【元宵節】いろいろあったよ。エロ写真、火事、程翔さん…*旧ブログ

旧暦1月15日の今日(2月21日)は、「元宵節=中国情人節=ランタンフェスティバル」。本日を以って、正月終了です。

で、色んなことがありました。

陳冠希(エディソン・チャン)、謝罪会見で芸能界引退を表明!

Hong Kong singer and actor Edison Chen attends a news confrence during his first public appearance since a nude picture scandal broke in Hong Kong
終始、沈痛な表情で会見したエディソン君(RTHK)

エロ写真大量流出の張本人、歌手・俳優の陳冠希が公に姿を現して初めて記者会見。午前11時ごろ、所属の東亜娯楽から報道各社に、「陳冠希、今朝帰港につき、本日午後3時会見アリ」の第一報。報道各社WEBサイトにて「速報!」としてニュース流すが、会見場所は明確にされず。午後3時から会見開始。報道各社サイトを数分単位で更新し、発言を逐次報じる。

会見の要点
(会見はすべて英語で行われた)

1)問題のエロ写真は全部、ボクが撮影したものです「ごめんなさい」

2)決して公に公表するために撮ったものではありません「ごめんなさい」

3)渦中の女性やそのご家族、関係者各位には大変なご迷惑をかけてしまいました「ごめんなさい」

4)また、香港の青少年諸君はじめ市民の皆さんに多大な影響を及ぼしてしまったこと、深くお詫びします「ごめんなさい」

5)重大な決心をしました。現在進行中の仕事が終了したら、香港の芸能界から永久に身を引き、慈善事業に身を投じます「ごめんなさい」

6)青少年の模範であるべきアイドルの身でありながら、失格の模範となってしまいました。ボクはこれを教訓としてしっかり汲み取ります。青少年の皆さんも教訓としてください「ごめんなさい」

7)事件の捜査については警察に全面的な協力をいたします。また、弁護士を通じて、しかるべき法的執行にも従います「ごめんなさい」

8)この謝罪をどうか受け入れていただき、今後に、一縷のチャンスを与えていただければ幸甚です

と会見。会見中10数回の「I am sorry」。報道陣からの質問は一切受けず、会見場を去る…。

なお、ダウンロードなどで入手した一連の淫乱猥褻写真をネット、印刷物など媒体で公開したり売買することは「知的財産侵害」にあたるそうですので、入手済みの方はくれぐれも扱いにご注意を! 香港税関では「最高可被判入獄四年及件侵權品罰款五萬元」だと言ってますよ~。

市民の反応

1)公式謝罪会見のタイミングが遅すぎる!

2)なによ、アイドル気取りで! アンタなんて最初からアイドルなんて思ってないし!

3)誠意のない会見だ!

4)青少年に対して取り返しのつかないことをしたのに、あの冷静な会見はないだろう!

まあ、皆さん、散々楽しませてもらって、ずいぶんな言い方ですね! その一方で

5)あくまでプライベートなことなのに、なんで謝罪会見して芸能界引退にまで話が飛躍するのかな?

なんて冷静な女子中学生の声もあったりします。小生はこの女子中学生に賛同しますが…。

火事だぁ~!

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必死の消火作業を見守る(筆者撮影)

会社の帰り道、「なんか焦げ臭いぞ?」と、ふと見れば、周りの人たちがアホみたいにポカンと口開けて上を見てます。同じようにポカンと口開けて上見たら、アイヤ~! マンションの屋上の不法建築物=天台屋が燃えてるじゃないですか! かなりの勢いで燃えております、ボーボーと燃えております! 場所は香港島随一の道路交通の要衝で、銅鑼湾(Causeway Bay)、湾仔(Wanchai)、跑馬地(Happy Valley)、香港仔隧道(Aberdeenトンネル)、紅磡隧道(Hung Ham海底トンネル)から車の流れが集中する、摩利臣山道(Morrison Hill Rd)の交差点。帰宅のバスの通り道なんで、バスは当面、渋滞で動かないだろうから、ちょいと火事場見物。

火事になったビルのG/Fには、小生が朝食に利用する茶餐庁「蘭芳」が。屋上が火事でも、しっかり営業しているじゃないですか。びっくりだ。

火事場で感心したこと

1)消防士の体力。火元は高層マンション(16階建て)の屋上。梯子は14階あたりが限界の様子。その先端で約1時間、ホースを火元に向けて散水を続ける消防士、使命とはいえ、感動ものの消火作業。消火作業開始から約1時間後には、天台屋に取り残された5人も無事救出。

2)警察。野次馬の整理、渋滞の車を実にテキパキとさばいてゆく。また、火元のマンションから避難してきた住人を、居住者名簿をもとに何度も点呼をとる。さすが世界のトップレベルといわれる香港警察。

3)野次馬。実に冷静。道路が渋滞しようが、帰宅の道が封鎖されようが、乗っていたバスから下ろされようが、警察や消防の指示に冷静に従う。同じ中華な人々でも、大陸ではこうはいくまい…。

4)マスコミ。さすが香港マスゴミ! 救急車の中をなんとか写そうと、病院へ向かおうとする救急車を取り囲みフラッシュの雨霰。プライバシーも人命もなんのその!

程翔氏、保釈後初会見

シンガポール紙『ストレーツ・タイムズ』の香港駐在記者の程翔氏は、中共機密情報を台湾の情報機関に流したとして(濡れ衣か?)、05年4月に身柄を拘束され、06年11月、懲役5年の実刑などの判決が確定し、服役していたが、2月5日に釈放され香港に帰還。

気の毒なことに、帰還した日はちょうど芸人エロ写真流出騒動の真っ最中。本来なら各紙、帰還の記事がトップを飾るはずなのに、経済紙以外はみんな女芸人の裸の写真がトップ。「中共政権下で唯一、言論の自由が守られている」香港らしさがアダとなる始末に。そしてこの日も。同じくエロ写真の張本人の記者会見と重なり、明日もまた1面トップから追いやられ、裸の写真と並べて載せられてしまうんでしょうね…。
いや~、いろんなことがありました。

お口直しに、元宵節らしい画でもどうぞ…

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銅鑼湾・恩平道、旧・リーガーデンホテル裏界隈(筆者撮影)

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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 02/22/2008 19:47:28
どうも、香港の芸能界からは「無期限」に退出する、ということらしいですが、美国へ帰ってさらなる発展を目指す、という意味ではないかと思われます。こういう「謝罪」がのさばっているので、シナ人は日本の謝罪を受け入れないのでしょう。まあそれとは若干レベルがことなってはいるのですが、香港人をふくむシナ人の「謝罪」感がむき出しになった「会見」だったと思います。
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 02/22/2008 23:35:18
To 丸幸亭老人さん
>~香港人をふくむシナ人の「謝罪」感がむき出しになった「会見」だったと思います。
これはもう、「謝罪」した本人もそうですし、それを一々批判するほうもそうですし…。「謝罪」の裏で、「俺の撮った写真だから版権は俺のもの」という言い分も見え隠れします。


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