柝の入りてひきしまる灯や初芝居 秋櫻子
というわけで、今年も色々と劇場通いをいたしたく、まずは大阪の子だから有無を言わさず、人形浄瑠璃文楽からスタート。
<第1部>
国立劇場開場五十周年を祝ひて
『寿式三番叟』(ことぶきしきさんばそう)
『奥州安達原』(おうしゅうあだちがはら)
環の宮明御殿の段
『本朝廿四孝』(ほんちょうにじゅうしこう)
十種香の段、奥庭狐火の段
<第2部>
お染/久松『染模様妹背門松』(そめもよういもせのかどまつ)
油店の段、生玉の段、質店の段、蔵前の段
ロビーとの一段の違いに意味はあるのか?詳しい人、教えて!
舞台の所感あれやこれやはまた後日。
まずは華やいだ劇場の雰囲気からということで。
あ、それと忘れちゃいけないこの写真!
昭和59年に文楽劇場が開場し、それ以来、正月公演で楽しみにしてきた芸人による「まき手ぬぐい」。ほぼ毎年、ゲットするチャンスを与えられながら、一度もキャッチすることができていなかったんだけど、この日の第二部でついにその時が到来したのである!苦節34年、ついに念願のまき手ぬぐいキャッチである。
第一部の幕間でキャッチできなかった小生は、また来年と諦めたのだが、そうだそうだ第二部があると気を取り直し、その時を待つ。三味線弾きの鶴澤清允クンが放った手ぬぐいは、前のお席の方の両手の隙間を抜けて見事小生の膝の上に着地したのであった。ファインプレーではなくたまたま偶然のゲットだが、これは正月早々縁起がよろしいではないか。
一方で、これで今年の運を使い果たしたという声もチラホラ…。さてさてどんな1年になりますやら。
(平成29年1月7日 日本橋国立文楽劇場)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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