【返還10周年】胡錦濤来港と叉焼メシ屋 *旧ブログ

6月29日午前11時半、胡錦濤国家主席、香港国際空港に到着ぅ~!

午後からは主に新界エリアを精力的に動き回ったようです。新界なら交通規制による渋滞で週末の経済活動に大きな影響を及ぼすこともないからでしょうな。


北京五輪に向けてのデモンストレーションの一環でしょうか、スポーツ選手との交流もあり、卓球の腕前も披露。


一般家庭も訪問し、市民と交流も忘れません。心温かい国家主席に訪問家庭では「かたじけなさに涙こぼるる」と言ったとか言わなかったとか…。


夜は禮賓府での晩餐会。曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官はじめ、特区政府閣僚らが出席しありがたいご講話拝聴。みんなそろって「がんば~りまぁ~っす!」


7月1日の10周年の日まで滞在とのこと。


さて。
胡錦濤はんの旅日記は、ちゃんとした報道機関がやってくれるでしょうから、ここでは、「来た、何かしてた、帰った」くらいにしておいて。


29日は3連休前で、片付けておきたい仕事&用事が山盛りあったので、10時過ぎまで会社に残っていました。呑みに行くのも億劫で、どこかその辺でメシ食って帰ろうと立ち寄ったのが会社の近所の叉焼(チャーシュウ)メシ屋。


この店には、それこそ1996~97年ごろよく通っていました。どうしても夜が遅くなりがちな職業なもんで、一人であるいは職場の連中とで、ほんとよく通いましたが、ここ7、8年はどういうわけかとんとご無沙汰でした。


そして今夜。久方ぶりにこの店で名物の叉焼メシを食べていると、店の大将が、
「うわ、何年ぶりや、アンタ!」
と声をかけてきました。単純馬鹿な小生はこういう場面に弱く、なんか涙目になってしまいます。

「日本に帰国してたのか?」「いやいや、ずっとおったよ」「いまどこで働いてるの?」「この近所や」などなど話は尽きず…。

まあ、小生も日ごろは「香港人たらもうマッタク!」など文句言ってますが、そこは生身の人間同士ですから、人情も通い合います。
7、8年も来店してなかったのに、よく覚えていてくれたなぁ~。素直に感激しちゃいました…。
勘定を済ませ帰り際にまた大将を呼んで、
「覚えててくれて感激! また来るから!」

程よい量のご飯に程よい量の叉焼と青菜が載ってHK$28。飲み物HK$12。〆てHK$40は約650円ほど。いま日本でたとえば吉野家の牛丼がいくらくらいか知りませんが、そんな感覚でしょうか。

思わず返還の頃を思い出した叉焼メシ屋の大将との会話が、なんかうれしかった返還10周年2日前の晩飯でした。

89714
MTR(地下鉄)駅構内に掲示されている
「返還10周年カウントダウン」
「還有二天=あと2日」と告げています

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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 06/30/2007 06:12:04
「叉焼飯」、いいですね、まさに香港。
台湾なら、「魯肉飯」,「排骨飯」。
日本なら昔のカツどん、いまや牛丼。
このご飯になんやらおかずをぶっかける形式のファスト・フードのうまいこと。
さて、大陸はというと、これが特に思いつきませんね。まあ、わたしがおったころは、そういう屋台の外食文化が萎びていたころですから。ものの本によれば、上海にはかって「蓋交飯」という、何でもいいからおかずを飯にぶっかけたものの屋台などがあったとか。今や復活してるんでしょうか?
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COMMENT:
AUTHOR: yasu-emi0915
DATE: 06/30/2007 12:03:31
久しぶりに行っても顔を覚えてもらえるのは嬉しいことですね。
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 06/30/2007 17:25:14
To マルコおいちゃんさん
そうですね、台湾の魯肉飯もイケますね。あと担仔麺も。
>このご飯になんやらおかずをぶっかける形式のファスト・フードのうまいこと。
たしかにぶっかけ系のご飯は食が進みます。この季節なら通菜の腐乳和えがウマイです。
>上海にはかって「蓋交飯」という、何でもいいからおかずを飯にぶっかけたものの屋台などがあったとか。今や復活してるんでしょうか?
これは初耳です。上海となると「陽春麺」が好物ですね。香港の車仔麺よりちょっと上品で味も日本人好みかなと。
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 06/30/2007 17:27:33
To yasu-emi0915さん
>久しぶりに行っても顔を覚えてもらえるのは嬉しいことですね。
そうなんです。それも異国の地ですから余計に感激です。
そういえば5年ほど前、雲南省のとある町の食堂で店の女の子にやっぱり「何年か前に来たことあるでしょ?」って聞かれて感激したことありましたよ。
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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 07/01/2007 01:57:10
へえ、「陽春麺」が復活してましたか?「陽春麺」というと台湾では、なんの具も入ってないいわば「素うどん」のことですね。味も形も日本のうどんに近いですよね。元来は上海にあったブランド名で、内戦後は台湾へ移って営業していたようです。こちらで買える「陽春麺」(乾麺)も台湾製です。
ううむ、こういう話題をはじめるとなにかと尽きないものですね。
「焼鴨飯」と「痩肉皮蛋粥」さらに「餛飩面」は、「叉焼飯」とならぶ香港ファスト・フードの王者ですね。なつかしったらありません。こっちにも香港人の経営する店もありますが、なんか気取ってばかりしかも高い料金でかないませんよ。
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 07/01/2007 03:47:04
To マルコおいちゃんさん
>へえ、「陽春麺」が復活してましたか
今も営業してるかどうか定かではありませんが、南京西路に地下壕のような場所の麺屋で食す陽春麺が今まで食べた中で一番美味かったように思います。
>ううむ、こういう話題をはじめるとなにかと尽きないものですね。
>「焼鴨飯」と「痩肉皮蛋粥」さらに「餛飩面」は、「叉焼飯」とならぶ香港ファスト・フードの王者ですね。なつかしったらありません。こっちにも香港人の経営する店もありますが、なんか気取ってばかりしかも高い料金でかないませんよ。
茶餐庁を「世界遺産」に登録してもらおう、なんて「本気か?」という運動もありますが、あの不衛生さでは無理でしょう。もっともそれが茶餐庁の魅力なんですけど。


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