先々週、セントポール中学での集団感染が起きて以来、コミュニティレベルでの感染が急速に拡大中。
6月22日午後5時現在、385人の感染が確定。
この数日を見ても、18日・49人、19日・16人、20日・20人、21日・65人、22日・28人が感染が確認されており、いま香港は感染のピークを迎えているのかも。
この中には、在住邦人で最初の感染者も含まれているが、すでに回復しているとの事。
なお、邦人関係では日本人学校小学部(香港校、大埔校)は25日まで休校、中学部は平常どおり(感染者出た場合は2週間休校になる)。
不要不急の出張を控えさせていたり、マカオでの出張者接待を自粛している日系企業も多数。「死活問題です」と頭抱える旅行代理店も。
22日は、香港人の海外での発症も確認される。
シンガポールでの亞洲青年運動會に参加するため訪星していたサッカー選手(いずれも15歳以下)のうち、5人の感染がシンガポールにて確認される。
発症者5名は現地の病院に入院、残る11名のサッカー選手団も現地の渡假村(国民休暇村のようなもの)に隔離される。
感染者の症状は軽く、その他の選手団員についても発症者はいない模様。
香港チームは、先にフィリピン選手1名の感染が発覚したことを受けて、自主的に検査を申し出たところ、感染が確認されたとのこと。
こうして中学生を中心に感染はじわじわと拡大しております。
「パンデミック」と言ってよい状況でしょう。
不幸中の幸いは、重症者がいないこと、死者が出ていないことでしょう。その辺が「SARSに比べたらまったく緊張感がない」という社会の空気も生み出していますが、それがまた、感染拡大がとどまらない要因にもなっているように思います。
特区政府では、過去1週間分の「感染者出現アパートリスト」をHP上に掲載して、のんきに構えている市民の緊張感を高めようとしています。
で、よく見ると、拙宅のごくごく近所の団地でも感染者が出ていました!
もしかしたら…。
この人と、マクドで隣り合わせに座っていたかもしれないし、すれ違いざまにこの人が大きくくしゃみをして飛沫がかかっていたかもしれないし、茶餐庁のウエーターだったかもしれないし…。
こんな風に、あちこちで感染者が出てくると、どこでどう接触しているかわかりません。な~んか気持ち悪いですね…。
とにかくほんの少しの外出でも、帰宅後は手洗いとうがいですね。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。