【和歌山観光】温泉とクエ*旧ブログ

12月17日、遠来の客人(乗り鉄マニア)と、御坊周辺をうろついてきました。

御坊は、父の郷里が近隣の旧川辺町(現日高郡日高川町)ということもあり、幼少のころから里帰りや御坊近辺への海水浴、名勝・煙樹ヶ浜でのキャンプ、大人になってからは釣り船を仕立ててのキス釣りなど、年に数回は訪れており、それほど「観光に来た!」という感激のない土地であります(笑)。

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御坊駅の記憶って、海水浴客であふれかえっていて、駅前には産湯海水浴場、アメリカ村、日ノ岬灯台、道成寺、などへ向かうバスが列をなしていたというものだけど…。なんか寂しい田舎の駅になっちゃったね…

「感激がない」とはいえ、小生も元々が鉄おたな人間ですから、天王寺から天王寺の特急・オーシャンアローに乗るだけで、心がウキウキしてしまいます。

午前11時17分発のオーシャンアローで、御坊まで約1時間半。

今さらながら、早くなったもんだと感心します。

小生が生まれて最初の正月。初めて和歌山の郷里へ。

天王寺から和歌山までは電化区間。急行列車は電気機関車に牽引され、1時間かかるかかからないかで到着。
和歌山からはSLが牽引。車内は里帰り客で超満員。で、こういうときにあるんですね、前方走行列車の事故。

暖房も切れ、ミルクやミカンのしぼり汁では足らず、ぎゃ~ぎゃ~なきわめく生後5か月の小生…。

ストップしてしまった海南駅、周辺の宿屋はどこも満室…。列車の運行開始を待つしかない…。

結局、朝11時ごろ天王寺を出て田舎の家に着いたのが夜中の1時過ぎ…。

こういうエピソードを聞かされてるから、余計に「早くなったなあ」と感心するわけです。

さて、御坊駅から向かったのは御坊市のお隣日高町の観光施設「温泉館 海の里 みちしお」。ここでクエ料理と温泉を楽しもうというプラン。

まあ、クエなんて魚は「会社の忘年会でしか食べたことないわ」と、地元タクシーの運転手さんが言うくらいの「珍魚」であり、「高級魚」であり…。

かくいう小生も2,3回ほどしか食べた記憶が無い。

「旨い!」かどうかは置いておいて(笑)、たとえば店内にある魚拓の異常なデカさに「おお!今からこいつを食らうんだ!」という「征服感」とでも言いますか、なんかそういう気分を楽しむみたいなところがありますね…。

ただ、上述のように、大変値段の張るお魚ですので、自らカネ出して「クエ鍋」なんか食べようという気にはならない。それこそタクシーの運転手さんの言うように、「会社の宴会」とか「接待」とかで「他人に食べさせてもらう」料理だと、アタシは勝手に解釈してますから、今回は小ぶりの鍋がセットになった「クエ小鍋御膳」をいただきました。

これでもそれなりのお値段だから、やっぱり自腹切って食べるもんじゃないと思うな、アタシは…(笑)。

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クエの「一人鍋」みたいな感じで。お味はあっさり。皮とか骨のあたりのゼラチン状の部分もおいしいよ~

さて、クエを少々堪能したあとは、温泉でほっこりと。

温泉自体は、まあはっきり言って「地方自治体が精いっぱい温泉施設作りました!」ってところで、感激も何もないけど、景色がよろしいな。

露天風呂もあって、湯につかって紀伊水道を眺めるには、この日の気温は低すぎたけど…。

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ロビーからガラス越しの紀伊水道
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こちらは駐車場から。こういう景色を見てると、香港で暮らしていたアバディーンの界隈を思い出す

お帰りは、紀伊内原駅から紀勢線各駅停車で和歌山まで。
この各駅停車、今では「アーバンネットワーク」に使われている新鋭の223系電車だったりしますが、小学校低学年当時は、当たり前のようにSLでした…。

和歌山~和歌山市という、紀勢線と南海のかつての「国社連絡線」という区間を経由して、和歌山市からは南海本線特急「サザン」で難波へ。

まあ、そんな和歌山の旅でした。

こういうことをたまにすると、また、鉄おたの血が騒ぎ出すのよね…。で、鉄道の写真は一切無いという(笑)。


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