え~、縁は異なもの味なものと申しますが…。
プロ野球のドラフト制度と言いますのも、これまたご縁のお話ではございます。
いくらファンが
「誰それ投手にウチに入団してほしい!」
などと願ったところで、これは要するに、くじ引きの世界でもありまして、それこそご縁があるかないかのお話になります。
まあ、アタシなんざぁ、ホークス75年の歴史のうちで45年もファンを続けておりますと、このあたりが身にしみてよくわかるわけでして、アタシの願いが叶ったことなんかは、遥か昔の畠山準と香川伸之くらいであります。
そもそも最近は、ドラフトそのものにほとんど興味が無く、
「まあ誰でも来た人は応援しますョ」
くらいにしか考えておりませんでした。
が、
去年秋のドラフトは、どうしても我がホークスには、
大体大の松葉貴大投手を1位指名してほしかったのですが…。
大方の予想通り、亜細亜大の東浜巨(なお)投手を1位指名し、複数球団指名の抽選により、我がホークスが見事、その交渉権を得たわけですな。
そんなわけで、松葉くんは、アタシの中では今年入団ドラ1選手の中では、一押し、いやダントツの評価の選手なのであります。
藤浪?大谷?東浜?目じゃないね、
松葉よ、松葉!
ま・つ・ば!!
ってところです。
非常に下半身が落ち着いていて、「投げっぷりのいい」投手でありました
その松葉貴大、プロ入り初先発は5月1日、対マリーンズ4回戦。
好投し、勝ち投手目前だったのですが、後続の投手陣が不甲斐なく、6回無失点で勝ち負けつかず。
満を持しての2度目の先発は、何年も昔から「初物に弱い」と定評の我がホークスとの1戦。チームの連敗を止めるべく先発マウンドに上がり、見事、5回1/3を2失点6奪三振で、プロ入り初勝利となったわけです。
我が方の2点は、吉村の2点本塁打のみ。それなりに塁上をにぎわすも、ここぞで1本が打てず、この日もまた「初物に弱いホークス」健在ぶりを大いに見せつけてくれました!
アタシといたしましてはですな、
ホークスの負けの悔しさと、
「ほら!松葉ってエエ投手やろ!」
というのが、ない交ぜになってですな、大変に複雑な思いでありましたな。
さらには、松葉(当時は野手)は東洋大姫路高3年の時、春の選抜でエース東浜擁する沖縄尚学高に準決勝で敗れておるわけでして。
こういうドラマもあってですな、やっぱり縁は異なもの味なもの、ですわな。ホンマ。
にしてもや。
我が方は、先のロッテ戦で3連敗したのが、尾を引いているねぇ。
ゴールデンウィークに、地元で3タテ食らうなんて、ホンマ、ダサいチームでっせ、これ…。
何してんねんなぁ、おたくら…、ちゅうとこでっせ、これ、ホンマに!
アタシは、きっとあの3連戦は、ロッテの投手に負けたんやなく、
捕手の川本にやられたという印象が強いですね。
ラヘアと松田の4番、5番がピシャリと封じ込められました。見事なまでに。
と言うか、完全に骨抜きにされてしまいましたね。これは相当長引くんじゃないですかね?
そこへもってきて、本多はダメ、ペーニャはもっとダメ。これじゃ、点の取りようがありませんわな。
その前の西武3連戦は、見事に3連勝し、先のロッテ戦から5連勝と、ようやく乗ってきたのにねぇ。うまいこといかんもんですな。
今日唯一の救いは、寺原が4点取られたものの、なんとか8回を投げ切り、チームとしては今季初完投をなしとげたことでしょうか。それだけに3回の糸井に一発打たれた、あの1球が悔やまれますな。
まあ、野球って、そういうゲームですわな…。
まあ、そんな塩梅な試合でございました。
ところで。数日前の「OSAKA CLASSIC」のあの熱狂はいずこへ?
この日の京セラドーム(通称・屋根付き大阪球場)は、連敗中の両軍の対戦が平日のど真ん中に組まれたということもあり、閑散としておりました。観衆1万2千875人。ちょうど、昔の大阪球場程度です(笑)。
まあ、賢明なる大阪府民ならば、この日は、府立体育会館の井岡一翔の試合の方が、気になりますわな…。
(平成25年5月8日 京セラドーム大阪 夜間)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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