香港での新型フル49人目の感染者は、聖保禄学校(セントポール・コンベントスクール=銅鑼湾/Causeway Bay)中学部の16歳女子学生。同校では9日にインフルエンザが流行している旨、衛生署に通報。検査の結果、1人から新型フル陽性反応確認。計12人にインフルエンザに似た症状が出ており、同校では11~24日の14日間、中学部のほか、小学部、幼稚園をすべて休校としている。
さらに複数のメディア正午すぎの報道で、同校で11人の感染が確認された模様。これを受けて、全港小学校・幼稚園の2週間の休校園が決定。
昨日、海外渡航歴のない感染者が発覚してから、次々と巷での感染が拡大しております。
学校での集団感染は非常に気になるところです。
以下追加(総領事館から在住邦人へのメール 16:54受信)
新型インフルエンザ(香港初の域内の感染の発生)
2009年6月11日
在香港日本国総領事館
香港政府は、10日及び11日、初めての域内感染確定事例13人を含む15人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたこと等を公表しました。本件を含め、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計60人になりますが、そのうち13人は香港域内感染、47人は香港域外で感染して香港に持ち込まれたものです。
なお、香港政府は、域内の全ての小学校及び幼稚園等を明12日から14日間休校する措置を発表しました。日本人学校小学部(香港校、大埔校)、日系幼稚園(オイスカ幼稚園、帝京幼稚園、たんぽぽ幼稚園、コーンヒル幼稚園)についても同様の措置がとられます。
また、香港政府は、中学校については、新型インフルエンザ確定事例が発生した中学校のみ休校措置をとる旨発表しています。
1.概要(※は域内感染例)
(1)55歳男性(※)
5日、7日に新型インフルエンザ感染が確定していた男性(21歳)と同じパーティーに参加。8日夜、発熱等の症状を呈し、9日、衛生署に連絡、救急車で東区医院(Pamera Youde Nethersole Eastern Hospital)に搬送、隔離。
(2)16歳女子学生及び同級生11名(※)
16歳女子学生はホンハムの黄埔花園(ワンポア・ガーデン)居住。7日、発熱等の症状を呈し、10日、感染確定、プリンセスマーガレット病院に搬送、隔離。同人の通う学校(聖保禄学校/St Paul’s Convent School)は14日間(11日~24日)の休校。11日、同人の同級生11名の感染も確定。
(3)21歳女性
イギリス居住者。7日午後、ブリティッシュ航空BA025便で香港に到着。9日、ルットンジー病院に搬送、隔離。
(4)54歳女性
1月よりアメリカに滞在。8日、ロサンゼルスからソウルに向かい、9日、大韓航空KE607便(31列目)で香港に到着。10日、ルットンジー病院に隔離入院。
2.香港政府は、追跡調査のため、上記の感染者との濃厚接触者に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう求めています。
また、当館では、夜間代表電話番号((852)2522-1184)を通じたご案内のほか、新型インフルエンザについて、在留邦人・旅行者用24時間ホットライン((852)9267-2311)を開設しています。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。