今年も年明け早々からこうせつのライブ。
ありがたや、ありがたや。
1月8日、京都会館第2ホールへ。
「京阪乗る人おけいはん」の心地で、京阪特急で入洛いたします。
淀あたりから、京都の奥の方の山々が見えてきますと、一様に雪化粧。これが冬の京都へ向かう風情でもあり、若かりし頃の大学受験を思い出させてもくれます。
こうせつライブでは毎度毎度、こうせつを崇め奉っておりますが、今日は方向転換して、辛口批評をしてみましょうか。
この日の曲目はかぐや姫時代の曲が非常に多かったんですね。
いや、別にかぐや姫時代の歌を歌うなとは言いませんよ、それらもまたこうせつが大事に歌ってきた曲なわけですから。
でもどうなんですか、40年以上のこうせつの歌手生活の中で、かぐや姫としての活動は最初の5年ほどでしょ、ソロになってからの方が圧倒的に長いわけだから、そっちに重きを置いて欲しいな。
35年前の歌を毎回聴かせてくれるのは、それはそれでいいんですが、そっから後の曲があまりにも少ない。これはソロ時代以降のファンにとっては、寂しい限り。ってか、俺たちのこと忘れてるの?置き去りにしてないか?と、問い詰めたくなる。
そうしたかぐや姫時代の曲さえも、実際は毎回おなじようなラインナップで、「ああ、アレを歌うな」と読めてしまう。これじゃ、次の同じ場所でのお客の動員に響きますよ、恐らく。
例えば、この日、ホンマに久々に歌ってくれた♪夢の時間、巻き戻す若さより~、みたいな曲をもう3、4曲はやってもらえないもんですかね? もちろん、ソロになってからの約30年の楽曲は大変な数なわけで、そこからファンの要望を一つ一つ聞いてチョイスするのは不可能に近いのはわかってますが…。
ぼちぼち、新しいアルバムも出して、アルバムタイトルを冠したツアーもやってほしい。そこでアルバム収録曲をぜひライブで聴かせてほしい。そんなツアー、ここしばらくやってないでしょ?
開演前のこうせつコールは、そんなあれやこれやの期待のコールなんです。
そこをどうかひとつ、ご理解ください!
と、もっと言いたいことはあるわけですが、最前線ではないけど一線を退いてなく、60歳過ぎてもがんばるこうせつ、今年も自分のツアーだけで70~80本のライブをこなすこうせつは、大したもんだなと思います。
こうせつには、今年も来年もその後も、元気で歌い続けてほしいと願っています。
僕の持病である神経線維腫症2型からすると、こうせつの歌を聴けるのはあと数年あるかどうか…。
聴力が保持されてるうちに、どうかソロ時代の曲に重点を置いたツアーをやって下さいよ、お願いします!
まあね「聴力が保持されてるうちに~」、と言いながら、間違いなく聴こえなくなってもこうせつのライブには通ってると思いますが(笑)。
以上、辛口と希望と泣きの入った、今年最初のこうせつライブ思うところあれこれでした!
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。