ある秋の晴れた日。
奈良大和路は橿原神宮へ「秋の遠足」。
何気に、ぶらっと近場へ出かけたかった、それも郊外。ちょっと遠足気分で。
そんなわけで、候補には、道明寺天満宮、石切神社、仁徳天皇陵、応神天皇陵、當麻寺、水間観音、壺阪観音、法隆寺…と。JR阪和線、近鉄線、南海線沿線には古代史を彩る名所旧跡、枚挙にいとまがありません。
で、今回選んだのは橿原神宮。なんか森林浴的なことがしたかったんで。
遠足とはいえ、橿原神宮へは最寄りの近鉄・あべの橋駅から特急で約30分。
あっという間に、神武天皇ゆかりの杜に到着いたします。
橿原神宮は近鉄沿線のお子たちなら、小学生低学年の間に遠足で必ずと言っていいほど行く場所。神宮参拝と大和三山の一つとして背後にそびえる畝傍山の登山をパックにしたコースが定型。
拝殿の前に整列、脱帽、礼。という「儀式」の後に、大きな絵馬の前で記念撮影して、畝傍山へという感じでしたかね。
今も、整列、脱帽、礼をきちんとやってるのかな?
クレイマーな親が「信仰の自由を侵害された!」とかで文句言ってくるのかな? 勝手に文句垂れとけや! って言いたいけど、教育の現場も難儀やね。
今回、午後2時を回っての到着だったので、いくら低い山とはいえ、甘く見てはいけないので畝傍登山はとりやめ。
ね、やっぱり遠足は午前中に出発せなあかんね。
もちろん、初詣のお社としても、何度も訪れます。
近鉄では、お神酒とセットになった特急券を年末から予約・発売。小生も何度も利用して、「年越し」のお参りをして、帰りの特急車内でさっそくお神酒をいただいたりしておりました。
旧官幣大社である橿原神宮自体の歴史は浅く、創建は明治23年4月2日。
紀元二五五〇年にあたり、明治天皇によって創建。
社殿は京都御所の温明殿(うんめいでん)および神嘉殿(しんかでん)を下賜されたもの。
祭神は神武天皇。同皇后媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめ)の二柱。
>やはり神社というのは、清浄な土地に鎮座ましますだけあって、非常に居心地がよろしい。そこが信仰の場となるには、なるほどそれだけの理由があるなと、神社仏閣へ来るたびに思うのであります。
神道だとか仏教だとか、宗派がどうとか、そういうのを超えたものがあるように思いますね。
気分がいいなと感じれば、それでいいじゃないかと。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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