Go! Go! HAWKS 2013
ホークスvs ゴールデンイーグルス20回戦
第20回戦(H・10勝10敗0分)勝:オセゲラ(1勝0敗) 負:ダックワ―ス(5勝5敗)
本塁打:H中村3号
観衆:36,464人
まず最初に、南海VS東北楽天、9月1日の試合結果から申しておこう。4-0で我が軍の勝ち。楽天さん、お気の毒に「優勝マジック消失」でありまする。アタシなんかはもう何十年も見てきてるから、この時点でマジックが消えたところで、な~んとも思いませんけど、ゴールデンイーグルスのファンの皆さんは、結構落ち込んでるのかな? 言うときますよ、「パ・リーグは怖い所よ~」と、ね。特に1001監督、気ぃつけや…(笑)。
そんな試合だが、来日初登板の先発・オセゲラの投球に注目が集まる。「ほう、やるやんか!」という立ち上がりでスタートし、1回裏、中村の先頭打者本塁打で、幸先良く1点を先制。3回裏には、二死から、内川・柳田・長谷川の3連続適時打が出て、4-0に。
先発・オセゲラは5回表、二死から連打を浴びながらも無失点。6回表には、オセゲラは四球と安打で無死1,2塁のピンチ。後を受けた千賀がさらに四球で無死満塁。一死取るも、満塁のピンチは続く。今年の楽天はこういう好機をことごとく得点にしてゆき、「あああああ」言うてるうちに大逆転という試合が非常に多い。ここで登場した森福。「もはやこれまでか」の球場の雰囲気を一掃する快投で、連続三振を奪い、無失点!森福の復活というか回復は、9月大攻勢に向けて、非常に心強い!最後は6番手・五十嵐が無失点に抑え、首位楽天との3連戦を勝ち越しで終わることができ、非常に大きな1勝。
7回表になると、ラッキーセブンに上げるジェット風船が、「ボウフラが水害に遭うたみたいに」にょきにょき出てきて、ほとんど試合が見えませぬ!
先頭打者本塁打の中村!その後のファイターズ3連戦で、規定打席に到達!
素晴らしい投球でピンチをしのいだ森福!やっぱり君がおらんとアカン!
子連れでお立ち台に登場したオセゲラ投手。子供のころ、「ゲラオ」とか呼ばれてたのかな…、と思いつつ、ああ外人さんやったね(笑)
先発のオセゲラだけど、6回途中まで4安打無失点に抑え、初登板・初先発で初勝利を挙げたのは立派。ただ、5回あたりから、明らかに「肩で息する」投球が目立ってきた。リリーフ陣はシーズン当初からフル回転しているだけに、せめて6回3アウトチェンジまで投げてほしいところ。次回に期待かな。
そしてこの日も、「勝利の花火」は緑色(に見えたんだ、現場では!)
さてさて、野村克也の36年振りの南海ユニフォーム姿に興奮し、さらに試合も首位の東北楽天ゴールデンイーグルスを下し、最高な気分だった土曜の夜(すなわち2戦目の夜のことな)は、とあるバーでホークスファンの皆さんと語り合った。京セラドームで顔なじみの古くからのファンとは、非常にコアな昔話で盛り上がり、福岡の若いファン相手に南海ホークスを熱く語り、気がつけば1時前。ほな、帰りまっさとホテルへ引き上げてもなお、野村の南海ユニ姿が瞼の裏から消えず、なかなか眠りにつけない、それはそれは、うれしい夜を過ごしたのだ。おバカで一途な南海ファンだから(笑)。
明けて福岡3日目の朝。今日もまた雨、激しい雨。いつまで降るのよ…。ただ、心配された台風は、温帯低気圧になり、昨日一昨日のような、「これまでに経験したことのない」豪雨にはもう見舞われないだろう。駅からドームまでの間に雨に降られると、一日のヤル気が奪われてしまいそうなので、本日は、天神からバスでドームへ向かう。
この日も座席はS指定席。外野席と違って、ひじ掛けにもたれながら、ゆったり見れるのが心地よいわな。
で、福岡ドームでの「レジェンド・シリーズ2013」最終日、迎えられたレジェンドさんは、佐々木のまこっちゃんと浜名のちーちゃん。なんですかいな、自分よりも年下の選手が「レジェンド」と呼ばれて、こうしてゲストで出てくると、「なんじゃいな?」って思ってしまう。
まあ、無理もないわな。不思議なことに、初日に登場の小久保も年下だけど「やっぱり、しっかりしたはるわ~」と感心しながら見てたので、レジェンドでも不思議じゃない。しかし、佐々木と浜名、とりわけ浜名がレジェンドって、、、「おい!」みたいな(笑)。でもまあ、それくらいファンの支持が厚いということなんだから、しゃあない、認めてやるか(笑)。
佐々木は南海終末期の期待の若手選手だったから、非常に印象深い。ちょうど今の柳田のような存在だったかな?走攻守そろっていて、若手の頃から「大物感」を漂わせていたし、実際、そんな選手に成長したもんな…。
佐々木誠はダイエー時代のユニフォームで登場。え~!南海ちゃうん?
しかし、よう焼けてるな~、浜名君! ついでやから秋山も並んだらよかったのに、外野手部門で選ばれたんやから
そういえば、今回の「レジェンド・シリーズ2013」、選手応援歌も復刻だったけど、柳田は佐々木の応援歌を使っていたね。これは俺、気に入ってる。あと、細川のハモンド(俗に言う「働けバージョン」w)もぴったりで、実際、働いちゃったし(笑)。どういう取り決めや事情があったのかは知らないので、あまりなことは言えないけど、やっぱり「復刻応援」を5回までっていうのは、よくないねぇ。最後まであれでいってほしかったなあ。
それと『南海ホークスの歌』の扱いな。当初の「取り決め」では、5回終了後に流すと聞いていたんだが、初日は流れず。球場運営側に「手違い」があったらしいけど、この日だけの観戦で、その瞬間を楽しみに来ていた人は、がっかりだったろう。気の毒に…。2日目、3日目はちゃんと流れたけど、これもやっぱり「ラッキーセブン」で流して欲しかったな…。ちょっと扱いが中途半端だった。
あ、そうそう、多くの方々から「また『南海ホークスの歌』で号泣したんでしょ?」と聞かれたけど、泣きません。それどころか笑顔で唄ってました。なんかねえ、あの歌はやっぱり大阪で聴いてこその号泣ですョ。福岡ドームで聴いても、ホームの試合なのにビジターの感覚になってしまい、「流してくれてありがとう」くらいにしか感じない。あの1950年代のリズムは、福岡ドームにはまったく似合わない。とりあえず、南海時代を知らないファンに「こういう歌だったんですよ」と知ってはもらえただろうけど、そこまでだった。『南海ホークスの歌』の最中に便所や喫煙に行くんだろう、席を立つ人の方が圧倒的に多かったしねぇ、内野席では。
<<スコアボードのチームロゴのところ、最終日になってようやく南海バージョンに。こういうの、はっきり言うて気ぃ悪いわな。「sh」でいくならいくでええから、3日間通せばエエのに…。最初はやる気なかったんやろ?とか疑ってしまうしね…。
ま、本拠地が変わり、球団も南海~ダイエー~ソフトバンクと変遷を重ねると、こういうあれやこれや、難しいわな。色んな時代の色んなファンの思惑や希望は様々だけにね。でも、今年は「南海でやる!」と決めた以上は、さらに徹底してやってほしい部分は、多々あった。と、言いながら、これだけのことをやってくれたんだから、文句を言いつつも、関係機関、関係者各位には、めちゃくちゃ感謝はしているのだよ。
「レジェンド・シリーズ」はまた来シーズンも行われると思う。それぞれの球団の歩みを振り返り、偉大な先人の偉大な功績にスポットを当てるのは、非常に大事なこと。それによって、今回の小生のように、小中学生の頃からの応援の記憶をたどることができ、野村のおっちゃんの「36年振りの“南海復帰”」なんていうドラマに遭遇し、感動することもできる。
そして願わくば、若いファンの人たちには、よほどの事情がない限りは、どんなに弱くても、どんなに先発陣壊滅状態でも、監督が無能で滑舌が悪くても(笑)、今応援しているチームをこれから先も変わらずにずっと応援し続けてほしい。数十年後の「レジェンド・シリーズ」で、凄い感動に出会えたら、こんな幸せなことはないと思うよ、「このチームを応援し続けてきて、本当によかった」と、きっと思うはずだから。
「南海ホークス」は25年前に無くなってしまったけど、野村も門田も広瀬も桜井も藤原も佐々木も、こうやって会うことができた。またこんな日が来るといいなと、待ち続ける僕は、これからも南海ホークスファン。事のついでに福岡ホークスのファン(笑)。
(平成25年9月1日 福岡ドーム 昼間)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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