【毒書の時間】『法王の牙 病院サスペンス集』 黒岩重吾
去年から言ってるけど、「昔読んだ黒岩本を押し入れの奥底や、倉庫のガラクタ山積みの中から引っ張り出す」という作業も、少しづつ進んではいるが、暑くなってきたので小休止。と、思ってたら、新たに中公文庫が『法王の牙 病院サスペン…
続きを読む →去年から言ってるけど、「昔読んだ黒岩本を押し入れの奥底や、倉庫のガラクタ山積みの中から引っ張り出す」という作業も、少しづつ進んではいるが、暑くなってきたので小休止。と、思ってたら、新たに中公文庫が『法王の牙 病院サスペン…
続きを読む →「何かと堅苦しい世の中やねぇ」と言ってしまうとダメなのかもしれないけど、一つの戦前の小説をこの時代に世に送り出すのに、随分と苦労するもんやな、というのを感じる一冊だった、今回読んだ久生十蘭の中長編集『肌色の月 探偵くらぶ…
続きを読む →<本作の風情をどこかに感じさせる鰻谷界隈の夜 photo AC> 本のタイトルにちなんだ写真をトップに使いたいと、ストックを探してみたが、生憎、手持ちになかったので、フリー画像で「心斎橋」を検索したところ、9割が「道頓…
続きを読む →かねてより、「な~んか、おしゃれな名前の作家やん」と、思ってはいたものの、なかなかそこまで手が回らなかった久生十蘭だが、昨年、建て替え直前の神保町は三省堂書店へ訪れたところ、複数の作家が「好きな作家」に名を挙げていたので…
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