Go! Go! HAWKS 2015
ホークスvs バファローズ6回戦
よく3連戦を3連勝したチームのファンが「よっしゃ~!3タテや!」なんて言うが、これは厳密には誤用。
たて【立て】は助数詞で、「勝負に続けざまに負けた数を数えるのに用いる。連敗。」の意。
どうしても「たて」を使いたいなら、「3タテ食らわせたった!」とか「へへ~、3タテしよったわ、弱っちい奴らや!」と使えばいいんだが、勝った方が使うと、間違いではないが、なんとなくヘンな日本語になるから、やっぱり「たて」は負けた場合に使う方がしゅっとしている。
この三連戦で、まさに猛牛に「3タテを食らわせてやろう」と目論んでいたはずだが、世の中そんなに甘くはない。まあ、2勝1敗の勝ち越しは上等。派手な連勝は反動も怖いからあえてする必要無し。地道に連敗しないように勝ちを重ねていけば、それでよし。連敗しなけりゃそれでよし。
ファン心理としては、そりゃまあ、すっきり白星を3つ連ねては欲しかったけど、まだ開幕から1ヶ月も経過していないうちから、あまり欲どおしいことは言わないことだ。そのうち、必ず「きぃ~~~!」なる日々が訪れるから、今はのんびりしておくことが肝要だ。
第6回戦(ホークス4勝2敗)
勝:東明(1勝0敗0S) 負:東浜(0勝1敗0S)
本塁打:H・柳田2号、松田3号
観衆:15,421人
「敗軍の将は兵を語らず」ではないが、「敗軍のファン試合を語らず」といきたところだが、語ってしまうのもこれまたファン。
初回柳田、2回松田と大きな本塁打が続き、勢いは我が軍にあった。しかし、先発の東浜が前日の武田以上にしゃきっとしない。両軍先発投手、東明が8回を投げ抜き、打者28人相手に被安打5(内2本塁打)、奪三振6、与えた四死球2、自責点2。一方の東浜は、5回途中二死で降板。打者26人相手に被安打8、奪三振3、与えた四死球4、自責点5。被安打数云々の前に、四死球である。四球は投手のエラーと言われるが、画に描いた自滅投球内容。試合にならない。前日の試合でも、武田に対して「踊る手足に目鼻を付けて」というピッチングを期待したいと言ったが、東浜に対しては、目鼻だけでは足りないようだ。以前の大隣が同じように試合中盤に四死球で自滅することが多かったが、今や攝津と並ぶエースである。それを思うと、武田も東浜も改善の余地は大いにあるし、今後に期待は持てる。本人次第ではあるけどな。
さて、散々、糸井と安達が気になると言ってきたが、この日はもうそのイヤ~な予感的中。糸井3安打、安達3四球。糸井は3打点、安達は3得点。この二人がことごとく得点にからんでいたのである。さらに不調の小谷野や出たり出んかったりの川端までも調子こいて…。去年、ここでわずか2回しか勝てなかったときのような雰囲気になってしまった。
糸井が完全に目覚めたように、ようやく我が軍も沈黙の李大浩が、最終打席で得点機を作る安打。本格始動のきっかけになればいいけど。「期待して期待しない」でいるのが、がっかりしない一番の方法だから、そうしよう(笑)。
「三タテ食らわせてやろう!」と意気込んで臨んだ第三戦だったが、なかなか3連勝というのは簡単にはできない。とはいえ、勝ち越し上等。これでよし。
◆
さて次の屋根付き大阪球場(通称・京セラドーム大阪)でのこのカードは、ゴールデンウィーク。5月1日、2日、3日に恒例の「OSAKA CLASSIC 2015」として開催される。今年の我が軍の復刻ユニフォームは、1978年の広瀬監督就任時から1983年までのヴァージョン。言いかえれば「夢も希望もなかった時代」のもの。小生の中では、「復刻」は昨年の昭和48年優勝ヴァージョンで完了したので、あとはお好きにどうぞというところなんで、今回の「OSAKA CLASSIC」では「タカノミクス」に踊らされて「南海貧乏」になることもないだろう。って言いながら、すでにライターを5個買ってはいるが(笑)。せいぜい、そんなところだ。ま、「こんな時代もあったなあ」ってことで、南海ファンの人は行くといいよ。
はっきり言って、「このユニフォーム、嫌いです!」
そしてまたまた言いますが、
ホームランボール、塚田に渡してあげて!
(記念すべきプロ入り初安打・初本塁打やねん!)
(平成27年4月16日 大阪夜間)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。