【風をたずさえて 07・夏 Vol.5】礼文島「桃岩歩道」踏破~利尻島 その2 *旧ブログ

<7月26日>
午前中に礼文「桃岩歩道」を2時間半歩いて、フェリー埠頭のある「香深(かふか)」へ。思わず「香深、って。香港と深圳か!」と下手なツッコミを入れたくなる。国内の果ての地へ来てこの2文字は気分をなえさせる。

ウニ丼を食べようぜ! と港近辺の食堂をいくつか覗いたが、そのお値段にびっくり! 3000円~4000円という「高級料理」。本場だから食べ放題、というわけにはいかないようだ…。結局、1200円の海鮮カレーにしたけど、これも内容の割には高い食事だ。

礼文から利尻へ向かうフェリーもやはり熟年世代の輸送船。ほんと、「ヤング」はバイクでツーリングしていると思しき5、6人程度。

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頭を雲の上に出した利尻富士とウミネコ

しばらくすると、ウミネコが餌を求めて甲板伝いに飛び交う。

ちなみに、ウミネコとカモメの見分け方は、大きいのがカモメ、一回り小さいのがウミネコで、カモメは足がピンク、ウミネコは黄色。ここに寄ってくるのはもっぱらウミネコ。

1時間弱で利尻の「鴛泊(おしどまり)」港に到着。
宿泊先の「和風ペンション みさき」まで徒歩5分。「ペンション」と言いながら、実体は民宿。1泊2食付で9000円。

民宿の裏が「ペシ岬」。小高い丘のようになっているのだが、平地からいきなり隆起したような地形なもんで、上り下りが結構きつい。

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岬の足元の磯から見上げる「ペシ岬」。岩肌には無数の海鳥
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ペシ岬にいたカモメ。これだけ近づいても、堂々としている。強度の「鳥恐怖症」な小生が、ここまで接近撮影するのは命がけである
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そしてここもカモメだらけ。ウニの水揚げをする漁船に一斉にカモメが…。さらにはカラスも寄ってきて、ヒッチコックの世界。反対側からこの位置までの数秒間は生きた心地がしなかった…。ホンマ、鳥は怖い!
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右手の丘が「ペシ岬」。建物の形のせいか、日本の漁港と言う感じがしない(と、思いませんか?)

特筆すべきは宿の晩飯。
大盛りのウニ、刺身、煮魚、タラバガニ…実に盛りだくさんのメニュー。これで1泊二食9000円は超お得だ! この食事だけで9000円請求されても文句言えないだろうってくらい豪華。

では一体、あの埠頭付近の食堂の「ウニ丼3000円UP」は何なんだ??? 入手ルートが色々あるんだろうけど…。

食事の後、町営の「利尻富士温泉」へ。
かなりの疲労が蓄積していたが、おいしい料理と温泉で、急速に回復。

さ、明日もまた存分に歩くぞ!
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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 08/03/2007 16:26:14
>建物の形のせいか、日本の漁港と言う感じがしない(と、思いませんか?)
ううむ、たしかに。アイスランドかノルウェーの漁港に見えます。
でも鳥恐怖症って、なにか幼児体験によるトラウマでしょうか?
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 08/03/2007 23:48:53
To マルコおいちゃんさん
>でも鳥恐怖症って、なにか幼児体験によるトラウマでしょうか?
まったく心当たりありません。もう物心ついたときから、公園の鳩とか神社の放し飼いの鶏とか、怖くて近寄れません。
さらに中華圏にいながら鳥料理も全くダメです。薄目を開けたままぶつ切りにされたクリスピーチキンなんて最悪です…。



 


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