【立法会始まる】*旧ブログ

このわたくしが!
清き一票を投じた第4期香港立法会が始まり、議会長に親中派政党「民建連」の曽鈺成議員が選出されました。

記事見出しはわざわざ「香港議会議長に親中派」としていますが、前議長の范徐麗泰(リタ・ファン)氏も、無所属ながら親中派ですから、いまさら驚くべき事態ではありません。(*注・共同信に左様な記事あり、すでにリンク切れ)

むしろ驚くべきは、曽の得票数が36票に対して、対立候補・李華明が24票だったこと。今議会の選挙では、いわゆる「汎民主派」は23議席を獲得していたわけで、「非民主派」から1票が流れたという結果に。

これには、議場の汎民主派議員から一斉に歓声が起きたとのこと。
まあね、民主派でないから親中派というわけではないからね。
それについては、小生も選挙後に書いてますよ。改めて記しておきます。

今日(9月9日付)の『香港経済日報』は、「汎民主派」「建制派」という区分をしていた。なるほど、「制度を建てる派閥」ってわけですね。
その区分でいきますと、「汎民主派23議席」「建制派35議席」「中間2議席」となります。
<汎民主派>
過激派:6議席
(長毛、黄毓民ら「社会民主連線」、「前線」の劉慧卿(エミリー・ラウ)、李卓人ら労組関係)
公民党:5議席

民主党:8議席
温和:4議席(「民協」や公民党から離れて独自立候補した何秀蘭ら)
<建制派>
立場飄忽:2議席
政府と良好な関係:10議席(レジーナ・イップら)
自由党:7議席(元親英国、返還後親中寄り財界基盤)
民建連・工連会:14議席(親中政党、実質上の与党)
伝統左派:2議席(ティモシー・フォッら先祖代々過去帳一切のガチガチ左派)

この中の「立場飄忽」要するに「中間派」の2人のどちらかが民主派候補に投じたというわけでしょう*なお、自由党で分裂騒動が起き、3議員が離党し、新党結成の動き。

この共同の記事もそうですが、
香港、といえばやたらと「中国化」「親中派が~」と頭につけて、香港が中国に傾いていて、それは自由主義側からみれば、なんと不幸なことだろうか、という「印象操作」を西側メディアがやっているわけですが、どうしてそこまで香港を不幸にしたがるのでしょうか?

そんなに愉快ですか? 不幸な香港を見るのが!

当の香港にすりゃ、なんとかうまくいってるんだから余計なお世話だ!というところですね! プンプン!


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