今回の上海行脚では、元同僚宅に宿泊させてもらった。
ちなみに、そのお宅は、香港の拙宅の1.5倍の広さでお家賃はその半分。ただし、浴槽がないのは日本人にはつらいところ。
同じく男子一人住まいながら、拙宅よりはかなり整理整頓されている。。。性格のせいでしょな(笑)。
普通、日本人は虹橋地区か浦東地区にかたまって住んでいます。これは職住接近および日本人学校の通学を考えてのこと。こういうの、香港もそうだけど、旦那よりも奥さん子供が大変なんですよね。いろいろあるんですって。
で、彼の在所だけど、いわゆる「下町」とでも言いますか。16階の部屋から見下ろせば、古い住宅が密集。。。だったはずが、すごい勢いで解体ラッシュとなっており、きっと1年後に訪れると、大きなマンションがガンガ~ンと建っているんだろうと思わせる光景。
おかげですごい土ぼこり。
朝からこのへんを徹底的に散策してやろうと思ったが、土ぼこりと暑さで10分で降参。いそいそとタクシーに乗り込み、定番の南京東路へと退散したのでありました。
定番と言えば「豫園」もそのひとつ。
はい、もちろん行きました。結局、来ちゃうのね、ってところです。
初めて来たときなんて、核になっている「豫園商城」と本来の庭園の「豫園」だけで、周辺はなんだか土っぽい印象しかありませんでしたが、まあ、豫園も「増殖」していますね。周りの「老街=Old Town」をこぎれいにするのはまだましな方で、なんかもう「似非豫園」みたいなのができていて、ちょっとなぁ~。
でも、昔のままの上海の下町もしっかり健在で、これはうれしい限り。
もう、上海菜飯の屋台なんて、涙ものですね。初上海のとき、今じゃショッピングビルになってしまった雲南路の屋台街でガツガツ食ったあの味、忘れられないです。
道端で鶏を絞めていたりもしていて、「ひょぇ~」って感じで避けて通ったり(トリ恐怖症ですから)と、万華鏡のような街の風景はなんとも言えません。
土ぼこりにまみれ、更地になってしまった場所にも、つい数ヶ月前までこんな光景があったわけですな…。
知り合いの上海人(大阪在住)は二言目には「広東人(含む香港人)は計画性がないしセンスも悪いし、アカンわぁ~、ダサいわぁ~」と言います。その心はと問うと、「都市計画なんてめちゃくちゃやがな。ビル建てりゃエエちゅうもんやないで、道つければエエちゅうもんやないでぇ、わかってへんねんや、広東人はセンス悪いから。その点、上海は見事や!」と。
その言葉、そっくりそのまま返しますわ、あんさんと上海に。
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在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。