◤ ホークス VS バファローズ 4回戦 ◢
今年も野球シーズンが始まった。また半年間、時に歓喜し、時に胃袋引っ搔き回されるような気分になり、またある時には心臓破裂しそうなくらいドキドキしたり、体中の血管から血が噴き出しそうなくらい腹立ったりとか…。まあ、シーズン終了後には精密検査受けなあかんくらい…。ってのは大げさだが、そういう日々が始まったわけだ。
さて、昨季は久方ぶりにBクラスとなった我が軍は、工藤監督君に代わって藤本博史君が監督に就任した。いわゆる「南海戦士」の監督就任、誠に喜ばしいことである。そして前任の工藤君同様、小生とは同い年である。ホント嬉しいね~、同い年の南海戦士。なんか「ツレ」が監督になったような気分だ。ヒロシ監督君は、泉州は忠岡町の出身。バリバリの南海沿線である。考えてみたまえ。南海沿線の野球少年だった人間が南海ホークスを受け継ぐチームの監督になる…。なんと夢とロマンにあふれたストーリーでありましょうか!
実は、数年前に「工藤も今年で最後?」なシーズンがあり、その時に小生は冗談半分、本気半分で「ここはひとつ、ヒロシで!」みたいなtweetを上げていた。昨秋、ヒロシ監督君が正式に決定した際、どこでどう見つけたのか、多くの方がこの本人すら忘れていたtweetに「何年も前に予言していた人が!」みたいなコメントをもらったり引用をしていただいたりして、「プチ・バズってる」状態に(笑)。
いや、実際、ここはヒロシ君しかないと思ったのは事実。理由は、就任時に球団からも発表され要請理由と同じだ。南海時代からホークスを知り、2011年からは二軍、一軍で打撃コーチ、三軍、二軍で監督を勤めてきた男。新入団の選手以外を知り尽くした男はヒロシ以外にいないわけで、監督に一番ふさわしいやろ。せやろ?
そんなヒロシ監督君率いるホークスは、開幕から連勝を重ね、開幕8連勝!その後、勝ったり負けたりちょっとやきもきすることもあったが、なんとか好調は維持してようやく大阪へ「戻って」来た。藤本博史、ホークスの監督となって地元大阪への凱旋である。その記念すべき第一戦を応援しないはずがないわけで、屋根付き大阪球場へ参じた。昨季のパ・リーグ覇者、バファローズをやっつけて、再び大型連勝と参りましょう!
まあ、最初の試合くらいは、ええお席から観ましょう(笑)。と言っても、この席からでも打球の行方がはっきり見えんようになってきた…。年は取りたくないもんだ(泣)。
我が軍先発投手は石川柊太。今季初勝利を目指す。頼みの柳田、栗原と飛車角を欠く打線は、上林を5番に起用。まあまあ頑張ってる。柳町の「まあまあ頑張ってる」と上林のそれは違う。上林なら「これくらいやってもらわな困る」ってところだ。問題は8番にまで打順が下がった新外人のガルビス。一向に打てる気配がせんのですが…。開幕戦の満塁本塁打が強烈過ぎ。このままやと、あの満塁打だけの人に終わってしまうで(笑)。
一方、敵軍先発投手は山本由伸。もう名前見ただけで「あかんわ、今日は負けや」となってしまう。そんな次第で、今日は由伸のピッチングを見物する日としましょうかな(笑)。なお、COVID-19感染者続出で非常事態の敵軍、この日は打線を大幅に変えてきて、先頭打者に関大出身のルーキー、ドラ2の野口、二番にはドラ4の渡辺を入れてきた。野口は敵軍選手ではあるが、後輩なんで応援しよう。
勝:石川(1勝0敗0S) セーブ:モイネロ(0勝0敗2S) 負:山本(3勝1敗0S)
観衆:16,000人
難攻不落の由伸相手に、三振と凡打の山を築くんだろうと思っていた。実際、1回から4回一死まではパーフェクトに押さえられていた。「完全試合見るなんて、1年長生きできるでw」って思っていたら、好調の牧原が初安打。しかし、後続絶たれる。5回も先頭の上林が安打放つも、続かず。まあ、予想通りの展開。
我が方の石川は、相変わらず四球が多い。3回までに早くも4四球。投球テンポが速い割に四球が多くてイーーーってなるんよな、見てて。では敵軍はそれに乗じて攻めてくるかと言えば、これがなんともはや(笑)。2回には一死満塁となるも、若月併殺打で万事休す。終わってみれば、敵軍、唯一の好機だった。
さてさて。いくら由伸が好投しても、味方が守ってくれなければ失点してしまう。6回表、好調の三森、牧原連続安打で無死1、3塁。中村晃のなんでもない遊ゴロを遊撃・紅林が捕りそこなって三森生還。なんと!由伸から失策がらみとは言え、先制点やで!続くグラシアル、またもや遊ゴロ。今度は紅林きちんと捕球して二塁安達にパスして併殺を狙う。あちゃー、今度は安達がやっちゃった。一塁へ悪送球。牧原生還。これで2点目。おおーー!由伸から2点取ったでぇ~~!
9回には、二番手の村西から柳町の適時打で3点目。8回を新加入の又吉、9回は不調の森に代わって抑えに入っているモイネロで3点を守って、完封リレー。
勝ったでー!
「由伸に黒星付けた!」と言っても、ボコボコに打ち込んだわけでなく、幸運な敵失での得点。由伸は8回を投げ抜き、被安打6、奪三振7、無四球と先発の役目をきっちり果たしている。我が方の石川は7回を投げて、被安打わずかに2、10奪三振、4四球。無四球なら100点満点上げたいんだが、90点ってところかな。厳しいかな?ま、それくらいはやって下さいよ、ってことで。
ところで、注目の野口君。8回に又吉からうれしいプロ入り初安打。思わず、手叩いてしもたわ(笑)。関大の選手は少ないので、思いっきり目立ってほしい。関大では主に遊撃手として活躍していたようだが、紅林を押しのけるくらいになってくれ!期待してるで!あと、敵軍では杉本のあまりにもの元気のなさというか、覇気の無さが気になる。どないしたんでしょうな…。
とりあえずや、どんなことがあっても、俺はヒロシを応援するで!ついて行くで!大阪球場で時を共有した同志として!
♪ここまで~飛ばせ~、ホ~ムラ~ン(ヒロシ!)
(令和4年4月19日 大阪夜間)
千賀、武田――球速150kmを超える投手の作り方をコーチが明かす
『魔改造はなぜ成功するのか』倉野 信次 (著) KADOKAWA
育成選手制度での入団から侍ジャパンのエースにまで成長した千賀滉大。圧倒的な球速アップをはじめ、ホークスには信じられない成長を果たす選手が多い。「魔改造」の謎を張本人が明かす。全高校球児も必読の1冊!
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。