たまには「タダ」で落語会もよいでしょう(笑)。
噂では大変な競争率らしい『NHK上方落語の会』。
幸運なことに抽選に当たりまして、4月5日の夕刻、NHK大阪ホールへ。
整理券配布のころには公開スタジオで夕方のヤング向け番組『あほやねん好きやねん』の生放送が始まっておりました。
「NMB48」なる少女歌舞音曲隊の数名が出演。レギュラーが桜 稲垣早希とガリガリガリクソン。あたしゃ、NMB48なる集団を初めてナマで見ましたよ。まあ、「ああ、そうですか~」ってとこですが、アタシと大して年齢が違わないであろうおっちゃんたちが、スタジオの外から双眼鏡で彼女たちを眺めておりますねぇ、えらい鼻息で(笑)。どうでもいいような発言ひとつひとつにすんごい反応でして、もう…。で、こういう人たちって、大体がマスクしてますな(笑)。
さて、落語。
ざっと1000人の観客。予想はしてましたが、非常に年齢層が高い。
まあ、アタシもこの日は午後に病院の予約があり、診察が何時に終わるかわからんし、さりとて夕方には終わってるだろうから、行けるだろうという目論見で応募したわけでして、なかなか普通の勤労者は平日の夕方5時半にNHKホールには来れしませんわな…。
それぞれの演目はいずれ、NHK近畿ローカルの『上方落語の会』や全国放送の『日本の話芸』でオンエアされますんで、ネタバレになっちゃNHKも嫌がるやろうから、ざっと振り返っておくにとどめます。
<ネタ帳>
『つる』 笑福亭松五
『喧嘩売買』 桂文三
『鹿政談』 桂枝女太
中入り
『天狗さし』 笑福亭瓶太
『二番煎じ』 桂雀三郎
ひとこと
・松五—「まつご」じゃないよ「しょうご」と呼んでね<
・文三—お、こういう線で行こうというわけね
・枝女太—余計な前髪(笑)なくなって、話もすっきりしてきたね
・瓶太—こういうサゲやったかな、このはなし
・雀三郎—別格ですな。サービス精神の宝庫とでも言いますか
やはり番組収録ということで、制限時間が厳しいんでしょう、どちらさんもサゲ直前に話がバタバタとあわただしくなるのは致し方ないか。
それでもさすがに雀さんは別格で、全然そんなこと気にさせない自然さがあってさすがでありました。会場の「笑いのボリューム」が他の4人とはケタ違いでした。
久々に1000人超規模の大きな会場で落語を聴きましたが、アタシとしてはやっぱりしんどいなと思いました。自分の聴力の影響もあるけど、500人規模の会場が限界ですわ。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。