【8月27日】
黄毓民は、集会やSNSで梁天琦と彼が支持表明した「青年新政」を批判。2月の立法会補欠選挙では黄毓民が梁天琦を支援するなど、本来は密接な関係だった。立法会選の出馬資格を得られなかった梁天琦に、黄毓民は香港島選挙区で唯一の本土派候補である「熱血公民」の鄭錦満の支援を申し入れるも、梁天琦は鄭を支援しないばかりか、黄と同じ九龍西選挙区の游蕙禎(青年新政)を支援。黄毓民は梁天琦を「政治倫理を欠いている」と非難。游蕙禎に対しても「議事能力が低い」「美人だからといって議員になれるわけでない。ミス香港に出場した方がええやろう」。同様に同選挙区に出馬している劉小麗(小麗民主教室)にも「自分の候補者番号を私のポスターに貼りやがった」と攻撃。世論調査では黄氏、游氏、劉氏が最後の2議席を激しく争っていた。結局、黄毓民に「美人」と言われて攻撃された游蕙禎が最後1席に滑り込み、子供じみた言いがかりで攻撃された劉小麗は余裕で当選し、狂犬・黄毓民は散った。
「ミス香港にでも出場しておけ!」と言われた美人候補にして新たに美人議員となった游蕙禎と、日々、議場で粗口(スラング)を連発し、大暴れしていた黄毓民。もう、そういパフォーマンスが好まれる時代は終わったということだな。
本土自決派は汎民主派と共闘せず
「自決派」当選者6人のうち、いわゆる「傘兵」が3人。多いか少ないかはさておき、2年経過してなお「雨傘」は香港社会に影響を及ぼしているということがうかがわれる。雨傘行動の際に記したが、あの行動は中共と香港政府への「No」であるのはもちろんだが、従来の民主派、いわゆる汎民主派への「No」でもあったということから、市民の選挙での選択肢が一つ増えたのは大きな意味を持つ。過激な本土派、独立派も含めると、選択肢は大きく増えた。これまでの「民主派vs建制派」という図式では、シラケたままの選挙戦で、とても58%の投票率には届かなかっただろう。
いずれの自決派当選者も汎民主派とは共闘しないことを明言しており、汎民主派にとっては決して味方が増えたということにはなっていない。少なからぬ香港市民はそこに期待もし、興味も抱き、一抹の不安も感じている。
さあ、どうなりまするやら…。見てのお楽しみということで、とりあえず「自決派」に関する選挙雑感は締めて、近々に汎民主派、建制派についての雑感を記したいと思う。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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