「パ・セ交流戦」に入ってから一軍の試合があまりにもつまんないので、二軍の若い衆を見て来季以降への夢を膨らませようと、いい具合に甲子園で試合をするちゅうので、見物してきた。対戦相手のタイガースは我が方とは逆に、一軍は独走態勢で朝から晩までやいやいと在阪メディアやにわかファンがやかましいので、二軍をしっかりチェックして先にマウント取ってやろうという魂胆である(笑)。しかしながら、一軍のvsゴールデンイーグルス戦をテレビ観戦せずに、わざわざ二軍戦を見に来るような人は同じタイガースファンでも、何かしら仲間意識を感じるから不思議だ(笑)。
全国の地方球場を渡り歩くのが趣味な福岡の御仁からのお誘いで行ってきたんだが、なかなか結構なお席を取ってくれていた。この日はいつも以上に浜風が強く、肌寒ささえ感じるほど。鉄傘の下だからまだマシだったけど。「この風やと外野の飛球はどうなるかな?」などと考えながら見物する。外の球場はこういうのんが面白い。
両軍の先発メンバー。上林、リチャード、野村なんてクリーンアップは「一軍で数年後にこうなってたらいいね~」みたいな感じ。敵軍では三番のロハス・ジュニアに注目。で、何年たっても小生のタイガース戦二軍試合は「四番・陽川」である(笑)。先発投手は我が軍が二保。敵軍がなんと、チェン・ウェインである。「そう言えば、阪神に行ったなぁ…」と。
ウエスタンリーグ13回戦(H・6勝7敗)
勝:鈴木(2勝2敗0S) セーブ:小野(0勝0敗1S) 負:二保(3勝1敗0S)
本塁打:T|ロハス・ジュニア4号ソロ(6回)
観衆:2,316人
二軍戦、それもCOVID-19の感染拡大の中で入場数を制限した中で2300人も集まるのだから、両軍ともに付き合いのいい御贔屓筋に恵まれていて、まことに結構な話である。昭和40年代の甲子園のオープン戦とか消化試合よりも客多いね(笑)。甲子園で消化試合観客500人とか普通にあったもんねぇ…。今の選手は恵まれている。恵まれすぎている。
この試合では3三振に失策もあっていいとこ無しだった佐藤直樹だが、足も速いし一軍に定着してほしい選手。
先制したのは我が軍。2回表、先頭の5番野村が左前安打。続く井上も左前に打ち返し、釜元が犠打で一死二三塁。小林の中犠飛で三塁から野村生還で1点先制!3回裏には二死から島田の適時打で同点に追いつかれるが、4回表には先頭のリチャード死球、相手遊撃・山本の失策から釜元の犠飛で再びリード。あのチェン・ウェイン相手によく健闘している。が、それもここまでだった。
結局、チェンは2点を失いはしたが、5回を3安打2失点、三振5つを奪って後続にマウンドを譲る。二保は5回に遠藤に適時打を打たれ、6回にはロハス・ジュニアに一発を浴びてしまう。ああ、「注目してる」なんて言ったら、きっちり打たれてるw。攻撃も4回以降は敵軍の小刻みな投手リレーに翻弄される。最終回に代打の谷川原が左翼線二塁打を打つまでは走者を出すことさえ叶わなかった。谷川原はさっさと上に上げて、打てない一軍連中を刺激してほしいね。君ならできる!
さて先発の二保だが、8安打4失点ではあったが、8回を投げ抜いたのは立派。121球投げたのだからこれは一軍登板への最大のアピールにはなるだろう。押し出し1点もあったけどね(笑)。同行の御仁とも「和田あたりを1回休ませるときなんぞにどうだろうか?」と話していたんだが、なかなか和田もへばらない(笑)。とにかく一軍の先発は千賀、東浜が抜けているにもかかわらず、壁が厚い。頑張る二保になんとかチャンスを、と思うのだが…。
ま、中盤以降まったく見どころのなかった我が軍。中盤以降、スタンドが盛り上がった敵軍。な~んもおもろいとこない。両軍ともに淡白な攻撃で、試合時間もわずかに2時間36分。シャシャーっと終わってしまった。
負けたで~!
ま、色々と若い衆が見れてよかった。ってことにしておきましょか(笑)。
※翌日、翌々日は大差で連勝。そっち行きたかった(笑)。
(令和3年6月11日 甲子園夜間)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。