南海ホークスファンでいることは、
大変幸せなことです！
と言えましょう。
1月23日（日）、南海ホークスファンで、南海電車ファンの小生が泣いて喜ぶツアーが開催されたので、もちろん、行ってきました！
南海国際旅行60周年記念企画
SPORTS BAR 難波のあぶさん＆サントリープレミアムモルツプレゼンツ
チンチン電車でGO！ 往年の南海ホークス選手と偲ぶ
「さあ行こう！ 栄光の南海ホークス日帰りツアー」
まず、このツアーの何がよかったかというと、南海電鉄がホークスを手放してから22年目にして、初めて本格的に南海グループが「南海ホークス」をタイトルにした催しを実施したこと。
数日前に、故皆川睦雄投手が野球殿堂入りした際、盟友・野村克也が殿堂入り表彰の場に来て、皆川睦雄を語ったことと同じく、歳月の流れを感じたのです。
ツアーは、阪堺電気軌道（チンチン電車）の恵美須町駅～浜寺駅前駅を往復、途中、我孫子道車庫で休憩という約2時間の行程。
阪堺電車は元は南海電鉄の軌道線でしたが、昭和55年に南海平野線廃止（地下鉄谷町線延伸）などを機に、南海から分社した路線。よって、南海の色はいまだに色濃く残っており、もちろん、いまだにこの路線が「南海」だと思ってる人も多くいます。
そんな電車に南海ホークスOBが同乗して、かつての南海ホークスを懐かしもうというわけですから、こりゃもう、信じられないような嬉しい企画ですな。
電車は3両。1両は応援組織「南海野球緑友会」による貸切、あとの2両が、南海国際旅行によるツアー電車。
各車両にOBが2名、交代で乗り込んでくれます。
まず我々の車両には、杉浦、皆川とともにホークスの歴史に燦然とその名を残す大投手・宅和本司投手と、コーちゃん人気で一世を風靡した島本講平選手。
宅和さんは我々世代にとっては、MBS毎日放送の野球解説、或いはMBSの『Go!Go!ホークス』のパーソナリティでなじみが。
コーちゃんは、南海ではパッとしなかったけど、近鉄に移籍して開花したなぁ…。
ファンに挨拶する宅和さん。手前の緑ジャンパーはコーちゃん。歳月の流れを感じるな～
我々が乗車した車両は、南海本線の旧塗色。これがファン心理をくすぐるのです。
また、普段は入れない我孫子道車庫でのひとときは南海電車ファンとしてもうれしい企画。
この日の3車両、そろい踏み。使用された車両は、モ161形。塗色は、左右は南海本線旧塗色、中央が南海電車旧来の全緑塗色。幼少の頃、南海と言えば、本線も高野線も軌道線もこの色でした。
車庫内で見つけたデト11は、唯一の無蓋電動貨車。路面電車としては珍しい高床車。昭和33年10月に「堺市制施行70年」以来、花電車としても使用されていましたが、最近はほとんど出番がないようです。
こんなヘッドマークが南海ファンを大いに喜ばせるのです。
このヘッドマークも素晴らしい！
ホークスが福岡へ行ってから22年。南海グループで、こんなマーク付けた電車が堂々と走るなんて…。
球団旗には懐かしい人たちのサインが！
こういうイベント車両が走るということで、阪堺線沿線には多くの鉄道ファンがおり、カメラを構えてます。
また、途中の駅では、南海ホークスの小旗を持ったファンもおり、我々に「声援」を送ってくれます。
祝電も届いてました。
OBは藤原満選手、高柳秀樹選手。現役は川﨑宗則選手。
小生が乗った車両は、応援団「鷹狂会」のリーダーであるジュンペイ君が何故かｗ司会者で同乗。彼もまたスタンドと同じく好リードでOBのトークを盛り上げてくれます。
特に、森口益光投手、山田勉選手の出番は大いに盛り上がりました。
山田選手の話を聞いていて、ほんとうに南海ファンでよかった、幸せだなと思いました。そりゃ、勝負の世界。相手球団よりもライバルはチーム内の選手たちなわけですから、人一倍頑張って、一軍に定着しなければならないのは言うまでもありません。でもそこは南海ホークス。大阪のど真ん中のチーム。チーム内に「情」があふれまくっていたんだなと、実感しました。
でないと、いつまでもこんなに多くのファンが「南海ファンです」と言い続け、ホームのオリックスよりも3塁側のホークスファンの方が明らかに観客動員力がある、なんてことになりませんよね。
山田選手はお酒もよく進み、終始ご機嫌でした。それは、参加してくれたOBの皆さんが一様に言ってましたが、「南海ホークス、と呼びかければ、こんなに集まってくれる人たちがいるのが、うれしい」と。
ぼくらもうれしい。ファンのために来てくれるOBがいることが。
最後に乗り込んでくれたのは、河埜敬幸選手と左右投げで話題になった近田豊年投手。
近田投手は今もかっこいい。聞けば、今は関西電力のコーチで、自身が投げることもあるそう。
河埜選手が言いました。
「選手には叱咤激励を！さらにはときには厳しい罵声も！」
と。選手にとって、ファンの声の後押しが何よりである、そういう意味では大阪球場はよかったと。
去年9月の灼熱の神戸スカイマークスタジアム。3連戦の初戦、2戦目を大敗し、3戦目も負けか…、というとき、レフトスタンドに現れた河埜選手が「応援してやってください！」とファンに向かって。そして勝利へ。
あのときに河埜選手の出現で、応援に俄然力がこもったホークスファン。
メガホンダンスはもちろん、トランペットの応援リードすらまだなかったころの大阪球場は、目の肥えた野球ファンが、的を射たヤジを飛ばしていた。そんな声が選手を育てていた。ねえ、だからみんな、選手に声を飛ばしましょう。外野席で観てるなら大きな声で応援しましょう、内野席で観るなら、打席に向かうバッターやマウンドに向かう投手に、一声掛けましょう、ねえ。
さらに印象的だったのは、野村監督について、
「セ・リーグに南海の野球を持って行った人」
と。南海時代に野村監督が、もっと言えば、さらに昔からの南海の野球こそが、野村監督に教えられた野球だと…。
そもそも、「河埜の野球」は「南海の野球」そのものだったもんなぁ。「何がどう南海か」と聞かれて、「これこれです」と簡単には説明できんけど、明らかによそとは違う野球なのよね…。オールドファンはそこに鶴岡時代の野球を見ていたし、ぼくらは野村やブレイザーの「シンキング・ベースボール」を見ていたし…。
このあと、「河埜監督待望論」がいきなり車内で盛り上がり、トランペットに合わせて、河埜選手の応援歌を何度も合唱。そうなればうれしいね。マジで。
このあと、参加者は「なんばパークス」へ向かい、大阪球場のマウンド跡、ホームベース跡付近で全員記念撮影。
2次会は「難波のあぶさん」にて。
ツアー参加者も非常に濃いホークスファンばかりでしたが、ここはさらに濃度がアップ。OBの皆さんも非常にフランクに接してくれて、こんな幸せなひと時はそうあるもんじゃありませんよ、ホンマ。
OBがカウンターに入ってファンサービスしてくれるなんて！
左から、山田、近田、河埜の各OB、右端は上方落語界きっての南海ファン・立花家千橘師匠。
iPhoneの粗い写真でごめんね。
左から森口、山田、近田、河埜の皆さん。
ほんま、楽しいひとときをありがとう！
進行役そしてトランペット演奏のみんなもありがとう！
南海国際旅行さん、またホークスイベントをぜひともよろしくお願いします！
ほんまに楽しく、幸せな１日でした！
あこがれの河埜選手との2ショットで大喜びの、南海帽子が似合うオールドファンのレスリーさん(笑)
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AUTHOR: nekochan
DATE: 01/26/2011 21:41:52
ホークスとくれば打てる捕手だと思います。
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 01/27/2011 23:48:44
To nekochanさん
そういう意味では、細川の補強も決して100点ではありません。
むしろ守り重視の補強だと思います。
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COMMENT:
AUTHOR: nekochan
DATE: 01/30/2011 18:58:32
確かに捕手は守備重視ですからね。一塁だったら適当にいい加減に守っていても打ってくれたら100点満点なわけですから（ただし打たないとだめですけど）。要は守備についていえば背の高い選手がボサーっと立ってれば十分につとまるわけですから。
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COMMENT:
AUTHOR: くじらいだー＠
DATE: 02/06/2011 11:40:32
このたびはご訪問ありがとうございました・・・
さて、この企画
「近鉄ファン」だった私からみても垂涎ものですね。
何といっても
「南海Vs近鉄」ファンの野次合戦は秀逸でした。
南海電鉄のお願いしたいこと
なんばパークスの「ホークスメモリアルコーナー」に
「野村克也」の名前を復活させてほしい・・・・
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 02/07/2011 16:22:35
To くじらいだー＠さん
こちらこそご訪問ありがとうございます。
近ツリにもこういうツアーやってほしいですね！
>南海電鉄のお願いしたいこと
>なんばパークスの「ホークスメモリアルコーナー」に
>「野村克也」の名前を復活させてほしい・・・・
雰囲気的に、そう遠くない将来に実現しそうな気がしています。
ブログにも書きましたが、皆川の殿堂入り祝いに野村が駆けつけたのは、数年前まであり得ないことです。偶然かどうか、緑のネクタイしてたのも印象的でした。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
