【上方芸能な日々 落語】第26回「彦八まつり」

落語
第26回 彦八まつり

13731701_1184670094885616_730612705888468039_n-thumb-679x960-24841朝夕は若干涼しくなったが、いざ日が昇ればまだまだ焼けつくような熱い日差しにまいってしまう9月…。

毎年、9月の第1土、日曜に生國魂神社(いくたまさん)で開催される「彦八まつり」。上方落語協会に所属する噺家さんによる一大イベント。すでに26回目ともなると、すっかり大阪市民に定着しており、すんごい人出となる。訪れたこの日も、すでに天王寺駅でも来場者に配られるうちわを手にした人を見かけるのだからえらいもんである。

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ちょっと怪しい雲も出て、スポイドで一滴落とした程度の小雨が降ったが、今年もやっぱり滞在中はクソ暑かった。

先日、落語会にお邪魔した文都師匠のテントへ。ちょうどお師匠はんもおられ、秀都、都来、さらには八方師匠のお弟子の方気も。「まあ、ビールでも飲んで行きなはれ」とテントの下に入れてもらって一息。「もう喉乾いてアカン~」と思っていたのでラッキー。でもお代は払った(笑)。

他の御贔屓さんや作家の田中啓文氏としばし歓談。喉も潤い、ビールのおかげでちょいと気分が晴れたところで、「ほな、ちょっとブラブラしてきまっさ」と立ち去る。

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落語チームの盛況を見て、西鶴さんは何を思う?
文楽、歌舞伎合同で「近松まつり」でもすれば楽しいのにね…って思ってるかもよ。

いろんな屋台を冷やかし、ステージで繰り広げられていた素人さんの演芸コンテストに大笑いし、知った噺家さんに「また後で寄りまっさ」とあいさつを交わし(で、あとで寄ったためしなしw)と、ぶらぶらと境内を歩くのだが、とにかく人でいっぱいなのでそれだけで疲れてしまう。

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ちょっと嫌なことというか「これはどうしたものか…」ということが起きて、気分が滅入っていたこともあり、正直、例年ほど「楽しめた」というわけではなかったが、ま、楽しそうな人たちの顔をいっぱい見られたので、よしとするか…。

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そう言えば、この日は「ひこはちくん」の着ぐるみさんには出会わなかったなぁ…。さては熱中症で倒れたか、中の人?(笑)。

(平成28年9月3日 生國魂神社)




 


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