【民主黨將議決解散】民主党解散 30年の歴史に幕

<民主党中央委員会の会見には内外のメディア約50社が集まった。日本のメディアはいたのだろうか? こういう現場に立ち会ってこそ、記者冥利というものだと思うんだが…>


民主党は中央委員会での議論を経て、2月20日、解散プロセスを開始すると発表し、遺憾の意を表した。党主席の羅健熙(ロー・キンヘイ)と中央委員会委員9人は、集まった報道陣に対し、今後の解散・清算手続きについてフォローアップするための小委員会(三人小組)を設置すると述べた。結党から30年、良きにつけ悪きにつけ、香港の民主活動をリードしてきた民主党は、その歴史に幕を引く。

会見に臨む民主党幹部 ©獨立媒體

羅健熙主席、莫建成(モク・キンシン)副主席、梁永權(リョン・ウィンキュン)秘書長からなる三人小組は今後、解散手続きを検討。解散へのスケジュール設定、公司條例や党規約の要件を明確化し、清算人の特定、党員総会の手続きを手配する。香港では政党、政治団体は会社として登記されているため、解散する際には公司條例に基づき、手続きを進める必要がある。羅健熙は、中央委員会が最終的に民主党の解散を承認した場合、21日前に党員に通知し、少なくとも50人が出席して投票のための党員総会を招集しなければならないと述べた。公司條例では、特別決議は少なくとも75%の投票で可決されなければならないとなっている。なお、解散の具体的な時期はまだわからないとも述べた。いずれにしろ、民主党は解散を前提に、動き始めたということだ。

解散への手続きを進めることになった「三人小組」。左から莫建成・副主席、梁永權・秘書長、羅健熙・主席

やはり小生にはどう見ても、くたびれ果てた20年後の周東佑京に見えてしまう(笑)。会ったことも話したこともないけど、羅健熙は実直な人間だと思う…。この優男に、結党30年、香港の民主派をリードしてきた政党の幕引きは、あまりにも大役だったのではないだろうか。なんかかわいそうになってきた…。一刻も早く、その重責から解放してあげたい気持ちである。

 

 


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