『蘋果日報』グループの若者向けグルメ雑誌『飲食男女』ってのがあります。
けっこうな部数が出ているようで、日本料理屋でもここに広告出したり、紹介記事が出たりすると、一気に「行列のできる店」になってしまうという強力な媒体力。
香港はまだまだ紙媒体の力が強く、新聞も雑誌も広告の山。
広告関連の資料など見れば、今後も「まだまだ伸びる広告市場」じゃないかと思われます。
さて、その『飲食男女』で、
「飲食男女版・大阪ミシュランガイド」
みたいなのをやってました。
とにかく食にうるさい香港人。その香港人の舌を満足させるのが、大阪の味。
『関西一週間』のグルメ担当・高田強氏と、グルメブログ『Mのランチ』のM三郎氏の対談で、香港人におすすめの名店を紹介してゆこうという企画。
登場した店は
(1)地魚屋台とっつぁん(天神橋筋商店街)*海鮮居酒屋?
(2)中央市場ゑんどう(中央市場)*寿司
(3)はり重(道頓堀)*すき焼き
(4)本家柴藤(淀屋橋)*うなぎ
(5)Revo(西成区岸里)*とんかつ、ハンバーグ
(6)成駒家(生野区桃谷)*お好み焼き
(7)うまい屋(天神橋筋商店街)*たこ焼き
ちなみに詳細な地図入り記事。迷えば、通行人に見せれば一目瞭然。日本語が不自由でも、問題なくたどりつけるでしょう。
大阪生まれ大阪育ちで、割とうまいものの店をよく知っている小生でも、>行ったことあるのは、はり重と柴藤だけ。
ってか、ここらはたいていの大阪人は一回くらいは行ってますやろ?
高田氏とM三郎氏の間では、もっと色んな店が上がっていたんだろうけど、とりあえず香港人の食の志向に合わせると、この7店になったんやろか?
香港人の好きな日本料理ベスト7とでも言いますか。
それにしても岸里のRevoとか桃谷の成駒家なんて、ほとんど『月刊大阪人』の世界(笑)。ディープな立地でっせ、たいがい…。
「そんなとこまで香港人は行かんやろ」
と侮るなかれ。
行くでしょう、間違いなく。それが連中の「食への執念」というやつでしょう。
そして今週から当分の間、この7店は香港人客がどっと増えるんです。
いや、冗談違いますよ、それほど『飲食男女』の影響力はすごいんですよ。この特集見て、さっそく「来週、大阪へ行こうか」と相談しているカップルとか、ご家族は相当数に上ると思われます。
それほど、いまだに紙媒体の影響力はすごいんですよ、香港では。
きっとお店は、「やっぱり雑誌に載ったらようけ来るなあ~」と最初はおっとり構えていても、果てには「もう、香港人増えてうんざり…」ってことになるかもよ。
ご愁傷様です(笑)。
あ、「うんざり」と思ってる人がうんざりしないような商売を何か考えますかね、「香港人のあしらいならお任せを!」と。
—————————————————————————————–
COMMENT:
AUTHOR: ureeruhiroshi
DATE: 11/23/2009 04:54:57
こんにちは、大阪人で谷町線沿線に住んでいます。
ここに出ているお店は全部行ったことがありません。
しかし天六の海鮮居酒屋の前は通ったことが有り、絶対行ってみようと思いました。
外から丸見えで、魚河岸の食堂というイメージです。
値段も安いです。
岸里はないけれど新世界には良くいきます。
居酒屋がいいですねえ。
いきつけの店は通天閣の近くですが、小皿が百円単位で、ご飯も四種類のサイズがあります。
ここで食べ残す人はいませんね。
難点はキリンのラガーしか置いてないこと。
それから鶴橋には良くいきますね。
韓国料理も良いけれど近鉄線ガード下の串焼き専門店がおすすめです。
近鉄ホームでにおっているのはこのお店の匂いです。
ヤフーで台湾の記事を書いています。
—–
COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 11/23/2009 14:54:34
To ureeruhiroshiさん
>外から丸見えで、魚河岸の食堂というイメージです。
>値段も安いです。
というウワサだけは聞いたことがあります。
一度確かめてきたいなあと思ってます。
>難点はキリンのラガーしか置いてないこと。
そこは安いからOKということに(笑)。
>それから鶴橋には良くいきますね。
>韓国料理も良いけれど近鉄線ガード下の串焼き専門店がおすすめです。
>近鉄ホームでにおっているのはこのお店の匂いです。
鶴橋のホームはほんといい匂いがしますよね!
鶴橋の焼肉はよく行きますよ。
—–
COMMENT:
AUTHOR: takase
DATE: 03/01/2010 17:52:02
leslieyoshi様
初めてコメントさせていただきます。
いきなりのお願いで誠に申し訳ないのですが、この飲食男女が何号なのかお教えいただけないでしょうか?友人が写っているので取り寄せてプレゼントしたいのですが、なにぶん雑誌名しか分からないもので、右往左往しているうちにこちらにたどりついた次第です。大手の書店にも中国や香港の雑誌の取り扱いはないとのことで、相手にもしてもらえませんでした。入手方法に関してご助言などいただけましたら感謝の極みでございます。
——————
>「そんなとこまで香港人は行かんやろ」
>と侮るなかれ。
>行くでしょう、間違いなく。それが連中の「食への執念」
>というやつでしょう。
——————
まさにおっしゃる通りのようです。皆一様に雑誌の切り抜きを持って来店されているようです。
初コメントでいきなりのお願い、何卒ご無礼をお許しください。
takase
—–
COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 03/01/2010 23:23:36
To takaseさん
コメント、ありがとうございます。
そして、やはり香港人が来ましたか。さすがですね、連中は。
そしてお問い合わせの件ですが、まず、下記のアドレスへ行ってみてください。
http://hk.etw.nextmedia.com/template/etw/art_main.php?iss_id=747&sec_id=1000845&art_id=13437054
記事が掲載された『飲食男女 第747期(2009年11月20日号)』です。
香港の雑誌は、ウエブで年間購読できます。わたしもウエブで読みました。
わたしはすでに帰国しており、この契約も終了しています。
ウエブでよければ、割高になりますが、購読を契約されるのが早い方法。
そして取り寄せですが、時間がかかると思います。そして、バックナンバーを残しているかどうか、甚だ疑問ですが、まずはお問い合わせください。
問い合わせは『飲食男女編集部』
etweeklyあっとnextmedia.com または etcatあっとnextmedia.com
(あっとの部分を@に)
です。
もちろん、メールは中国語か英語にしなければなりません。
わたしがまだ香港在住なら、さらにいくつかの手もあったかとは思いますが、こんなところでご了承ください。
—–
COMMENT:
AUTHOR: takase
DATE: 03/02/2010 11:20:44
leslieyoshi様
ご親切にご回答くださり、ありがとうございます。どの号かが分かっただけでも、非常に助かります。
友人が取材に来た人の名刺を持っていたので、1週間ほど前にその人に英語でメールをしてみたのですが、音沙汰なしです。。。まあ彼にとっては何のメリットもないので仕方ないですが・・・。今回ご紹介いただいたアドレスにも同様の連絡をしてみようと思います。中国語は全くわかりませんが、一応専門が英語ですので通じないことはないと思います。
また、良い結果がご報告できるようにがんばってみます。
本当にありがとうございました。
—–
COMMENT:
AUTHOR: takase
DATE: 03/19/2010 23:21:34
leslieyoshi様
飲食男女、ついに届きました!あれから紆余曲折ありましたが、leslieyoshiさんがご助力くださらなければ手に入っていないことに間違いありません。友人も非常に喜んでくれています。
最終的には無料で一部お送りいただきました。ご協力感謝します。
—–
COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 03/20/2010 01:19:24
To takaseさん
少しでもお役にたててよかったです!
日本なら、取材協力先には必ず掲載誌を送るものですが、まったく、連中にはそういう認識が欠如しています。
「取材して載せてやったんだから、そっちで買えばいいじゃん」
みたいな…。
よかったですね、残部があって、それすらもなんだか奇跡的のように思えます。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。