まず最初に。
信彦、ごめん!
すべては松中信彦を愛するが故のきついヤジだったんだ!
第23回戦(H・9勝14敗0分)勝:森福 (2勝1敗0S) 敗:岸 (9勝6敗0S)
本塁打:L・片岡13号、フェルナンデス9号、中島18号 H・多村27号、松中 11号
観衆:36,193人
冒頭から松中に謝ったように、前日とこの日の松中はかつての三冠王の輝きを取り戻しておりました。それは当然、チームの勝ちにつながるわけで、こうなったらホークスは絶対負けない。
手術による出遅れ、打撃不振などあって、今季の松中は不調の極みでありました。凡打を繰り返すかつての三冠王にスタンドからは容赦なく厳しいヤジが飛んでいました。結果を出してこそのプロの世界。ここまでの松中の成績では、仕方ありません。
小生もかなりきついヤジを飛ばしました。でも、松中にはこんな程度でシーズンを終わってほしくないという期待、なんでやねん松中!という歯がゆい気持ちが複雑に交錯していたのも事実。大方のホークスファンは同じ思いだったはず。
でも、前日の目の覚めるような本塁打はまさに三冠王の「復活弾」。この日も2試合連続の本塁打。逆転優勝を狙うチームに松中の復活ほど心強いものはありません。
さらにビッグイニングとなった7回裏の猛攻は、投ゴロを気魄の1塁ヘッドスライディングで内野安打にした一打から始まったのです。このプレーが一気にチームとスタンドを押せ押せムードに転じさせました。
両チーム先発の大隣、帆足の出来は芳しくなく、乱打戦が予想されましたが、ホークスには自慢の中継ぎ&リリーフ陣が控えています。
「SBM48ちょ」=攝津、ブライアン・ファルケンボーグ、馬原に加え甲藤、森福。さらには前日、オリックスから移籍後初勝利の金澤まで、後ろの層の厚さは12球団で最高の布陣。
ここにきて、後ろの投手陣に不安ありのライオンズに比べると、僅差の試合展開なら明らかにホークス有利。この日も、4回以降は、金澤、森福、ファルケン、甲藤が完璧リレー。中継ぎの差を見せつけるような展開でした。
ヒーローインタビューは絶好調の多村と、復活の松中の二人でしたが、やはり松中のヒロインには目頭が熱くなります。
チームバッティングを第一に打席に向かうキャプテン小久保ともども、この二人がそろって打線の中軸にいてこそのホークス打線。
二人の打撃と気魄に、いよいよ逆転優勝に現実味が増したことを実感し、ひとまず福岡を後にした次第。
帰阪後、祈る思いでテレビ観戦した西武戦今季最終戦も、9回裏の鷹の守護神・馬原vs西武・中島の手に汗握る攻防の末、ホークスが5-4でライオンズを下し、見事、三連勝!
これこそ正真正銘の「鷹の祭典」!。
残り3試合。当然、「全部勝つ!」という意気込みで優勝をかちとってほしい!
いや、絶対そうなる! と確信した、壮絶な西武3連戦。
この期に及んで、ホーム最終戦の23日のロッテ戦をテレビ観戦してる場合じゃなかろうと、急遽、23日もまた福岡へ飛ぶことにした次第。
泣いても笑ってもあと3試合。全力で応援するのみ。
この優勝は小生にとっては、昭和48年の「南海最後の優勝」以来の、優勝実体験。1999年も2000年も2003年も香港から優勝を喜んでいただけに、何としても実体験として優勝の喜びを味わいたいんだ!
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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