【第10回大阪アジアン映画祭-HONG KONG NIGHT-】

大阪アジアン映画祭、お待ちかねの”HONG KONG NIGHT”は、3月12日午後7時から、ほぼ満員の観客を動員してABCホールで豪華に開催。

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今回のゲストは、

『点対点』
監督:黃浩然(アモス・ウィー)
出演:邵音音(スーザン・ショウ)、張雪芹(キャンディ・チャン)
『セーラ』
監督:邱禮濤(ハーマン・ヤウ)
『全力スマッシュ』
監督:郭子健(デレク・クォク)
共同監督:黃智亨(ヘンリー・ウォン)

いやもう、邵音音の貫禄、存在感ときたら「さすが!」と唸るばかりで、舞台上のメンバーはもちろん、観客、会場スタッフ、関係者…。この場にいたすべての人たちを完全制圧してしまうのだから、出演映画数130本超のキャリア、実力は伊達じゃござんせん。そりゃもう、舞台袖にちらっと姿が見えただけで、客席から拍手喝采が湧きあがるんだから、もうねぇ。こんな超大物女優が大阪に来てくれて感謝感激、好多謝!!。しかし…。なんでまたこの人、大阪でここまで人気あるんやろかって疑問も無きにしも非ず…。ま、ええか。

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左から、黃智亨、郭子健、邱禮濤、黃浩然、張雪芹、そして我らが大姐・邵音音

大女優の風格を全身にまとったような邵音音だが、その実、非常にサービス精神旺盛でなおかつ無類のおしゃべりおばさんときたもんだから、6人の一言コメント&『點對點』関係3人の舞台挨拶という設定が、大幅に押してしまったのは言うまでもなく…(笑)。1970年代から今日至るまでの、香港映画の生き証人みたいな人だけに、もっともっとお話を聞かせてほしいのだが、時間に縛られたイベントではそうもうかず、それでも「HONG KONG NIGHT」は、ほとんど音音おばさんの一人舞台のような雰囲気に。さらには、この後上映の自身出演の『點對點』がいかに素晴らしい出来か、共演の張雪芹への期待などなど、きっちりアピールを欠かさなかったのは、さすがの気配り具合い。

izaDSC00175邵音音で思い出したのが…。2009年2月の「香港電影百年展」のオープニングセレモニー。たまたま通りかかった時代広場の下でやってたんだが、展示物を「ほ~、これはまたなんとも貴重なものが!」と眺めていたところ、いきなり「わ~」とか「ぎゃ~」とか歓声が起きて、何事かと声の方を見ると、邵音音、狄龍、劉家輝と豪華な3人がそろい踏み。男優二人は「香港映画をこれからもよろしく」と簡潔に挨拶したが、音音おばちゃんは、まあ語る、しゃべる、そして話すwww。

小生の中では、この時点で「大物だけどサービス精神旺盛で、とにかくよくしゃべる人」という邵音音のイメージが出来上がっていた。今回もまた、その通りで、これまた嬉しい限りであった。

さて、こうして「HONG KONG NIGHT」はお開きとなり、続いて『點對點』の上映へ。音音のアピール通り、イイ映画なのかどうか。じっくり鑑賞したい…。

なお、香港の『蘋果日報』もこの模様を13日付紙面で速報。

http://hk.apple.nextmedia.com/enews/realtime/20150313/53528199

(平成27年3月12日 ABCホール)


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