こうせつ&正やんと歌おう!
Festival Hall オープニングシリーズ
南こうせつ/伊勢正三 SPECIAL CONCERT
~ひめ風~
日本を代表するホール「フェスティバルホール」が、装い新たにオープン!
そのオープニングを飾るコンサートが、数々用意されているが、そりゃ、アタシとしてはもちろん、このライブでしょう!
ってわけで、行ってきましたョ~!
「Festival Hall オープニングシリーズ 南こうせつ/伊勢正三 SPECIAL CONCERT ~ひめ風~」
こうせつと正やんで「ひめ風」ですってよ、奥さん!!
最初に、感想をズバッと言いますと、
それはもう素晴らしいひとときを過ごせました!
これに尽きますね!
なんと言うか、
すべてを委ねることができる信頼のライブ!
と言うと、保険の宣伝みたいか…。
いやいや、やっぱり二人は、信頼できるんだ!
そりゃもう、40年近くになるんだもん、この人たちとは(笑)。
オープニング前から、おっさん&おばはんで埋め尽くされた館内は、異常にヒートアップしておりまして、「こうせつコール」と「正やんコール」が飛び交います。
もう、これだけで、アタシなんかは胸いっぱいになっちゃいます。
幕が上がり、おいちゃんと正やんが登場すると、さらに館内はヒートアップ!
二人が並べば、もはやそれは「かぐや姫」の世界。
(あ、いや、パンダさんがおれば、さらに良し、ですけど、ね)
最初の曲は、
「昭和53年、かぐや姫再結成の時、大阪府立体育会館での最初の曲」
なんて言えば、分かる人は分かります(笑)。
イントロ聴いただけで、ジ~ンと涙が浮かんできます。
二人が並んでこの歌を歌っている、なんとも素敵な光景です。
フェスティバルホールオープニングを飾るにふさわしいシーンと言えましょう!
ライブは、おいちゃんの「高校の現代国語の授業でテキストを解釈するロマンチックな先生」みたいなお話を、正やんがさらっとかわしてゆくww、みたいな感じと言えば、二人のファンにはよく理解してもらえると思いますが、そんなお話を挟みながら、ほぼ、かぐや姫時代の曲で進行してゆきます。
色んな歌が、これまで自分の来た道の様々なシーンを思い出させます。
歌の力ですね。中には思い出さなくていいことまで、なんてね(笑)。
で、やっぱり『なごり雪』は、正やんが歌うバージョンが最高ですね。
単に作った人だから、というだけじゃなく、なんていうのかな、あの感覚…。
とりわけ
♪落ちてはとける雪を見ていた…
あの部分ね! あそこ、イルカが歌うのも勿論いいのだけど、正やんが歌うと、もう涙腺決壊で大変です。
周りのお客さんがみんな、いい表情でステージを見つめて、笑ったり泣いたり、時には立ち上がって拳を突き上げ、そしてステージの二人と共に歌う…。
どの歌も、みんながパーフェクトに歌える歌ばかり。みんなこれまでの人生で、どれだけ歌って、どれだけギターの練習したんや、みたいなね(笑)。
☆
二人と一緒に2700人みんなで歌いながら
「一人じゃないと知ったそのとき、明日が笑って」いた。
青春のほろ苦い思い出いろいろ
そう、あのときも「ブロック塀に沈む夕陽がさびし」かったよな。
デートしても、あと一歩踏み出せなかったぼく
「さよならはまだ早い 時計ばかり気にして」いる気の小さい男。
恋愛や文学を語りあったあいつの下宿は「三畳一間の小さな下宿」。
大人になっても「雨がつづくと仕事もせずに キャベツばかりをかじってた」あいつの名前は…「あ!田中君じゃないか!」
あの日も「窓の外は雨 雨が降って」いた。
そう「あれははかない約束」
そして二人は「涙にぬれた」。
「去年の夏までは 兄ちゃんと来たけれど」
ってあの娘は言ったけど。その日は僕とふたり。
「誕生日に22本のローソクを立て」た。しゃ~らら~は歌わずに…。
「僕はまだあの頃のまま」。
あの別れの日
「足跡を追いかけて 足跡を追いかけて」。
「落ちてはとける雪を見ていた」。
「あなたのやさしいこの手は とてもつめたく感じたけど」。
そうだ。
「優しかった恋人たちよ 振り返るのはやめよう」。
「寂しいとき 今も僕のなぐさめに吹くのは」あのころの風。
そうだ。
「春になれば下がり梅の花が咲きます」。
そうだ。
「部屋の灯消しながら また会うその日まで、また会うその日まで」。
この日の曲の歌詞の一節を適当に抜いて、適当に並べてみました(笑)。
抜けてる曲も多々あるかと思いますし、
「それ歌ってないぞ!」
もあるかもしれませんが…(笑)。
この二人のライブ、何度でも見たいな、聴きたいな…。
おいちゃんお願い! 正やんお願い!
さて、新装なったフェスティバルホール。
音響に関しては、アタシは耳が遠いので当てにはなりませんが、以前の音響と変わりはなく、あるいは少しばかりよくなっているかもしれません。
これについては、演奏したミュージシャンのみなさんに感想を、ぜひお聞きしたいですね。
以前のフェスもそうだったんですが、ここはとにかくステージの間口が広くて、
「見る」という点については、アタシはちょっとしんどい。
新しくなっても、それは当然そのままです。
あと、もう少し祝祭的なムードがあるのかと思ってましたが、ロビーなどは意外と地味で、それはそれで「伝統と格式」を重んじたのかもしれませんが、ちょっとワクワク感が足らないような気もしました。
とは言え、これからまた、この新しくなったホールで、どんなステージが繰り広げられてゆくのかと思うと、やっぱり期待感持てますよね。
新しくなった正面のレッドカーペットを踏みしめるのは、やっぱり心地よいものです
(平成25年先帝生誕の昭和の日のこと)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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