この前のエントリでは溶接マスクらしきもので日食を観察するお茶目な人民たちの写真を紹介したのですが、アップ後、えらい勢いでアクセス数が増えておりました。
皆さん、お好きですね、人民の話題がw。
さて、こちら香港。
約8割ほど欠ける「部分日食」が観測されました。
朝から絶好の好天に恵まれ、いかに香港人民の日ごろの行いがよいか、というのが実証されました。雨にたたられた上海とは大違いです!
で、アタシは、自宅兼オフィスィーでテレビ見てました。
それもNHKの『きょうの料理』…。
そう。すっかり忘れていたのです、はい、アホです。アンポンタンです。
ま、忘れてたというよりも
「え~っと、何時に始まるんやったかな?」と。
チャンネルをTVBに合わすと、おお!重慶できれいな皆既日食!
重慶の町が真っ暗!
ってことは、言ってるうちに香港で80%の部分日食が始まります。
かくして、午前9時15分、香港は最大食分。
窓から外を見ても太陽は見えない。
南向きのこの部屋では、夏の太陽は見えない。
夏の太陽は北に傾くから。香港は北回帰線から南にあるためです。
まあしかし。大陸人民のような溶接マスク持ってるわけでもなく、肉眼では見ることができなし、そのうちテレビが映すだろう…。
甘い!香港のテレビはひたすら長江流域および奄美大島の様子を映して、結局、香港がどうなのかははっきりわからずじまい…。
それでも、日食を感じたのは、明らかに南シナ海の海面の輝き度が落ちたこと。夏の朝はきれいな水色に輝いているのだが、この時間帯には、グレーと言うか薄墨のようななんとも表現しがたい色に。
あほなのは、「へ~」って見ているだけで、写真を撮っていないという悲劇。
あとは、1日のうちで西日の時間帯しか直射日光が射さないキッチンが、日没直後のような「薄暗がり」になったことかなぁ…。
テレビも香港のこういう細かい変化などをちゃんと伝えて欲しいんやけど、終始、大陸の様子を流していた。それも自前の取材じゃなく、中央電視台の映像そのまんま。だからTVBもATVも同じ映像。
なんでそんな横着かますかな? 自分らで取材行けよな~、ったくもう。
明日の『蘋果日報』なんかは、いつものように「世紀末」の出来事かのように報じてくれるんでしょうけど…。
それを見てまた笑いますか…。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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