【Go! Go! HAWKS 2013 5】OSAKA CLASSIC<1>*旧ブログ

「雀、百まで踊り忘れず」

と言いますが、

 今回の「OSAKA CLASSIC」では、それを自分自身に実感したもんだわさ。

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南海軍として、昭和13年にスタートした我がホークスの創設75周年記念の一環として、オリックス球団全面協力の下に実現した「OSAKA CLASSIC」は、4月19日~21日まで、京セラドーム大阪において開催され、南海ホークスファンがスタンドの三塁側からレフトを緑色に染め上げ、「どっちがホームチームやねん?」みたいな気勢を上げたわけであります。
自他共に認める狂信的南海ファンである小生も、この「青汁状態」のスタンドに3日間ともかけつけ、往年の「選手別応援歌」を、配布された歌詞を見ずとも、すべてスラスラ歌えてしまうと言う、まさに「雀百まで…」を身をもって証明したわけであります。
こんなに記憶力に優れた人間だったとは(笑)。

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「南海」武田くん(右)と「近鉄」西くん

現実的には、「オリックスvs福岡ソフトバンク」の公式戦3連戦だが、両軍がそれぞれ、近鉄、南海の復刻ユニフォームを着用し、ラッキーセブンには近鉄、南海の球団歌が流れ、応援団も当時の選手応援歌を奏でて、掛け声も「近鉄、倒せ~!お~!」となるなど、ここに「近鉄vs南海」が実現されたのであります。
ファンそれぞれに思いがあって、必ずしも「満場一致」で受け入れられているわけではないし、厳しい批判の声も多数耳にしている。
とりわけ、近鉄ファン、阪急ファン、ブルーウェーブファンとしては、受け入れがたいものがあったのは、容易に察せられる。
が、とりあえず、3連戦が終わるまで、それを口にするのは、小生は「野暮」の極みだと思っている。
まずは、様々な「大人の事情」をクリアし、これを実現してくれた両球団ならびに南海電鉄ほか関係者に敬意を表し、感謝したいものである。
綺麗事であるのは百も承知だけど。
まあ、そのへんは別途「OSAKA CLASSIC ダークサイド」で書くことにします。

☆☆☆

「OSAKA CLASSIC」1日目 4月19日(金) 大阪夜間 観衆1万7,484
4-2でホークスの勝ち。勝ち投手は攝津で、3勝1敗。負けは金子、2勝1敗。ファルケンボーグにセーブ。本塁打、T岡田3号。両軍対戦成績は2勝2敗。

***

まずは南海が「OSAKA CLASSIC」先勝!
攝津は安心と信頼の投球内容。
打線は、立ち上がりの良くなかった金子を早い回で攻略しておいてよかったよかった。あの好機を悉く逃していたら、T岡田の一発で負けていたかも…。
それくらい金子は初回の乱調が誤算。

試合前、南海と近鉄で活躍した山本和範のトークショーが行われたので、聴いてきました。
終末期の南海ホークス。大阪球場のライトスタンドで観戦していた小生の目の前には、いつもライトを守る山本の姿がありました。
打点を挙げたイニングの後、守備に戻ってきた山本をライトスタンドの観客が大声援で迎え、帽子をとって笑顔で手を振る山本の姿を忘れていません。
さあ、そのドラ、まあしゃべる、しゃべる、しゃべりまくる(笑)。笑いも取るしねぇ。

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まさにあの当時着用してたユニフォーム姿のドラがそこにいた!
かなり太ってたけど(笑)、それはご愛嬌。
見物人Aさんが「今、球場はフェンスも高くなり、グラウンドもずいぶん広くなったが、当時のホームランバッター、たとえば門田さんは、今の球場でもホームラン打てたと思うか?」の質問に、「広ければ広いなりに練習するするはずだから、打てますョ!あの人(門田)は、大阪球場後方の阪神高速に打ち込んだんやからね!」と。
いや、そこまでは知らんけどw…。たしかに、ライトスタンドの後方の速報版にぶち当たるホームランは何度も見てる。そりゃ、アタシの頭の上飛んで行ったんやもん!あの飛距離なら、今の福岡ドームでも中段には軽くぶち込んでるでしょう!

そして山本はこの日、始球式にも登場!今度は近鉄のユニフォームで!

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第1戦は、3連戦の指定席をオリ球団のサイトから購入した人に、Tシャツをプレゼントするというので、何のためらいもなく指定席を購入!
これをもらったわけです。

2099160記念品として、いい思い出にもなるでしょうけど、2回目着用以降は多分、寝巻になってると思いますがねw。
その指定席Bから、復刻ユニに身を包んだ「南海ナイン」の練習を、熱い思いで見守ります。この時は、そんなに胸キュンではなかったのですが…。

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両軍先発メンバー発表後、レフトの南海応援団が「1~9」の演奏。もちろん、全部歌えますョ!で、この3連戦では、かつて門田の応援歌だった曲が柳田に使われたのですが、ここで一気にウルウルしてしまって…。
野村克也も桜井輝秀も藤原満も別格中の別格ですが、それ以上に門田博光はねぇ…。もう今、キーボード打ってるだけで涙目になってしまいます…。

試合が3回以降動かなくなったこともあって、内野自由席や外野席、喫煙場をウロウロ巡回しながら、知り合いや観戦友達などと談笑してたわけですが…
7回表、南海ホークスのラッキーセブンで流れる灰田勝彦歌う『南海ホークスの歌』で、ついに号泣。
振り向けば、シュッとしたスーツ姿の中年の管理職っぽい、多分小生と同年代と思われる人が、顔くしゃくしゃにして号泣してました。この人を見て、さらに号泣レベルをアップしたアタクシだったのです。

おかしいですよね。
大体、灰田バージョンの『南海ホークスの歌』は、大阪球場のラッキーセブンでは流れてなかったのですョ。小学生時代はラジオ大阪の『南海サンデーワイド・プロ野球中継』のテーマとして使われていたバージョン、それ以降は毎日放送の『ゴーゴーホークス』のテーマとして使われていたバージョンが流れておりまして、どっちも歌無しでしたからね…。
灰田バージョンを大阪球場で聴いたのは、南海最後の大阪球場で、杉浦監督以下、コーチ・選手がグラウンドを一周したときに流れたのが、小生にとっては最初で最後でしたから…。
やっぱりあの時の、悲しく切なく、身を斬り裂かれるような思い出がよみがえるんでしょうかね…。そういう意味では、辛すぎる歌ですよ、この歌は…。

こんな中で、南海ホークスは「OSAKA CLASSIC」初戦を勝利で飾りました。
久々に大きな声で言いましたね、これを。

勝ったぁ~、勝ったぁ~、また勝ったぁ~!
弱ぉわぁ~い菌鉄
にまた勝ったぁ~!
近鉄電車で早よ帰れ!!

はい、ここ重要。
「弱いキンテツ」は、「近鉄」じゃダメですよ、「菌鉄」という文字を頭に浮かべながら叫ばないとダメよ! これ、南海ファンの鉄則ね(笑)。

ヒーローインタビューが終わって、ドーム内に流れた曲に、また胸キュン。
大阪球場の「追い出し」に使われていた、ニニ・ロッソの『夜空のトランペット』。
なんて心憎い演出でありましょう。ここまでやってくれて、ありがとう。

もう、この1試合だけで十分おなかいっぱいです、ホンマに…。

明日も勝つぞ!ホークス!

追記:
オリックス球団のブログに、この日のドームを席巻していた緑な人たちのことが写真入りで紹介されました!不肖Leslieも写ってますw。お暇な方は写真を見て、Leslieがどの人物か想像を巡らせて楽しんでくださいませ(笑)。
http://blog.buffaloes.co.jp/archives/10530


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