行ってきたでぇ~!、京セラドーム。
JR大正駅には「本日の試合は入場券完売の見込み」とのポスター。
6時試合開始で3時半には長蛇の列は三塁側入場ゲート。
誰が鳴らすか、灰田勝彦唄う『南海ホークスの歌』。
どうよ、南海の新旧のユニフォームを着た人間の群れ、壮観や!
4時入場。
すでに三塁側はほぼ満員。ええ感じやなぁ。
バックスクリーンには「大阪球場」のネオンサイン。だれが持ってたんや!すごい!
オリックスもたまには粋な計らいするなぁ。
それにしても、40代、50代はまだしも、60代、70代、そして見た目80代のおっさんらが、南海ユニフォームに南海の帽子、昔の小旗などで「完全戦闘態勢」。すでにオリ側を圧倒してる。
目の前に南海ナインが!
阪神狂で「南海嫌い」の父と、小4の姪っ子を連れて行ったんやけど、久しぶりに見る「南海」にさすがの「南海嫌い」も興奮。「大阪球場に来てたおっさんらようけ見たわぁ」。いや、覚えてへんやろ、そんなん(笑)。
そう、20年前の大阪球場の内野席がそこにあった…。
もうそれだけで、涙がこぼれる。
グラウンドはというと、もちろん、福岡ソフトバンクの選手が、コーチが、王監督が、南海ホークスとして練習している!
試合前の「1-9」、オリ側、各選手のヒッティングマーチに続き、「南海倒せ!おう!」。これがパ・リーグや、この気持ちがうれしいやん。
こちらも応えて「近鉄倒せ!おう!」。南海側、ヒッティングマーチ、すべて「南海式」。
スタンドは、大合唱!
「君が望むなら、ヒデキ! ここでホームラン、ヒデキ!」って高柳やん!
「いまだ打て、狙い打て、ホームランかっとばせ、吉田!」って、バッターは高谷やで!
気の利いた野次は相も変わらず、各選手への「指導の声」(笑)なんかもなつかしい。
みんなめっちゃうれしいねん、20年後にまさか、こういう日がくるなんて…。
ラッキーセブンにはなんと、灰田勝彦の歌声がドームに響き渡る…。
涙あふれて顔くしゃくしゃにして唄う、顔、顔、顔…
そういえば、6回ウラには『近鉄バファローズの歌』も流れていたなぁ…。
試合も勝った。
勝:大隣(10勝7敗0S) セーブ:馬原(0勝0敗3S) 敗:金子千尋 (7勝7敗0S)
観衆:30,268人
それこそ
「勝ったぁ、勝ったぁ、また勝ったぁ、弱い近鉄にまた勝った、近鉄電車で早よ帰れ!」
幸福なひととき。
ただ、ひたすらにうれしい。
いま、目の前で戦っているチーム、南海と近鉄やよね?
ずっと今までもそうやったよなぁ、そう言っても何の不思議もない光景、雰囲気。
見回せば、顔見知りも多い。お互い年をとったり、目や耳が悪くなったり、結婚したり、離婚したり、子供ができたり、病気したり…20年の歳月に嘘はつけないけど、この人々と、20年後に再び、こうやって緑の軍団に声援を送ることができた、このうれしさったら、もう!
時空を超えて
南海ホークスと大阪球場が復活した夜。
明日も行きまんねん。
皆の衆、南海ホークスに酔いましょう!
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COMMENT:
AUTHOR: ゆうぞう
DATE: 08/04/2008 14:13:00
ご帰国中とは露知らず、御社?の状況もまったく
存じておりませんでした。いかに、izaから離れていたか
モロばれですわ。
件の南海ホークス。入社試験後の拘束(バブル時代は
こういうのがありました)後に、大阪球場で
さよならセレモニーがあったことが記憶に残ります。
大阪球場では、南海-近鉄、南海-阪急、南海-ロッテを
観戦した記憶がありますが、ホンマにすごい球場でした。
相手側のヤジが、こちら側にまる聞こえなんて
今から思えば、信じられません。
大阪らしく、気の利いたヤジによう笑かしてもらいましたわ。
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 08/04/2008 23:38:39
To ゆうぞうさん
入社試験後の拘束が南海戦とはいかにも大阪サンスポらしい!
大阪球場最後の試合は、ライトスタンドの「いつもの席」で見ていました。
あれから21年なんですね…。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。