Go! Go! HAWKS 2015
ホークスvs バファローズ5回戦
バファローズも前日の黒星で借金11とは、まことに気の毒であるが、野球なるゲームは「どっちが勝つか」を競うものであるから、極端なハナシ、我が軍も敵軍も勝てばそれでよいのである。負けたことについて、「誰それが故障で不在だから」とか「誰彼が調子が上がらないから」は、結局は球団側のケアのミスであって、そこでも「勝負」に負けているのである。そんな見方をすると、現在のバファローズの情況は、シーズンインする前に、球団の選手ケアや首脳陣のマネジメントに何らかの「負け」の要素があったということだろう。それはもうねえ、野村監督が去った後の我がホークスで、散々見せつけられてきたわけですよ、我々南海ホークスファンは…。
さて、よそのことをとやかく言う筋合いもないし、心配するほどお人よしでもないので講釈はこの辺にして、「ホークス生誕の地・大阪」での「開幕三連戦」の二戦目を振り返ってみませうか。
第5回戦(ホークス4勝1敗)勝:武田(1勝1敗0S) S:サファテ(1勝0敗4S) 負:松葉(1勝2敗0S)
本塁打:H・内川2号
観衆:16,881人
「勝ちをもらった」前日とは違い、この日は競り勝った試合やったかな。ただし、先発武田はまったくピリッとしない投球内容で、5回を投げて8安打4失点はなんともいただけない。昨年の日本シリーズでタイガース打線を手玉に取った投球が記憶に残っているが、あれはセ・リーグ相手だからできたことで、パ・リーグは怖いところだから、あんな具合にはいかない。なんというか…。この表現が合っているかどうかは別として、万歳の骨董品、中村春代・砂川捨丸ではないが「踊る手足に目鼻を付けて」というような投球術が欲しいところ。
で、前日にちょろっと思ったことを書いたけど、やっぱり糸井と安達が当たり出したのがイヤな感じ。カラバイヨは今のところは何を投げても打つと思うから、大して気にする必要ないけど、眠っていた糸井を起こしてしまった感が強い。まあ、敵軍ファンにすれば嬉しいことではあるだろうけど。そして我が軍は相も変わらず、李大浩が絶不調。でも工藤監督は5番の打順を動かす気はまったくない模様。この2試合も含め、ずっと李大浩で攻撃の糸が途切れてしまっている。アタシはもう、応援する気もしないね(去年もそうだったけどw)。
4番内川が前日に引き続き、いいところで打点を上げているのが頼もしい。この日も1点リードの7回表に、ほぼ勝敗を決定づけた二点本塁打。こいつがまあ左中間席へ一直線で、なんと、お友達がこの打球をゲット! めでたし! で、なぜ相手投手塚原は、次のまったく打ててない李大浩との勝負を選ばなかったんだろう? 内川との勝負は本人には悪いけど、塚原クラスの投手では荷が重すぎる。この日の李大浩なら余裕で打ち取れていたと思うんだけど…。そうなれば、また勝敗の行方はわからなかったような気もする。
結局この日も、T岡田と平野恵一に失策が重なった5回の攻撃で勝ち越しに成功したわけだから、「競り勝った」と言ってはみたものの、やっぱり「勝ちをもらった」ということになるか…。それにしても気になる、糸井と安達…。
試合後、バファローズナインへ聞くに堪えない野次が多く飛んだらしい。こういう野次を耳にして「そんな奴は本当のファンじゃない!」とお怒りの向きもあるが、小生は、大いにアリだと思う。大体、最近のファンは優しすぎる。そもそも借金が二桁もあるチームの試合に15000人以上も人が集まるのが不思議でならない。小生からすれば、ほとんど「怪奇現象」だ。
ひとたび球場へ来たなら、もし、愛するチームが不甲斐ない様を見せている時は、厳しい言葉の二つや三つや五つくらいは投げかけてやるべきだ。聞くに堪えない野次もいいだろう。本当にそのチームを「育てていきたい」と思うなら。ま、あくまで「俺ならそうする」という持論ではあるけどな。
明日も勝つぞ、ホークス! 三連勝しよう!
重ねて、塚田のホームランボール、渡したって!
(平成27年4月15日 大阪夜間)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。