こうせつと歌おう!
コンサートツアー2012「昔のキーで歌ってます!!」
ちょっと寒くなった3月10日の午後は、昨年5月の「グリーンパラダイス」(於日比谷野外音楽堂)以来の、南こうせつライブへ。なんでこんなに期間が開いてしまったのかね? まあ、タイミングでしょうけど…。
会場の堺市民会館は、一昨年の年末以来のこと。その時は、いきなり竹山堺市長が出てきて「堺市長の竹山でございますぅ~」ってな挨拶で始まって、ちょいずっこけまして、今回も出て来はるんやろかと思っておりましたが、幸いなことに(笑)、市長のご挨拶は無く、幕が上がったら、おいちゃんがいて安心しました(笑)。
何回も言ってますが、40年以上も歌ってきたおいちゃんですから、色んな年代のファンがいて、その期待にひとつひとつ応えていると、コンサートはとても2時間半とかでは収まりません。
この日もおいちゃんがギター一本で歌うコーナーがあり、会場に「何かリクエストある?」って聞いてましたが、様々な年代のリクエストがありまして――と言いながら、ご本人はすでに歌う曲はある程度決めてあるのだとは思いますが。
改めて、ファン層の厚さと歌ってこられた歴史を感じるんですよね。言いながら、観客の平均年齢は、着実に「高齢化」しております(笑)。あと、いまだに『妹』を正々堂々と『妹よ!』って言う人がいまして「ククククッ」となってしまいます(笑)。
で、一昨年の堺は昭和58年ツアー以来の開催だったらしいんですが、小生は当たり前のようにその昭和58年に来ていたのだから、これまた自分にも歴史を感じたりするわけですよね。もうすでにその頃はこうせつのライブでは、ベテランの域に達していたのだから、ほんとうに長い長いお付き合いになります…。
こんなにも長い間、まったくブレずに一途に応援できるミュージシャンがいるなんて、こんな幸せなことはありません。一方で、こんなにも長い間、病気も怪我もなく(していたかもしれないが)休むことなく、全国はもちろん、香港にまで歌いに来てくれるおいちゃんには、頭が下がる思いでいっぱいです。
若い頃は、「そんなん、歌い手なら当たり前だろう」と思っていたんですが、最近は、幕が上がってそこにおいちゃんがいるのを確認するだけで、「ああ、来てよかった」なんて思っちゃうんですから、小生も年取ったのかな(笑)。
さて、今回の堺市のライブは、新旧の楽曲をバランスよく織り交ぜて、どの年代のファンもまずまず納得できるセットリストだったんじゃないでしょうか。個人的には、
『さよならの街』(アルバム『ねがい』昭和51年3月5日発売)
『花一文目』(アルバム『かえり道』昭和50年7月15日発売)
『ポカポカ日曜日』(アルバム『かぐや姫さあど』昭和48年7月20日発売)
『おまえが大きくなった時』(アルバム『かぐや姫・今日』昭和53年4月25日発売)
がよかったですね。
特に『さよならの街』は、個人的に非常に思い入れの深い曲で、しょっちゅうライブで聴ける曲ってわけでもないので、ラッキーでした。
これからも小生を含めファンは、あの手この手で歌ってほしい歌をおいちゃんにアピールしていくことでしょう。そしていつかのライブでその曲に出会い、感動するわけです。
その感動を味わいたくて、CDやレコードで満足するんじゃなく、ライブへ行くのです。
そしてそれを南こうせつというミュージシャンに対して30数年継続できていることは、僕らにとってはちょっとした自慢なのでもあります。
な~んてことを、ライブに行く度、ブログにしてるLesileyoshiです(笑)。
かわいいね、俺…。
(平成24年3月10日 堺市民会館大ホール)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。