「3.18爭取雙普選遊行」
行政長官選挙と立法会選挙の全面普通選挙実施を求めるデモが18日午後、行われたので見てきましたよ。主催者の民間人権陣線発表で5000人、警察発表で1800人が参加。
＜銅鑼湾・糖街を行進するデモ隊
午後3時、銅鑼湾（Causeway Bay）のビクトリアパークを出発したデモ隊は、ヘネシーロード、クィーンズロードを経て5時ごろに政府総部に到着。2012年の行政長官選挙と立法会選挙両方の全面普通選挙実施を訴えました。
＜行政長官選挙に立候補している梁家傑氏
デモ隊には、普選実施を求める汎民主派以外に、民生改善を求める団体や歴史的建造物の保存を訴える団体なども参加。
デモ隊の先頭集団には、来る25日の行政長官選挙で現職の曽蔭権（ドナルド・ツァン）と一騎打ちとなる梁家傑（アレン・リョン）氏。曽長官との2回の公開討論会を振り返り「市民の期待のほどがうかがわれる」と。
そうおっしゃる梁さん、たしかにイメージはよいようで、2回の公開討論でも市民の評価は曽氏を上回っている。しかし、「じゃあ、投票するとしたら？」となると曽長官との回答が7割以上となる。
ただ、「選挙委員」という限定人士による「密室選挙」だった行政長官選挙に一石を投じたことは評価されるべき。来週の選挙で曽長官の当選は間違いないところだが、次回の行政長官選挙はどうなるかわかりませんね～、この雰囲気は。これまでの民主派は「天安門事件」が対立軸にあったため、中共との溝があまりにも深すぎたが、梁氏を筆頭とする民主派のニューウェーブは、あからさまな対立姿勢をとっていないので、中共としても正面から向き合うしかないでしょう、多分。
＜そしてアジる長毛・梁国雄立法会議員
そんな期待をしながらも、小生自身は民主派が香港の政治の舵取りをすることには賛同しかねます。中共になびくわけじゃありませんが、今の限りなく 100%に近い自由をそのままにしておいてほしいのです。もし民主派が台頭すれば、その自由も台無しになるんじゃないかと不安を感じているのです。民主派 が台頭するとあの手この手で中共は香港の政治に介入してくるでしょうからね…。それはイヤだ。そして何よりも民主派って実は中共以上に反日だったりします から。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
