頑丈、という言葉で誰を思い出すかって聞かれて
いの一番に思い浮かぶのがラッシャー木村だろうな、俺の場合。
もう30年くらい前だけど
初めてリングサイドで見た「ラッシャー木村vsジプシー・ジョー」の
金網デスマッチ。
人間の額が金網を接合する金具にぶつけられ、
パッと割れて血が噴き出す瞬間を
目の前で見たときの興奮。
ジプシー・ジョーが金網のコーナー最上段
それは地上5メートルくらい
そこから飛び降りてラッシャーのストマックに
両足で着地する「アトミック・ボム・ザウエー」
その危険技をカウント2.5で返すラッシャー…。
クロスチョップ
相撲チョップ
頭突き
ダブルアーム・スープレックス
ブルドッキング・ヘッドロック…
いわゆる「バイオレンス・スタイル」の技の連続で血染めの反撃。
とどめは十八番のブレーン・バスター。
今じゃ、どれも昨日今日の新弟子でも使う技だけど
「頑丈」を画に描いたラッシャーが使うと
説得力、破壊力ともに抜群だった。
国プロ崩壊後、新日本に合流するが
猪木にうまいこと使い捨てられ、UWFを経て、
馬場率いる全日本へ。
その全日時代でのマイクパフォーマンスが語り草になるけど、
ラッシャーがもっともレスラーとして輝いていた国際プロレス時代のファイトを見ると、もっと光を浴びてもよかったのにと、残念に思う。
2004年7月、三沢光晴率いるノアの東京ドーム初進出。
突然、ビジョンに映し出されてラッシャーは引退を表明した。
しばらくドームのどよめきは止まなかったのを思い出す。
好きだったレスラーがまた一人亡くなった。
そしてまた、プロレスとの距離が広がってしまった。
—————————————————————————————
COMMENT:
AUTHOR: らくしゅみぃ
DATE: 05/25/2010 00:12:03
「こんばんは・・・」
—–
COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 05/25/2010 02:04:42
To らくしゅみぃさん
>「こんばんは・・・」
ラッシャーのこの一言で、今のアニマルがあるようなもんです。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。