【毒書の時間】今年読んだ本 2024年

<今年はホークスが久々に(と言ってもたかだか4年ぶりだがww)の優勝で、関連のムック本を買い漁って、パラパラと読んだことで、結構時間取られてしまった模様。「買わない」と思っていても、本屋で見かけると、つい…ww>


これまた誰も興味がないであろう今年読んだ本をズラッと。なんかもう「きっしょのもん」みたいになってきた(笑)。ああ、「きっしょのもん」ってわかりませんよね? 我々の親世代まではよう言うてましたね。最近、漢字で「吉書」と書くのを知りました。大阪人として恥ずかしい次第です。まあ、平たくいば「節目」みたいな感じ。もっとも、近頃の若人は「キッショ~」とか言うて「気色悪い」の略語みたな感じで使いますが、本来は全然違う意味ですよ。言葉は正しく使って継承していきたいもんですが、なかなかねぇ…。

では、本の羅列に移りましょう(笑)。

【1】『越境』東山彰良 <集英社文庫> 評価:★★★☆

【2】『コイコワレ』乾ルカ <中公文庫> 評価:★★★

【3】『肌色の月 探偵くらぶ』久生十蘭 日下三蔵 編 光文社文庫> 評価:-

【4】『近親殺人 家族が家族を殺すとき石井光太 <新潮文庫> 評価:★★★★☆

【5】『月人壮士』澤田瞳子 <中公文庫> 評価:★★★

【6】『放浪・雪の夜 織田作之助傑作集』織田作之助 <新潮文庫> 評価:-

【7】『検察官の遺言(原題:長夜難明)』紫金陳 大久保洋子<訳>
<ハヤカワ・ミステリ文庫> 評価:★★★

【8】『いわいごと』畠中恵 <文春文庫> 評価:★★★

【9】『つまらない住宅地のすべての家』津村記久子 <双葉文庫> 評価:★★★★

【10】『大阪』岸政彦、柴崎友香 <河出文庫> 評価:★★★★

【11】『宇治拾遺物語』町田康 (訳)<河出文庫> 評価:★★★★

【12】『それでも空は青い』荻原浩 <角川文庫> 評価:★★☆

【13】『広東語の世界 華南が育んだグローバル中国語』飯田真紀 <中公新書>
評価:★★★★☆

【14】『法王の牙 病院サスペンス集』黒岩重吾 日下三蔵 編中公文庫> 評価:-

【15】『女の熱帯』黒岩重吾 <角川文庫> 評価:-

【16】『大阪・関西万博 「失敗」の本質』松本 創(編著) <ちくま新書>
評価:★★★★☆

【17】『義経千本桜』いしいしんじ(訳) <河出文庫> 評価:★★★★☆

【18】『羆嵐』吉村昭 <新潮文庫> 評価:★★★★☆

【19】『名前で呼ばれたこともなかったから―奈良少年刑務所詩集―』寮美千代(編)
<新潮文庫> 評価:★★★

【20】『職業・打撃投手濱涯泰司 <ワニブックスPLUS新書> 評価:★★★

【21】『木挽町のあだ討ち永井紗耶子 <新潮社> 評価:★★★★☆

【22】『めでたし、めでたし大森兄弟 <中央公論新社> 評価:★☆

【23】『ほたるいしマジカルランド寺地はるな <ポプラ文庫> 評価:★★★

【24】『白桐ノ夢 ─ 居眠り磐音江戸双紙 25佐伯泰英 <双葉文庫> 評価:★★★

1年の締めは、真打登場! 磐音様! そして只今、鋭意併読中『馬場戦記』、『霜月記』。どっちが早く読み終わるか…。

昨年は本のタイトルをクリックすると、それぞれのブログに飛ぶ仕組みにしておいたけど、クリック状況を精査すると、ほとんどクリックされていないことがわかったので、面倒くさいのもあるし、今年はやめた(笑)。

ってことで、24冊読了。結構少ないね…。年々、字を追うのがつらくなってきて、その都度、老眼のレベルを上げるんだけど、そうなると、最終的には老眼では無理なところまで行ってしまいそうですな、視力が。定期的に眼科へは通っているので、相談はするのだが、センセは至って長閑に「まあ、そういう年齢になったということですよ」とおっしゃる。そういうもんかね?

それはそれとして、例年言う様に、本との出会いはまさに「天の配剤」。出会ってよかった5冊を挙げるので、手に取ってみられてはいかがでしょう?

『越境』東山彰良 <集英社文庫>
『大阪』岸政彦、柴崎友香 <河出文庫>
『宇治拾遺物語』町田康 (訳)<河出文庫> 
『羆嵐』吉村昭 <新潮文庫>
『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子 <新潮社>

町田康の口語訳による『宇治拾遺物語』なんぞは、疲れた脳みそを「これでもか!」とほぐしてくれますよ!

そんな塩梅で、紅白もズイズイと進行しておりますこの時間帯、誰もこのブログにアクセスなんぞはしないと思いますが(笑)、今年も拙ブログをご覧いただき、ありがとうございました。いずれも様におかれましては、良き新年となりますよう祈念いたしまして、本年これまで、また来年!

新年好!

 

 


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