今年でめでたく20回目を迎えた恒例の「グリーンパラダイス」。
5月7日土曜の夕方、日比谷公園野外音楽堂は約3000人の熱心なこうせつ信者が、全国津々浦々から集う。
20回目と言うことで、いつの間にか「中高年の集い」みたいになったけど、それは年齢の上での話で、10代、20代の頃と変わらず、腹の底から「こうせつコール」。
皆の思いは同じ。
「こうせつがおればこその、今の自分」
だから、何十年もこうせつを応援できる。
そんな思いを共有できる皆が集まってくるから、会場は自然と熱気あふれる。
小雨が降ったりやんだり、「雨男こうせつ」の野外ライブとしては、これは上出来のお天気だね(笑)。
小雨のおかげで適度に湿った新緑が、独特の香りを発散させ、
「これは、身体によろしいな~」みたいな空気が漂う中、いよいよ開演!おっと、いつの間にか雨もすっかりやんでるぞぇ~。
さあ、いきなり1曲目から来ましたよ!
「遥かなる想い」が!
ナマで聴くのは一体いつ以来だろう????
それくらい久しぶりに歌ってくれました。聴いてる間は、非常にテンションが上がってしまってたのですが、曲が終わると同時に、急激にじ~んと来て、涙が出ましたね
そして3曲目もまた来ましたよ!
「れくいえむ」が!
これまたナマで聴くのはいつ以来???もしかして、俺がナマで聴くのは初めてやったか?みたいな…。
大ヒットした「夢一夜」の次のシングルだったわけで、高1のときに横の席だった子が「今度のこうせつの新曲、売れてないね…」とか言ってたっけ(笑)。
あれから32年の月日が流れまして、ここ野音でこうしてナマで聴いてるわけですよね…。
当然ながら、あの頃もこうせつ、そして今もこうせつ。一途な俺です
ABCの「わいど!ABC」のテーマ曲だった(記憶あり)から、わりと関西人には耳に馴染みある(はずの)
正直者にLove & Peaceの「Love & Peace」に続いてゲスト一人目で、イルカ登場。
「なごり雪」と「まあるいいのち」。
「遥かなる想い」と「れくいえむ」の余韻が残っていたからかもしれないけど、「なごり雪」でまた泣いちゃいました。
なんでかな、イルカのナマ「なごり雪」はこれまで何回も聴いてるのに、どうしちゃったんだろう、今日の俺…。
2人目のゲスト・杉田二郎に続いて、仙台市立八軒中学の合唱部の生徒たちが登場 。「君たちがここに、こうしている姿を見ただけで泣けるよ」と、やはり年々涙もろくなってるおいちゃん。まあ、生徒たちは意外にもしれ~っとした感じでたたずんでいましたけど(笑)。
震災の影響で合唱の全国大会に出場できなかったが、避難所で披露して被災者を励ましている曲「あすという日が」を合唱。合唱部の出演は、グリパラを仕切ってる広告代理店の計らいで実現したとか。下記のような歌詞が配布されました。
この代理店のプロフィールをざっと見ましたが、個人的には好きなタイプの代理店かなぁ、と。まあ、代理店にも色々ありますからね…。
「僕にも奇跡が」とおいちゃん曰く。
亡き阿久悠さんの事務所から遺作が届く。
その内容に驚いた、まさに今にぴったりの内容じゃないか…って。
ぜひこれは、八軒中合唱部員たちと歌いたいと思い、急いで曲を作ったって。
部員達、ちゃんと練習をしてくれて、振付までつけてくれていたんだよ、という「愛よ急げ」をコラボで披露。
「がんばれ~」とか、やれ復興だとか、勇ましく鼓舞するものでなく、なんかじわ~っと包み込んでくれるような優しい、明るい曲でしたね。
「ああ、こうせつらしいなぁ」という感じ。
合唱部に万雷の拍手に続き、3人目のゲストで正やん登場、場内のボルテージも。
「ささやかなこの人生」「海風」と、風時代の名曲に僕らは興奮状態。息苦しいくらいですわ、もちろん、それが嬉しくてたまんないわけですがね。
おいちゃんと「22歳の別れ」も、また嬉しく。
続いて「トイレの神様」登場で、俺様もトイレタイム。しかし、トイレのねーちゃん、この後どんな歌出すのかな…。
石川ひとみ、渡辺真知子がチラっと登場。
さあいよいよ、こうせつ、本日最後のステージへ。
観客が「お~!」っと唸り声を上げたのが「レゲエ調神田川」。
これは、やっぱりこういうイベントならではかな…。いや、アタシはよかったと思うんですよ、「こうせつって、ずーっと神田川歌ってる人でしょ」という声も少なくはない中で、「こんなこともやっちゃうよ」みたいなことも見せられるかなと思う一方で、「とにかく神田川が聴きたい」と思ってライブに来る人も少なくないわけで、そういう人たちにすれば、「期待を裏切られた」気がしないかなと、心配したりもしますが…。ま、いいか、それはそれで。そんな「神田川」もアリってことで。
「神田川」の次の「ひとりきり」がよかったなぁ。
ある日のこうせつのライブを思い出すんです。あのライブは自分にとって生涯忘れられないライブなんだけど、そこで歌った「ひとりきり」が、とても印象深く…。その日のことを思い出して、ちょっとセンチな心地になっちゃった…。
「君といっしょなら」は盛り上がったねぇ。このあたりの曲やってくれると、我々世代はことのほか盛り上がっちゃいますよぉ~、どんどんやってね、おいちゃん。
ラストは喜多條さんの作詞による「道」。
やっぱり名コンビだな、この二人は…。昨年末、大阪で「初めて披露するんだけど」と、タイトルも正式に決まってなかった状態で、いきなり聴かせてくれた曲だけど、進化したというか。新しい詞、歌が、命を吹き込まれてゆく段階を見ているような気分がするというか。
こうせつコール鳴りやまぬ中、アンコールに突入。
そしてそして、あのイントロが!
「あの日の空よ」
もはやボロボロでございます。涙声で何度も声をひっくり返しながら、こぶしも突き上げ、おいちゃんと熱唱したわけですが。
もう何も申せません。よくぞよくぞ歌ってくださいました。この日、もっとも熱くなった瞬間でした。「腹の底から歌う」って、きっとこの時のようなことなんだろうなと、今、この文章打ちながら回顧しているわけですな、涙もろい俺…。
おいちゃん、今日はツボ押さえ過ぎちゃいますか?こんなん、嬉しすぎますやん!!
おなじみの「満天の星」で、「昨日、今日のファンの人」(ごめんね、こんな言い方して)も総立ちで、キラキラと。やっぱ、「正調手拍子」でしょ。回りを引きずりこむのもアタシの役目(笑)。
最後の最後「うちのお父さん」でフィニッシュ。
うううううう、もう2曲ほど欲しかったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
と、言いながらも、すごく中身の濃い20回目にふさわしいグリパラでした。
打ち上げに呼んでいただきました(ってか、勝手に行ったという説もw)。
今回はグリパラ20回記念ということもあってか、人数も多めだったかな?
そのため、おいちゃんご本人とゆっくり話す機会がありませんでしたが、バンドメンバーやコーラスの姉さん方、喜多條さんらと楽しく歓談できました。
いつもありがとうございます。
で、毎回、「ファン代表」のタレントの山田雅人さんと熱い語りに陥るわけですが、この日も「れくいえむ」について熱く語り合いましたよ。
彼も本当に熱い熱いこうせつファンですよ、そして仲間ですよ。
スタッフはもちろん、おいちゃん自身ですら忘れてしまっているような「何年何月どこそこのライブでは…」で、延々話ができるわけですから。
こういう「仲間」と引き合わせてくれたおいちゃんに感謝してもしきれないのは、言うまでもありません。こうせつファンならその思いは必ず理解できるし、みんなそう思っているはず。
こうせつ、ありがとう!
20回を記念して打ち上げ会場のお店から、サプライズ?のケーキがおいちゃんへ。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。