危うし!香港ディズニーランド!
3月25日付の左派紙『文匯報』が報じるところ、上海ディズニーランドの建設プロジェクトが正式に批准され、間もなく発表とのこと。
早ければ3年以内に建設される見通し。初期投資244億人民元、出資比率はディズニー43%、ちうごく側57%。入場料金までがほぼ決の模様で300人民元という。
建設用地は浦東国際空港から車で約20分ほどの川沙鎮の約10平方キロメートルで、その広さは「香港ディズニーランドの8倍」だと。
トランジットで上海経由の海外旅行者の来園を見込み、ビザ免除での48時間滞在も検討。
最近、香港ディズニーランドって、まったくと言っていいほど話題にならない。
そうこうしているうちに上海がいよいよ始動。
何だったんだ?香港ディズニーランドって…。
そういえば、香港開業前に某経済団体の会合で、ディズニー関係者の話を聞く機会がありまして、もうその当時から「上海がディズニーランド招致か?」と言われてたこともあり、出席者からもその質問が出ました。
それについてディズニー側の回答は「ない、とは言えないが、具体的な話にはなっていない」というもので、「そりゃあんた、ある、って言ってるようなもんだわさ」と思ったものでした。
空港から車で20分というのは香港とほぼ同じ、でも広さは8倍!
香港が大陸観光客がメーンになっている一方で上海が狙うのは海外からの旅行者。
ますます香港ディズニーランドの影が薄くなる…。
そのうち、閉園とか…。そりゃまずい。何%だったか忘れたけど、かなりの比率で血税が投じられているわけで、香港市民としては黙ってられないでしょ、そんなの。
香港ディズニーランドとしては、大陸客も上得意だろうけど、東南アジア客をもっともっと積極的に呼び込む手立てを講じるべきでしょうね。
いまからそういうのちゃんとしておかないと、そっち方面の客も上海に行っちゃいますよ、きっと。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。