【こうせつと歌おう!】the 26th GREEN PARADISE

こうせつと歌おう!
the 26th GREEN PARADISE

2週間ぶりのこうせつであります、待ち焦がれたぜ!(笑)

今回は九州の山奥から一転、東京のど真ん中、日比谷野音で恒例の「GREEN PARADISE」。これが数えて26回目。いや~、よく続いている。1回目、なんと俺、まだ20歳代だったんだから(笑)。

さて、南こうせつという人は「雨男」として、つとに有名である。もはや、我々ファンの間では、「好天に恵まれ」ではなく「荒天に恵まれ」の方が通りがいいほどなのだから、いかに「雨男」なのかがわかるだろう。

そして、この日。やはり「荒天に恵まれ」お日柄もよく…であった(笑)。

朝、大阪伊丹から航空機に乗り込んだのであるが、その時点で昨晩来の大雨はほぼ上がっていた。かかる状況はすなわちその大雨は東へ下ったわけで、羽田到着時は空港の分厚いガラス越しにも、はっきりと雨粒が見えるほどの降りようであった。

一旦、ホテルで茶などを喫みながら、MXのホークス戦中継を眺むるに、熊本藤崎台球場は、すっかり晴れあがっている。恨めしきは東京の本降り。されどコンサートの主役がこうせつである以上、いたし方なし(笑)。

日比谷野音はしっかり雨の用意をしてきた、ベテランこうせつファンで埋め尽くされている。ま、ベテランでなくても三軍育成選手でも、この雨ならしっかりカッパを着込むだろうけど。

1曲目は「うちのお父さん」。なんかグリパラのオープニングはこれに固定されてないか?とさえ思うほど、「うちのお父さん」から始まる頻度が高い気がする。ま、盛り上がる曲ではあるんだけど、この歌による空気での盛り上がりを期待しているってわけじゃないんで(苦笑)。

続いて「オハイオの月」。これでしょ、1曲目は。順番おかしないかえ?このころの曲を最初にガーンとやってくれると、こっちも調子もん揃いだから、すっかりその気になっちゃうのにねぇ。

で、何曲かあって、「ええええええ!まじっすか?」と頭の中に「?」が渦巻いた「雪が降る日に」。さあ、いよいよ夏も目前!って時期に、♪ゆ~き~が、ふ~る~よ、止まずに、昨日から~って歌われて、気が動転しちゃうじゃないか。ただでさえ、雨で冷え冷えとしていたのに、心まで凍らさんといて~(泣)。後半に「夏の少女」歌ってたけど、それ歌うならここでしょ!とね。やっぱり順番は大事です。

最初のゲストコーナーは吉田山田の二人。いや~、この若人二人が相当イイね。こいつは掘り出しもんだ。いい出会いだった。NHK『みんなのうた』で歌ってたという「日々」という曲、そしてもう1曲「母のうた」を披露。特に「母のうた」はよかったな~。きちんとした歌を作って、きちんと歌える若い人、大いに活躍してほしい。

「花一文目」を弾き語り&マキさんのアコーデオンで。この歌が大好き。香港生活を始めたかれこれ20数年前、しょっちゅう聴いていた。別に弟は「行くな!」と泣かなかったし、心中ではうっとおしいのが居なくなってラッキーと思っていたはずだけど(笑)、なんか自分のことのように聴いていた。そんな大事な曲なのに…。途中でおしゃべり入れてしまうなんて、あんまりだ~~!通しで聴かせてくれ~~!

二組目のゲストは、大御所・加藤登紀子。「百万本のバラ」「大きな樹の物語」「愛の賛歌」を熱唱なれど、ごめんなさい、御不浄&喫煙タイムにしてしまいました。

そしてこうせつ3度目のステージは、「風に吹かれて再会篇」から始まり「夢一夜」で締めくくり。これまたごめんなさい、歌に集中せずに、ぼ~っと他のこと考えてました。「え、もう終わったん?」みたいな(笑)。

次なるゲストは、こちらも大御所・遠藤賢司。いや~、エンケンは相変わらずやね。嬉しいわぁ、こういうステージ観るのは。「夢よ叫べ」を歌い、引っ込みで会場を大いに盛り上げる。吉田山田、いいもの見られたね、すごい御仁と同じステージに立てたね!(って、すっかり吉田山田の父親気分な俺www)

そしてこうせつ。「青春」で始まる。これはイイですね。この雰囲気の客席が好きだな。このころには雨は小降りになってはきたけど、いまだ止まず。やっぱり最後まで雨降らしのおいちゃんなのかねぇ~。そろそろ、ガツンと一曲、温めてほしいところなんですが~、どうかなぁーー!?

んで、あえて言う。この野音でのグリパラで「神田川」はいらない、と。(うわぁ…、断言しちゃった…)

「マキシーのために」。まあ、盛り上がりはあるけど、通常のツアーも含めてちょいと食傷気味。「ガツンと一曲、温めてほしい」のは、これじゃなくって、ほら…。

しばらく聴いてなかった「男たちよ」。これで盛り上げてほしくはない。そのうちのひとつならいいけど、本編では結局これがクライマックスだったのが、なんと最早な。もっといろいろあるのに…。蔵にしまっておかないで、どんどん虫干ししようぜ!

で、「満天の星」でキラキラできて今日も幸せ、って人が多いのには、もうどうにもこうにも(苦笑)。本当に血圧降下作用はあるのか?(笑)。糖尿に有効なのか?(笑)。俺はこれ以上血圧が下がると、上が100を割ってしまうのだが…(笑)。

んなわけでアンコールに期待しようか。が、「からたちの小径」をゲストの藤あや子が歌うという奇妙なアンコール。やっぱ、ここも順番ですよ、順番。中ほどにしてくれていたらここでワーワー言わなくて済んだのにねぇ。いや、小生は実は藤あや子が大好きなんですよ、あの魔性に殺めてもらいたいくらいなんだが、ここは無いわ~。

その魔性の女が引っ込んで、「夏の少女」来たか。前述の通りだ。ここじゃないって。

そして締めは「元気でね」。これももはや定番となったようだが、皆の衆は納得のラストソングなんだろうか?「納得だ」と言われたら、「えらいすんませんでした」とすごすごと引っ込むしかないんだが(笑)。

まあとにもかくにも、雨の中、みんなよく頑張りましたね!倒れる人もなく!
何と言っても、こうせつもゲストもよく歌ってくれて、そこは感謝あるのみ。翌日の各メディアの報道に目を通すと、まだ当分はグリパラを続けてくれそうな雰囲気なので、うれしい限り。

今回はなんやかんやと文句言ったけど、40何年間も歌い続けてきたこうせつ、いろんな時代のいろんな世代のファンがいるので、それぞれが「あーしろ、こーしろ、あれ歌え、これはいらない、それをやってくれ等々etc」と希望や文句を言うから、セトリ作成も大変だなと思う。ファンとは、とかく欲張りで勝手な存在だから。

理想を言えば、こんなことを考える暇もなく、興奮のるつぼに巻き込んでくれればそれこそ最高なんだけど…。

そんなこうせつでずっとあり続けてほしいなぁ。

追記;
このブログ、しばらく非公開にしていたのだけど、公開する勇気を与えてくれた同志に感謝します!

(平成29年5月13日 日比谷野外大音楽堂)



 


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