【大盤振る舞い!】もうかってまっせ、香港特区政府!*旧ブログ

去る2月27日、08/09年の財政予算案が発表されました。

すでに小生を含む多くの市民が税金還付を受けておりますが、07年度も香港経済は絶好調だったようで、次年度も特区政府は大盤振る舞いであります。

ま あ、かように世間では好景気を謳歌しているわけでありますが、どうもその実感が湧いてきません。なぜでしょう?? 小生が特段、しみったれた生活をしてい るわけでなく、お給料もきちんともらっているというのに。目に見えるような好景気の恩恵を受けてないからかな??? う~ん、ようわからんわぁ。

 

曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官から発表された財政予算案の大盤振る舞い項目は下記の通り。
 

・法人税 17.5%を16.5%に引き下げ

・法人税75%(上限2万5千香港ドル≒35万円)還付

・商業登記費免除

・不動産税75%(上限2万5千香港ドル)還付

・レーツの減免措置(上限、各四半期5千香港ドル≒7万円)を継続

*レーツ=評価額に応じて課す固定資産利用税

・所得税の標準税率 16%から15%に引き下げ

・基礎控除額アップ

 独身:10万香港ドルを10万8千ドルに

 既婚:21万香港ドルを21万6千ドルに

・所得税の75%(上限2万5千香港ドル)の還付

・全世帯へ電気代補助1,800香港ドル≒2万5,200円を支給

・高齢者へ3,000香港ドル≒4万2,000円を支給

・月収1万ドル≒14万円未満の低所得者の強制退職金積立(MPF)に一人6,000香港ドル≒8万4,000円分配

・ワイン税撤廃(即日施行)

・ホテル宿泊税撤廃(即日施行)

などなど…。


とにかく儲かってます、香港特区政府。


理由? さあ~?わかりません(笑)。

不動産売買、とりわけ政府所有物件の売却などが大きいんじゃないでしょうか。金融市場もまあまあ好調でしたし。07年度の黒字額は1156億香港ドル≒1兆6,184億円ってからこりゃすごい! でも来年度は75億≒1,050億円の赤字を見込んでるって、置いておけばいいのに…。


でもいいじゃないですか。こんなわかりやすい措置はないでしょう。儲けた分を、皆さんに分配しますよ、ということですから。ありがたく頂戴しましょう。

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「富の分配」ってやつですかね? 曽長官!


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