まったく先週の俺様ときたら、例の厄介な、実に厄介な「三叉神経痛」の「顔面電撃ショック」が間断なく襲い、ひたすら悶絶するという悲しい日々だった…。
痛みをコントロールするテグレトールも、増量しても全く効き目なし。もはや、このまま悶絶しながら死んでゆくんじゃないかと思っていた。
いや、実際に三叉神経痛で死ぬことはないのだが…。
土曜日だって長居公園で地元民たちで花見をするという。
花見なんて香港へ行ってしまってこの方15年、一度もしていない。行かないはずがない、でも、飲み食いも会話も痛くてまともにできない。そもそも歩いただけでその衝撃が顔面に電激痛となって響いてくる。花見どころじゃない。まったく…。
結局、花見はキャンセルし、家でひたすら悶絶し、狂い死にするんじゃないかと怯えていたのだ。
でもでも、同じ悶絶して死ぬなら、せめて最後に「あのお方」のご尊顔を拝し、その歌声を聴いてからでないと死んでも死に切れない…。
ってわけで、4月4日日曜日、向かうは梅田は茶屋町のタワーレコード。
どれだけの視聴率を上げていたのかは知らないが、木曜深夜の読売テレビのドラマ『木下部長とボク』は、ツイッタ―などでも盛り上がっていたから、まあ人気ドラマだったのだろう。
ドラマもさることながら、エンディングにかかる主題歌『君とボクと』は、我らがおいちゃんと、ドラマの主役・木下部長を演じた、板尾創路のコラボ「板尾こうせつ」の「デビュー曲」ってのが、気になって、初回から見ていた。
売れっ子の大宮エリーの脚本を板尾が主演でってのが、かなりベタであるとともに何やらキイイイイーーーー!ってなるのだが、まあ毎週こうせつ様のお声が聴けるならというわけで。毎週見ていた。
その「板尾こうせつ」のキャンペーン、最近は「インストアライブ」なんてしゃれた言い方するのね。それに行ったわけ。
そうですよ、地下鉄の振動がビシバシ顔面に電撃ショックとなって伝わり、たばこをくわえても涙が出るほど痛いのに…。
梅田に着くまでに、あまりの痛みにショック死するんじゃないかというほどの状況で…。
でもまあ、おいちゃんの顔を見て歌聴いて、ショック死はそれからにしようという思いで、なんとかたどり着きましたよ、タワーレコードに。
不思議なもんだ。さすが「こうせつ大明神」のご利益はすごい。
こうせつが出てきたとたん、ウソみたいに痛みが消えて
「おら~、こうせつ~!」
って叫んでる自分が。こいつは驚きだ。なんて奇跡だ。
さっきまで、
「もう俺はこの痛みで悶絶死、ショック死、狂い死にするんや」
とばかり観念していたっていうのに…。
こうして俺はまたもやこうせつに救われたのである。
ウソみたいな話だが、これは事実である。
その後の痛み?
帰宅後にまた痛み出し、夕食時はまたもや涙とよだれを流しながらという、悲しい時間となったのだが、痛みはそれからピタッと消えてしまった。
難関の一つ、入浴時の「洗顔」も痛みなくゴシゴシできた。
そしてここ、この時間に至るまで痛みはまったく消失してしまった。
自分でも信じられないが、これは事実である。
おいちゃんはすばらしい。
たった1曲である。それも板尾君とのデュエット曲である。
なのに、である。
この事実は医学的には、おそらく解明できないだろうが、こうせつファンなら、簡単に解明できるはずである。
うん、おいちゃんはすばらしい。
え?明日また痛かったらって?
う~ん、またおいちゃんに会いに行きますか!
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
1件のコメント