【香港!HONG KONG!4】*旧ブログ

12月2日(日)<午前の部>
曇り時々小雨、少し肌寒いけど震えるほどじゃない

この日は、午後にお友達と会うことに。(あ、日本人男子ですw)
優柔不断な二人だから、どこで何するという目標もなく無為に時間が過ぎ去りそうな気がするけど、ま、それもよしか…。

とりあえず、ホテルを出て朝飯のためになじみの茶餐庁へ行き、付近を散策。

しょっちゅう泳ぎに来ていた「モリソンヒルプール」。何と言っても温水で冬でも営業しているのがいい。大会とかに使いそうな本格的なプールで、けっこう深いのもまたいい。実は、この近所に住んでる時、水道が故障したのでここでシャワー浴びたことが3日間ほどありましたw。

トラムが走る摩理臣山道(Morrison Hill Road)のとある一角限定で、卓球関係のショップが数軒あります。「乒乓」と書いて「ピンポン」と中国語で表記。完全な「作り字」ですね。どうしても日本式に「卓球」とするのがお気に召さないらしい(笑)。

そんな「乒乓」関係の看板たちをくぐって東にゆくと、「鵝頸橋街市」なる公設市場があり、その周辺に数は少ないけど密度の濃い商店が並ぶ一角があります。

「安くて新鮮!」か、と言えば、そこは都会のど真ん中のことゆえ、多少は我慢すべき点もありますが、小生は最初の職場も最後の職場もこの近くだったので、ここで晩のおかずの食材をよく購入していましたよ。とりあえず見ているだけでも楽しいです。それこそ 昔は「生ける鶏の解体」なんかも店でやってた りして、トリ恐怖症なのでその店の前だけは目をつむって足早に過ぎ去ったりしてましたがね(笑)。

そして市場を出ると高架道路、通称「鵝頸橋」があり、それをくぐれば「タイムズスクエア=時代廣場」なる巨大ショッピングビル&ビジネスビルになります。もっとも本来の「鵝頸橋」はこの高架ではなくその先のトラムが行きかうヘネシーロードに架かっていた橋のことだそうですが…。

で、この高架の下がバスのターミナルになっていまして、主に、香港島の南側に行くバスのほとんどがここに集結します。

そしてこんなまさしく「どがちゃが」としたエリアに、小生は最初の1年間住んでいました。幸いなことにまだそのビルが残っていました。当時で「築40年弱」とか言ってましたから、もう50年以上になる古いビルです。もちろん、エレベーターなんぞありませんから、急な階段を上り下りしていました。

このビルの3階に住んでいましたが、とにかく24時間騒音が絶えませんし、埃も異常なほどたまります。この写真の左側はタイムズスクエアという、香港でも最高の立地ではあるのですが、原因不明の発熱が続いたりもしましたので、1年後に島の南、香港仔(Aberdeen)にさっさと引っ越しました。
バスに揺られること約15分で、2番目に住んだ町そして香港を離れるまで住んだ町、香港仔(Aberdeen)のはずれの「田灣(Tin Wan)」に到着。

いや~~~~、懐かしい!まさに「帰って来た!」という気分になります。香港生活のほぼすべてをこの村で過ごしたのですから…。

少なくとも、この村に暮らす日本人は一時期は数名(いずれも同僚w)いましたが、その後は小生だけだったはずです。それだけに割と顔は知られていました。村の行事(たとえば旧正月の獅子舞や端午節のドラゴンボート競争の応援など)にも積極的に顔出ししていたし、クリーニング屋、麺屋やパン屋、八百屋、果物屋、新聞スタンドなど、頻繁に利用していたから、その辺の店は顔なじみです。
この日は日曜の午前中だったので、知った顔に出会うことがなくちょっとさびしかったけどなぁ…。

田灣のメーンストリート。大きな老人ホームがマンションの2階にあります。わりと裕福な家庭の老人が入居しているようです。

田灣に越して来て最初に住んだ「順豊大厦」。最初は20階、つぎに21階に引っ越し。知らないうちにオーナーが部屋を売っていたので、半ば追い出されるように21階へ引っ越したのであります(笑)。

坂道を田灣山に向かって上ってゆき、振り返るとこの景色。奥の高いビルは漁港の先の島・アプレイチャウの団地です。

99年の台風で「10号シグナル」という最高レベルの警報が出た時、大雨による土砂崩れと土石流で、村中、泥だらけになったことがあります。そのとき、この道路は地割れを起こし、アスファルトがすべてはがれてしまいました…。恐るべし、台風!

坂道を登りつめると、田灣の公営団地群。2000年ごろかな、こういう形になったのは。以前は、けっこう魔窟的な古い団地だったそうですが、アタシはその時代は知りません。見ておきたかった…。

これが3番目に住んだアパート「南景花園」。別に「花園」はありません。「Garden」という意味合いです。ここは27階に住んでました。先に書いた「シグナル10」のとき、大揺れに揺れ、あらゆる隙間から容赦なく雨水が流れ込み、部屋中水浸しの災難に。香港で台風直撃の際は、これは試練ですね、仕方ない。

2017576

このアパート、「港麗豪園」は住み心地満点でした。オーナーもすごくいい人だったし。アパート内にはプールもあるしジムあるし、サウナ&シャワーもあります。水が止まっても、昔のように「モリソンヒルプール」へシャワー浴びに行く必要はありません(笑)。

ここでは35階に住んでました。まあ、人生上手く出来たもんで、上りつめれば、後は転落するしかありません(笑)。

アパートの目前は海です。漁港を出ると南シナ海の大海原が広がります。

田灣をはじめ、Aberdeen漁港にはごくごく少数ですが、まだ海の上で生きる人たちがいます。そして犬もいます(笑)。

~つづく

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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 12/19/2012 19:09:09
ええっとどのアパートが例の「鬼」がでた所でせうか?思うに、あの「鬼」の祟りでへんな病気になられたのではないか、と当時は思ったのですが・・・シナの「鬼」は強烈なようですからね、またとり憑つかれないようお気をつけて~~~♪
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 12/19/2012 21:17:31
To 丸山光三さん
最後に住んだ「港麗豪園」が鬼の出るアパートです。外見上は、まったくその気配はないんですがねぇ。
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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 12/19/2012 21:42:48
To leslieyoshiさん
>最後に住んだ「港麗豪園」が鬼の出るアパートです。外見上は、まったくその気配はないんですがねぇ。
そうでしたねえ。で、もう厄落としはすんでいるのでせうね?♪


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