帰国中の文化活動は上方芸能だけではありません。
10数年ぶりに奈良へ。
お目当ては
「興福寺国宝特別公開2009 お堂で見る阿修羅」。
こういうのは、いくら奈良まで1時間ちょいで行けるといっても、昼から行っちゃいけませんね。
遠足のように、朝から出かけねばならんなと。
近鉄・奈良駅から興福寺までは5分ほどなんですが、行ってびっくり。
阿修羅を展示する仮金堂まで長蛇の列。
なんと、入場まで90分!
「ええええ!!!」
拝観は5時半までというから、ぎりぎり間に合うかどうか。
並んでいるうちに小雨もぱらついてくるし…。
まあ、なんとか時間内に阿修羅との対面が叶いました。
そのりりしく、決意を秘めたかのようなお口元…。
決して大きくはない(153.4cm)御身ですが、存在感は背後の釈迦如来坐像にひけをとりません。
飛鳥文化に白鳳文化、天平文化。
千数百年の歴史と間近に接することができるのが、
「ひとり旅なら大和路~奈良大和路」の魅力であります。
あ、それと「うおっ!」といまさらながらに思ったのが、
奈良から帰りに乗った電車が「阪神車両」運行による
「三宮行き」だったんですね~。
「鉄おた」としては、たまらないですね、こういうのも。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。